3/5
シーズン3
おっさん視点
「なんか浮いてる・・・」
おっさんは気球のような透明なカプセルの中にいた。
周囲にもおっさんと同じようにカプセルの中に入ったままおっさんと同じ移動速度で移動している。
「これ高くない?」
「大丈夫!大丈夫!』
イケメンは適当に安心感を与えてこようとするが内心すごく不安である。
「もう少ししたら島が見えてくる。島の上空を通過中に神々の声が聞こえるから、
聞こえたら『降りろ』と念じてみてくれ」とイケメンは言うが本当にそんな胡散臭い神の声とやらを信じていいものか?
「いっそ自分の好きなタイミングで念じてみるか!」
社会不適合者の俺は好きにすることに決めた。
「よし!いまだ『降りろ!』」
俺のカプセルは弾け、急降下が始まった。
おっさんの戦いが始まる。