第四十一話 自爆魔法
なんか同じことの繰り返しになってつまらなくなりそうですね...
どうしましょうか。
最近何も思い浮かばないんですよね...
2/27 サブタイトルを修正しました。
本日最後に倒す魔族は平原にいるようだ。
一度行ったことがあるので近くに転移したのだが...
「魔物がいないですね」
「おかしいな、探知には魔物の反応もあるんだけどな」
そう、魔物が一体も見えないのである。
どこにいるんだろうな、と思いながらうろうろしていると...
「SYAAAAAAAA!」
地面から蛇のような魔物が出てきた。
鑑定によるとソイルスネークと言うらしい。
土蛇。
割とそのままの名前だな。
「なるほど、地中にいたのか。じゃあとりあえず全部あぶりだすか」
そう言って、俺は地中に向けて火属性を発動する。
これによって地面を熱されたため、地中から大量のソイルスネークが出てきた。
「よし、これで大丈夫だな。じゃあ俺は魔族を潰してくる」
そう言って魔族のほうに行く...のだが、魔族が見当たらない。
また地中か。
そう思ったので、地面にさっきより数段強い火属性魔法を撃つ。
「へー、見つけれるんだ。人間のくせにやるじゃん」
当たりみたいだな。
無事魔族が出てきた。
これはまた魔術師タイプだな。
「お褒めに預かり光栄だな。そんで降参する気があるなら受け付けるがどうする?」
一応聞いておく。
「降参?するわけないじゃん。見つけられた程度で思い上がらないでくれない?」
「まあ、降参する気がないなら殺すだけだからな。いくぞ」
そう言って魔法を撃つ。
短期決戦でいいな。
どんどん魔法を撃っていく。
相手も魔法を撃ってきているが、魔力も魔法を撃つ速さもこちらのほうが上なので、次第に魔族にダメージが溜まっていく。
回復魔法を使って回復するが、その時間で打ち込んだ魔法が回復力を上回る。
「あーあ、人間の皮を被った化け物に遭遇しちゃったみたいだね。まあ、せめて相打ちくらいにはもってこうかな」
そう言って魔族はある魔法を詠唱する。
その魔法は、自爆魔法。
自滅を条件にとんでもない攻撃力を出すことができる魔法だ。
今の俺にこれを防げる魔法は...あるんだよな。
絶対防壁。
使用すると、どんな攻撃でも一度だけ必ず防ぐ防壁を生み出すことができる。
世界を滅ぼせる力を収縮した魔法でも防ぐことができるが、連続で攻撃する物は初撃しか防げない。
また、単発でもその攻撃が出る前に小石が飛んできたりでもしたらそれを防いで役目を終えてしまうので、使うタイミングが非常に重要な魔法である。
俺は自爆魔法の発動ギリギリまで待ち、指揮権を奪ってから自爆魔法が発動する0.1秒ほど前に魔法を使用する。
ミシッという音がして、防壁が割れるが爆風は俺には届かない。
周りにも影響を及ぼさないようにしてあるため、全く荒れていない。
指揮権も奪えたので、何の問題もないな。
ソイルスネークを指揮して、リリー達の訓練になるように動かす。
魔物をたくさん倒してレベルが上がったのか、さっきより強いな。
ってか、自爆魔法か。
見てみたところ、かなり威力もある。
対策を持ってない人がこの魔族に挑んでいたら、仮に追い詰めることができたとしても道連れされていただろう。
早めに倒しておいてよかったな。
そんなことを考えていると、ソイルスネークが全滅した。
今度からはもうちょっと強くなるように指揮しよう。
「終わりました」
「よし、じゃあ帰るぞ」
そう言って範囲化転移を発動した。
その日はその後夕食を食べたりして、寝た。
次の日。
学校再開まで今日と明日だけだから準備しておいて、と言われたこと以外は、普通の日。
「今日は何する?」
ミリアが訊いて来る。
「今日も魔族倒しに行くか、それか自由行動か、あとは魔族の居城に凸るか」
「最後の択は冗談...ですか?冗談ですよね?」
あれ、割とガチだったんだけどな。
早く魔王とお話とかお話(物理)とかしたいんだけどな。
まあ、魔王がどんな奴かも知らないからな。
滅国龍とかクトゥルフクラスだったら割ときつい。
それより強いとなるとさすがに勝てない。
ただ、それだったら過去に現れた魔王は倒されてないか、滅国龍の討伐例が出てるだろう。
ただ、魔王の個体差があるとするとありえなくはない。
「じゃあ魔族か自由かそのほかなにかか、だな」
「特にやることがないですし魔族でいいと思います」
うーん、まあそうだよな。
「じゃあそれでいいか。でもなんか作業っぽくて面白くないんだよな」
「魔族討伐に面白さを求めるんですか...」
どうせやるなら面白いほうが良いと思うんだけどな。
うーん、なんかないかな...
「まあ、とりあえず魔族倒しに行くか。なんか面白いことがあったらいいなと思いつつ」




