シーズン1
「お前との取引はもうしない!!2度と来るな!!」これで何回目の取引停止通知だろうか・・・
日本で生きていくのは簡単じゃない、職人たちは自分の都合ばかりでこちらの都合は聞いてくれない。
顧客は商品の値段が安くないと買わない、それ以外にも煩わしい申請や資金繰りがこの国には腐る程ある。
「もういっそ終わってしまえ!」ビール片手に男は生きることを諦めた。
その瞬間、眩い閃光と共に男は意識を失った。
目覚めたのは暗闇の中。
身動きが取れず周りには一切の光がなく何も見えない。
「てか俺って誰?」
その瞬間強烈な光が差し込んだ・・・
訳のわからない光景が目の前に広がっている。
俺以外に30人程の男女が一列に並んでいる。
よく見ると中には全く同じ容姿の人間が数名いて、同じ容姿でも服装の豪華なものと地味なものや
中には着ぐるみをかぶっている人もいた。
「おっちゃん新入り?」
右隣にいたイケメンな男が急に話しかけてきた。
「よくわからんけど、新入りみたいだな」
「これはどういう状況なんだ?」
「今から俺たち戦うんだよ!」
「戦うって誰と?」
「ここにいる全員さ!3人1組のチームで最後のまで生き残った奴が勝者だよ」
「何だよそれ」
すると突然
「キャラピックが始まります」
と無機質なアナウンスが聞こえてきた。
その時
「ピックレジェンド!」
「No.30!]
「オールドサンがピックされました」とアナウンスが流れた。
俺の足元が光だして衣装が軍服のようなものになった。
「俺ってオールドサンって名前なの?ださくね?てか略しておっさんじゃん」
すると隣のイケメンが「おっさん新キャラだからやっぱピックされるかw」と小さな声で呟いたのが聞こえた。
その瞬間そのイケメンもの足元も俺と同じように光だした。
「ピックレジェンド!」
「No.15 Go menがピックされました。」
「まじかよ・・おっさんと同じチームかよ・・・」
「おまwそんな名前なのかよw」
「うるせーよ!おっさんだって厨二っぽい名前だろ!」
「3人1組となるとあと一人か」
すると別の場所で女が光っているのが見えた。
女はメンヘラっぽい容姿の女だった。
「ピックレジェンド」
「No.12ヘル・オブ・メンタルがピックされました。」
すると一瞬にして景色が変わった。