ユニコーンの頼み事
カーテンの隙間から光が差して来ました。
ピピピピ…
携帯電話のアラームが鳴っています。
もえさんは起きてアラームを止めました。
いつもと同じ朝なのに、今日は体が軽く感じます。
もえさんは立ち上がり窓を開けます。
青い空、澄んだ空気、今まで不安に思っていたことが嘘のように無くなり、
もえさんは久し振りに空の青さを感じました。
「なんで今日は体か軽いのかな?」
そんなことを考えながら、振り返りベッドを見ると、
わにくんがこちらを見ています。
「昨日、私、わにくんと話した…まさかね。
おかしな夢だったな。でもとても心地の良い夢だったわ。」
もえさんはわにくんを抱いて、
「わにくんありがとう。」というと、
わにくんを優しくベッドに置いて、
朝ごはんを作りに行きました。
わにくんは久し振りにもえさんの笑顔を見ました、
嬉しくて一人でニヤニヤしていると、
「良かったわね。」と、
声が聞こえて来ました。
部屋のすみっこを見ると、虹色ユニコーンが虹色のシッポをフリフリしながら、
こちらを見ていました。
「どうしたの?」わにくんは驚いて聞きました。
「もえさん元気になって良かったわね。
心の中の黒い感情が無くなったから、
急に心も体も軽くなったのね。
それにしても、わにくんのチカラってすごいわね。」
ユニコーンはニコニコしながら言いました。
「ぼくのチカラ?」
「今回はわにくんにお願いがあってここに来たのよ。」
「え?ぼくにお願いってなに?」




