第27話 勇者A編 有限会社 「冥府魔堂」!
勇者Aは魔物ゾルを追っている。
勇者A ちょっと・・早すぎるってアイツ・・
プル プルププ(案内になってね〜)
勇者A もう、あんなに遠くに・・
馬車は猛スピードを保ちながら、村の入り口を駆け抜けた。
村子供A ボールよこせよ!
村子供B ほらよ・・
村子供A わ・・わわ・・
勇者A うわ〜・・子供!止まらねぇ・・
プル プル〜(ひ〜)
その刹那、馬車の前方に黒い陰が突然現れる。
?? ふん!
何かバリアのようなものが馬車の勢いを吸収する。
馬車が止まった。
村子供A ひ〜〜・・助かった・・
村子供Aはおもらししている。
勇者A ふぇ〜〜危ない危ない・・
プル プルププ(危なかった・)
?? 勇者A殿、村ではもう少し減速してもらわないと・・
勇者A ん・・?
?? お迎えに上がりました。
勇者A お・・お前は・・シギトんとこの魔物の・・えっと・・
ソリア ソリアでございます。
勇者A そうそう、ソリア!
勇者Aは名前は覚えるのは苦手だ。
勇者A ソリア〜、あんたんとこのゾルがよ
勇者A 付いて来いっていうんだけど・
勇者A すげぇ速さで飛んで行くからさ・・
勇者A スピードついつい出しすぎちまったんだよ・・
ソリア く・・ゾルの奴・・
ソリア すみません、勇者A・・
ソリア あいつはちょっと・・うちの中じゃアレな奴でして・・
勇者A うん、確かにアレな奴だな。
プル プルププ(アレってなんだ・・)
村子供Bがやってきた。
村子供B おい、おっちゃん!
村子供B あぶねーじゃん!
勇者A ああ・・すまね・・・面目ない・・
プル プルプル(ごめんよ、チルドレン・)
村子供B 村子供Aが危うく死ぬとこだったじゃねーか!
勇者Aはポケットに手を入れた。
勇者A この飴玉やるから・・許してくれ・・
村子供B そんなんいらねーよ・・出すものだしな・・
勇者A ええ・・・
プル プルププ(こら、ガキ!調子にのんな)
ソリア ・・・・・
ソリア 済まなかったな子供達よ・・
村子供B !?
村子供B あ・・ソリア様・・
村子供B ソリア様、こいつら知り合いなんですか・・?
ソリア そうだ・・大事な客人だ。
村子供B ・・・・
村子供B 〜〜〜〜
村子供B 今日は勘弁してやるよ!じゃ・・ソリア様またね!
ソリア うむ、またな、気をつけて帰れ。
村子供B はーい!
村子供達は去っていった。
勇者A うう・・助かった・
プル プルププ(ふー・)
ソリア ま・・まぁ・・取り合えず事務所まで案内しましょう。
勇者A たのんます。
勇者A達は事務所に着いた。
ソリア ここが有限会社 「冥府魔堂」の事務所でございます。
事務所は二階建てで、入口に曇り硝子を使用した開閉式のドア
玄関の外側の部分は広く、おしゃれなタイルが地面に隙間なく並んでいる。
入り口の両脇には大理石の太い柱が、建物から突きでた屋根を支えている。
建物に使われている石材は高級そうである。
勇者A すげぇ・・なんて立派な事務所なんだ・・
ソリア すごいでしょ・
ソリア 前ここに店を構えてた主人が引っ越したんで
ソリア シギト様が即金で買い取ったんですよ。
プル プルププ(ここ・・俺入って良いのかな・・)
ソリア ええっと・・
ソリア プル君、君は魔物ルームが裏にあるので
ソリア パーティの間はそこで待っていてくれるかな。
ソリア 魔物は私とシルディ以外は参加できないんだよ。
プル プルププ(やっぱりね・・)
ソリア 勇者Aさん、パーティは地下1階のゲストルームで開かれます。
ソリア もう準備はできています。
ソリア さぁ行きましょう。
こちらへ誰かがやってくる。
熊五郎 お、勇者Aどの来ましたか
勇者A お、熊五郎!久しぶり!
勇者Aは気の合いそうな熊五郎の事は覚えていた。
熊五郎 俺はあんた来てくれて嬉しいよ!
勇者A おぉ・・ありがと!
また、誰かやってきた。
シルディ わわ・本当にきた〜!
シルディ シギトが言ってた事は本当だったのね。
シルディ 嬉しい!
シルディ 最近退屈だったのよね〜!
シルディ 勇者A、有限会社、冥府魔堂へようこそ!
シルディ 歓迎するわ!
勇者A ははは・・シルディよろしくな
シルディ あら、プルもきたのね!
プルププ プルププ(うん、飯目当てで・・)
プルププ プルププ(でも・・)
プルはしょげている。
シルディ ははーん!パーティに参加できないくちね!
シルディはプルに顔を近づけた。
シルディ 大丈夫・・私が目を盗んで、食べ物運んできてあげるから・・ボソボソ
プル プルプル(シルディ・・・ありがと!)
熊五郎 じゃあプル、お前は俺と来てくれ。
ソリア じゃ勇者A、パーティ会場へ行きましょう。
勇者A へい!




