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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

動画と写真

作者: 行世長旅

あなたは、写真と動画のどちらが好みですか。


私はどちらとも言えません。

写真は一瞬、動画は継続的に、それぞれ光景を記録に収める。写真は残す点で言えば、動画の情報量には敵いません。


しかし、見る時には話が変わります。


動画は流れる絵を楽しみ、写真は切り取られた一瞬を楽しむ。


流れる絵には物語があり、一コマでは表すことの出来ない変化がある。


切り取られた絵は、一瞬では見逃してしまう情報をじっくりと見ることが出来る。

動画の一瞬は本当に一瞬だが、写真は一瞬が永遠だ。


それに加え、写真にはストーリー性が無いかと思われがちだがそうではない。


例えば、男女2人が手を繋ぐシーンを動画と写真で撮ったとしましょう。


それらを見た時、動画は始めから最後までの展開が分かります。


写真は、ただ手を繋いでいるワンシーン。……ですが、手は繋いだのか、それともこれから離すのか、等の想像が生まれます。


本来の物語ではあり得ない、別の面白い見方を見つけられるのです。


動画を一時停止すればいいという意見もありますが、それはもはや写真と同義だと思います。


どちらのほうが良い。と主張し合うよりも、お互いの利点を認め合うほうが有益だとは思いませんか?

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