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2年微能力組!~微妙な能力で下克上!~  作者: 阿弥陀乃トンマージ
第一章

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第13話  次の一手

                  13


 学園のとある場所にて、二人の人物が話している。


「既にご存知だとは思いますが、先日のドッジボールは無様に負けました……」


「所詮は余興とはいえ、これは織田桐クラス長とその一派の責任問題に発展するかもね~」


「……そろそろ我々も動きますか?」


「いや、まだ早いかな。もうしばらく様子を見てみよう……」


「かしこまりました。それではB組の方はいかがいたしましょうか?」


「う~ん、本格的に目ざわりになってくるようなら、それ相応の対応を考えんといかんね~」


 二人の視線がB組の校舎へと向けられる。


「勝ったな! 俺たちB組が!」


「ああ、兄貴! 俺たちB組の勝利だ!」


「いやいや、兄さんたちはほとんどなにもしてなかったでしょう……」


 興奮冷めやらぬ蒼太と紅二を、みどりが冷ややかな目で見つめる。


「しかし、織田桐天武が言っていたようにあくまでもレクリエーションですけどね……」


「本郷、つまらねえことを言うな。何にせよ、『B組がC組に勝った』、この事実が大事だ」


「ふむ、扇原さん、たまにはまともなこともおっしゃるのですね……」


「たまにはってなんだ! たまにはってよ! アタシはいつもまともだ!」


 微笑みを浮かべる青龍に対し、白虎が不満そうに噛みつく。


「しかし、C組はやはり恐ろしい相手だったということを再認識したよ」


「衝撃波にサイコメトリ―、瞬間移動にステルス能力だしね~なんでもあり過ぎだよ……」


「それでも勝った……勝ちに不思議な勝ちありとはよく言ったものだ」


「まったくもって本当にその通りだよね~」


 朱雀の言葉に玄武がうんうんと頷く。


「で、でも、ほ、本当によく勝てましたよね……日光さん」


「聡乃、貴様をはじめ、メンバー全員が工夫を凝らした結果、掴み取った勝利だ」


「く、工夫……確かにそれはそうかもしれません……」


「どんな微妙な能力も使いようだからな」


「アンタのいつも言っていること、あながち間違いではなかったわね」


「照美、俺はいつも正しいことしか言わんぞ……」


「はいはい、今回はそういうことにしておきましょう」


「花火、貴様の調査も役に立った、あらためて礼を言う……」


「これくらいは当然のこと。礼を言われるまでもありません……日光殿、次の手は?」


「次の手だと?」


「4月が終わっただけだからね、学園生活、まだまだ長いし、イベント多いわよ~?」


「照美……ふっ、『微妙な能力で下克上!』、その基本方針は揺るがん! この勢いで行く!」


                   ~完~

お読み頂いてありがとうございます。

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