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乙女ゲーシリーズ

乙女ゲーの世界に転生したのに台無しじゃない!

作者: 平野とまる

 異世界転生だと思ったら乙女ゲーだった件。って、怒られた! の女の子転生者のお話です。

 少しでも楽しんで頂けたらと思います。

 ぶっちゃけると私は私が前世で大好きだった乙女ゲーの世界に転生した。

 所謂神様に出会ったんだけどなんと幸運な事か。実はサブカルチャーにどっぷり浸かってたので、最初は手違いとかミスなのか? って憤慨したのだけど全然そんな事はなくて、事故に巻き込まれてだったらしい。

 それなのに私の希望の世界に転生させあげると言う太っ腹な神様の中の神様みたいなお方だ。……あれ? 神様ってお方とか言っていいんだっけ? まぁいいや。

 とにかく、細かい事は脇に置いて。私は見事自分で望んだ乙女ゲームの世界に転生出来たのだ。


 当然前世の記憶は勿論生まれた時の記憶もある。赤ん坊の頃は黒歴史だから思い出さないけど。

 あ、でもママンのおっぱい美乳で形も良くて柔らかくて、うん、飲みごたえありましたぜぇい、えへへへへ。男どもとは方向性が違うのだけど、女だっておっぱい好きなんだぞ! だって、おっぱい飲んで大きくなるのだし。まぁ前世じゃぁ必ずしもそうじゃないのだろうけど。


 っと、いけない。話がそれちゃった。

 ともかく、念願の乙女ゲーの主人公になれた訳だ。もう前世の頃と違って美男美女で、将来私が美人になるのは約束されたものね! あ、でも前世のお父さんお母さんも大好きなんだけどね。ぶちゃいくだったけど。

 ただ、忘れちゃいけないのがこのゲームパーラメーターがあって、それを育てながら攻略すると言うタイプのゲームで、これを怠ると下手するとバッドエンドどころかデッドエンドまであるのだ。

 いやぁ、1はファンタジー恋愛シュミレーションって言う、これファンタジー要素あるの? って作品だったからすっかり忘れていたけど、2からは何故かRPG要素入ったんだよね。

 しかもそれがすんんんごく面白かったの! って、リアルになっちゃ怖いじゃない。何故あの時1の事しか思い出さなかったし。


 まぁ、人生悔やんでも仕方ない。前世では周りに流されやすい性格過ぎたから、あれよあれよとオタク娘街道まっしぐらだったもんね……いや、友人達は大好きだったから、しっかりしなかった私の自業自得だったんだけど。

 でも、だからこそ今生では精一杯頑張ろうと思うの!


 勿論、体が動くようになってからずっと実践してきたわ。

 なんだか両親の仲が途中で悪くなったりもしたのだけど、精一杯頑張って行動した結果またラブラブに戻ったしね。まぁ、そのぅ……お父様とお母様の数増えちゃったけど。

 うん、でもその事に後悔はないの。と言うか流石逆ハーエンドまであるゲームね。まさかどちらも重婚が認められているとは思わなかったわぁ。

 いや、そう言うゲームがリアルになったからそうなったのかな? 考えても仕方ないし。うん、結果好都合だから良いよね。


 とくれば当然目指すは逆ハーエンドでしょう!

 ……私だってモテたいのよ! 若い頃は口だけだったけど、アラサー……はっ、誰に言ってるんだろう、気が重くなるだけだしやめやめっ。

 とにかく、イケメン達を合法的にはべらかせれるのだし、それを目標に頑張ることにしたのだ。


 そうすると当然コミュニケーション能力が求められる訳で、引っ込み思案だなんだと言ってる場合じゃないと奮起することに。幸い相手も自分も幼児なんだしね。

 ……○○歳の幼女……いや、精神年齢が全てじゃないもんね。うんうん。


 他にも思いつく事は色々頑張ったわ。男爵家の娘ってのも運が良かったわね。家庭教師を雇って色々と習わせてもらえたし。

 えへへへ、優秀な生徒さんですねってずっと褒められたのよ。最初はともかくずっと褒められてたって事はおべっかを考えても努力を認められてたって事よね。

 それに、幅広く友人が出来たし、男の子との付き合い方もちゃんと学べたわ。


 そうそう、この世界流石マイナーな会社が出した乙女ゲーが元なだけあって、いろんな部分が前世の日本とそっくりなのよね。

 四季はあるし4月入学だし、桜すらあるんだから。

 小中高大と学校制度も完全に同じ。って事は、私が1のスタートに立つのは高校2年の頭からになるのだけど、どんな理由で転校したのかしら? うーん、思い出せないわ。


 ともかく、再び制服に身を包み……うん、流石ゲームの世界滅茶苦茶制服が可愛らしかったわぁ。 いやぁー、こりゃぁ制服目的で学校行かせる親も……ないな。だってベースは一応中世ヨーロッパだもんね。色々混じり合って不便な事この上ないわぁ。

 幸い、お風呂とかちゃんとあったのだけどね。確かサービスシーンがあったからだと思う。うん、イケメンの裸って良いよね!


 そんなこんな、努力の賜物で女子にやっかまれる事もなく男子には告白されるという、何それそんな女本当にいるの? って人生をお陰様で歩ませて頂いている。

 正直な話上手く行き過ぎて逆に不安に思いかねないほどだけど、その分の努力はしてるのだ。前世でモテてた事か人気者の子達も同じように努力してたのだろうなぁ。努力もせず影で悪口言っててごめんね。

 まぁ、多分一部の女子からは距離を置かれているし、多分本性見抜かれてるのでしょうけどね。さすが女子、下手すると他の子も気付いてるかもしれない。男子はやっぱり男子だから気付いてる奴いなさそうだけど。

 そんなんだから、告白してきてもありがとう、でもごめんなさいと言われるハメになるのよ。私だって悪い気はしないのだけど、やっぱり心動かされないとね。

 その点、やっぱりメインキャラクター達は思い出補正とかある分どんとこいですよ!

 いや、初対面で好きだとか言われても、きゃー素敵、抱いて! とかは流石に無理だけど。





 まぁ、そんな訳で王立学園に転校してすら美少女が転校して来たと噂になったみたいで、努力が認められて鼻高々ですよ。

 元が良いのが頑張ればこんなに良くなるのか、って鏡の前で前世の私を思い出して凹んだだけあるわ。

 それに、頑張りまくったから2で使える魔法の何個かは既に扱えるし。ふふふ、2の最初の時点では魔法は1つしか扱えなかったから生存率もアップしてるよね。

 後は、ちゃんとイケメン達と恋していくだけ。

 ああ、私の未来は希望に溢れているわ。リアルの世界だから全く自重せず俺TUEEEE状態も満喫させて貰いますからね! あ、でも血や戦闘を体験してダメそうなら回復魔法使えるし、回復は私に任せて! に専念するけどさ。




 と、物凄い意気込んでいたのに何故か全キャラクターが別の女の子とくっついてました……なんで?

 いや、ゲームの知識で皆と親しくなるのは簡単だったのに、なんか後1歩が足りないなぁと思って色々調べてみたらまさかの結果でビックリ。

 そう言えば、シリーズ通してセンターを張ってた王太子がそもそも嫌ってた筈の幼馴染とラブラブだった時に気付くべきだった!

 ポロリとこのゲーム唯一にして全プレイヤーを敵に回したと言われる見た目も醜悪性格も最低のキャラクターの名前を零してたんだっけ、きっとあいつが裏で色々してるのね。

 どのキャラクターも色々変化はあれど根本の設定や性格に変化はないたいだし、そいつが多分予想より遥かに表に出ず悪さをしているに違いない。

 これは先ず直接文句言わなきゃ。きっと皆も言うに言えないから味方になってくれるはず!


 ……そう息巻いて駆け出した私を誰か殴り倒してくれませんか? 今なら本人が許します。

 だって、まさか別の人が転生しているなんて思わないじゃない! しかもあんな、あああああああ。辛うじて彼自身に同じ転生仲間として親しくして貰っているから大事には至ってないけど、それでもイヤミとか彼の信者から言われているのよね。

 なによー、私の未来をメッチャクチャにした上で男女ともに好かれる人気者とか、絶対負けないんだからね!!

 いかがでしたでしょうか? 少しでも楽しんで頂けたのでしたら嬉しく思います。

 今回は前書きに書いたとおり異世界転生だと思ったら乙女ゲーだった件。って、怒られた!(http://ncode.syosetu.com/n4539bv/) の主人公に出会うまでのお話をざっくり書いた感じでございます。

 まぁ、予想を遥かに上回る程のptが入った為嬉しくて書いた訳です。

 本当にありがとうございました。


 またこの作品の反響等を見つつ、また別の人視点から書いてみたり、今度はもう少し掘り下げて書いてみたり等してみようかなと思っております。

 リクエスト等ありましたらお気軽に言って頂けると嬉しく思います。

 他に連作を抱えておりますので、確実に書けると断言は出来ませんが、出来ればこのシリーズも続けていければなぁと思っていますので。


 ではでは、またまた後書きが長くなってしまいましたが最後までご閲覧頂き、誠にありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] あれ?何で感想書かれてないの? おかしいなぁ。でも続き読みたいです いつでもいいのでのんびりと、待ってます。
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