ずっと貴方が支えでした
私はリファ・リーゼ
小学4年生
隠す必要もないので
はっきり言う
私は
精神障害者
不登校
誰にも理解されず
誰もわかってくれない
誰も私の苦しみに寄り添ってくれない
リファ「・・・
・・・生きてる意味
・・・ある?
この苦しみから逃げたくて
私はMMO
紡ぐノートを始めた
別に
ゲームでなくてもいい
苦しさを誤魔化せるなら
でも
この歩けない身体で
家でできることとなると
ゲームが都合が良かった
苦しさを
楽しみで誤魔化す
そんなことしてたら
一日13時間プレイしていた
こんなの
学校も通わないで
遊んでいる
やばいやつじゃん
理解してくれる人はいない
だから私は そう思われている
ただ
苦しさを誤魔化すためなのに
それができれば良かったのに
小学生だから
この理由だけで
他プレイヤーに煙たがれる
リファ「・・・
・・・私に
・・・居場所なんて
・・・なかった
リファ「・・・世界なんて
・・・終わってしまえ
リファ「・・・誰か
・・・楽に死ねる方法
・・・知りませんか?
そんな時
出逢ったのが
ジェシー・ファイ
この人は
小学生の私とも遊んでくる
小学生と知っても遊んでくれる
いつしか
・・・この人が居ないと
・・・ダメになってた
・・・この人が
・・・生きる理由に
・・・なっていた
あまりにも
ジェシーと遊ぶのが楽しくて
インしてはすぐに話しかけて
私の好きな遊びに
連れ回した
たぶん
女の人だと思う
だって
優しいし
この人が居るから
・・・生きていける
現実はクソみたいな世界だ
身体も壊れてて苦しみしか伝えない
でも
ゲームの中でなら
ジェシーと遊ぶことで
苦しさを忘れられた
いつしか
精神障害が寛解していた
中学生になり
学校にも通えるようになった
イン時間は激減したけど
学校が終わって帰ったら
ジェシーと遊ぶ
リファ「・・・
・・・この人が
・・・居ればいい
リファ「・・・この人が
・・・居るだけで
・・・満たされる
リファ「・・・
・・・会ってみたいな
リファ「・・・
・・・リアルで
中学3年生
要は受験生
紡ぐノートの
イン時間は
さらに激減した
ジェシーに会えない
リファ「・・・
・・・会いたい
リファ「・・・いいでしょ?
・・・少しくらい
受験が終わって
高校生
ジェシーが
男性だと知った
リファ「・・・
・・・女の子だと
・・・思ってた
リファ「・・・だって
・・・優しいもん
どうすればいい?
意識しちゃうと
変によそよそしくなって
変に避けてしまう
・・・あれ?
・・・私は
・・・どうしちゃったの?
・・・本当に
・・・どうしちゃったの?
嫌われてないかな?
イヤに思われてないかな?
だって
避けてる訳ではないけど
逃げてしまう
・・・おかしい
リファ「・・・私が
・・・私じゃ
・・・ないみたい
・・・この想い
・・・どうすればいい?
私の誕生日
18歳になってしまった
紡ぐノートの
通知音が鳴って
スマホを見る
リファ「・・・
18歳の誕生日おめでとう
成人だね 大人だね
もう悪いことできないぞ?
18歳だけど
まだリファは
可愛い物は好きかな?
君が受験生で
なかなか会えないから
今の君の好みは
わからないけど
もし君が
小学生の
出会った時のように
可愛い物が好きと思って
これを贈ります
誕生日おめでとう
リファ
ジェシーより
リファ「・・・
そのプレゼントには
綺麗で純白で
そんな色の一輪の花が
その花は
紡ぐノートで
リファ「・・・
清楚で可憐で純粋
その意味が
込められていた
リファ「・・・」
リファ「・・・これ
・・・手作りだ
リファ「・・・大変
・・・だっただろうな」
リファ「・・・でも
可愛い物w?
リファ「一人前のレディに
贈る物なんじゃないのw?
リファ「・・・
・・・会いたい
リファ「・・・リアルで
・・・会いたい
リファ「・・・貴方は
どんな顔?
どんな声?
どんな名前?
リファ「・・・私を
・・・どう
・・・想ってる?
リファ「・・・
感情に任せて
行動した
リファ「・・・会いたい」
ジェシーにチャットした
リファ「ジェシー!!
リアルで会いたい!!
私は今日
ジェシーと
リアルで会う
初めまして?
いや
ゲームで
7年の
付き合いだよ?
何を話せばいい?
・・・おかしい
ゲームでは
あんなにスラスラ
言葉が出てくるのに
リファ「・・・緊張する」
心臓って
こんなに
うるさかったっけ?
なに?
この
今にも
逃げ出したくなる
衝動は?
リファ「・・・
・・・勇気を出せ?
リファ「・・・世界を
・・・変えろ
待ち合わせの喫茶店
そこには
ジェシーらしき人が居た
私に近寄って来る
リファ「・・・
・・・ずっと貴方が
・・・支えでした
リファ「・・・たぶん
・・・私が
・・・生きてるのが
・・・貴方の
・・・おかげって
・・・くらいに
リファ「・・・」
リファ「・・・・・・」
リファ「・・・・・・・・・」
ジェシー「・・・」
リファ「・・・え?」
ジェシーは
紡ぐノートで
プレゼントしてくれた
それに似た一論の花を
私に差し出してくれた
リファ「・・・あの?」
ジェシー「・・・
ありがとう
リファ「・・・え?」
ジェシー「・・・僕も君が
・・・ずっと
・・・君が
・・・支えでした




