第二十一話 午後の授業、ギルド
めっちゃ急いで書きました。
合作の更新が回ってきたので次回はまた遅くなるかもです...申し訳ない...
2020/1/2
少し修正しました。
ただそんなに重要じゃない細かいところです。
「地理の授業、始めますよ。全員そろってますね」
昼休みが終わって、午後の授業に入った。
昼食は食堂(寮の物とは別)で適当に食った。
「私は地理を担当させていただくコルネリアです。よろしくお願いしますね」
地理の先生は優しい感じの先生だった。
これ、食後だと寝るやつ出そうな奴だな。
このクラスは最上位のクラスだからさすがにいないと思うけど。
「では始めますね。あ、その前に地理にかかわる新しい情報があったので伝えますね。まずこの世界は7つの大陸からできているって言うのはみんな知ってますよね」
クラスのみんなが頷く。
「その中の中央大陸に住んでいる魔族に王が誕生しました。これによって魔族や魔物の活動が活発化し、また魔族による侵攻が始まるでしょう」
なんと魔王誕生。
マジか、これは何か起こる予感。
ちなみに魔族について解説しておくと、魔族は人間と同等の知能を持った魔物で、見た目は人間に角と羽が生えた感じだ。
見た目的には龍人族に近いが、龍人族の羽は蝙蝠のような皮膚の羽なのに対し魔族はカラスのような羽である。
お互いに混同されることを非常に嫌っているため勘違いやネタにした瞬間敵対する。
まあ魔族はもともと人間や亜人と敵対しているのであまり関係ないが。
「はい、情報は終わりです。今度こそ授業始めます。今日からしばらくの間はいま私たちが住んでいる人族の大陸についてやっていきます。世界全体の授業はもうしばらく後になります」
まあ地球で言うところの日本国内の地理と世界全体の地理だろう。
今からは日本国内に当たる部分だ。
とは言っても大陸単位なので規模は若干大きいが。
「ではまず国の情報から。私たちが今住んでいるラルズール王国の周りには3つの国があります。一つ目はマキリスケ共和国。王国とは同盟国です。二つ目はラズーレ帝国。周囲の国を侵略している軍事大国で、王国ともいつ戦争が始まってもおかしくない状況です。三つ目は聖タマヌエル教国。神であるタマヌエルを信仰しているタマヌエル教の国です。この大陸で、いえ恐らくこの世界で唯一「勇者召喚」という特殊な召喚魔法を使う事ができます。魔王が誕生したので間もなく召喚が行われるでしょう。隣接している国は以上です。これからさらに詳しく教えていきます」
勇者召喚があるのか。
もしかしたら知り合いが前世の知り合いが召喚されたりしてね。
いや、それはないな。
地球から召喚されると決まってる訳ではないし、地球からだとしても地球には70億以上の人間が居るわけだからその中からピンポイントで知り合いが召喚される確率は相当低いだろう。
あとは帝国と戦争危機か。
これも気を付けておこう。
「じゃあ今日は教国についてやっていきましょう。教国は教皇、聖女の二人をトップとして政治をしていますが教国内には教皇派、聖女派に完全に別れており、今にも内紛が起こりそうな状況です。また、タマヌエル教の教えがそのまま法律となっています。文化についてはタマヌエル教に関する物と異世界の勇者が発案した独特の文化があります。代表的な物は「まよねーず」「きもの」などです」
勇者完全に日本人ですね。
だとすると俺の前世の知識チートは役に立たないかな?
リリー達に作ってる飯も既に教国では出回ってたりして。
地理の授業はこんな感じで進んでいった。
教国、面白そうだな。
長期休暇が来たら行ってみよう。
今日の授業はこれで終わりらしい。
3教科しかやっていないが時間的には1教科2時間なので地球の小中高等学校の6時間授業とほとんど変わらない。
内容についても戦闘は置いといて魔法と地理は普通に有意義だったと思う。
まあ魔法は授業内容以外のを見てたってのがあるが。
あとは学校の掲示板のようなもので知ったのだがこの学校の近くには地下ダンジョンがあるらしい。
後で先生に攻略の許可をもらいに行こう。
それで午後の空いた時間何するかだが、リリー達と3人でギルドの依頼を受けることにした。
そうと決まったら出発だー。
十数分後。
俺達はギルドに入ったのだが...
「ここはお前たちみたいなガキが来るところじゃねえ。大人しく帰ってろ」
前、登録するときはなかったテンプレイベントだ。
「人を見た目と年齢だけで決めつるな。それに冒険者に年齢制限は無いだろ」
あ、ちょっと煽り返しっぽくなっちゃったかな?
「んだと?冒険者志望のガキが、現実を見せてやる」
そう言うとこぶしを握り締め、殴りかかってきた。
ってか冒険者志望じゃなくてすでに冒険者なんだよなー。
「いや、もう登録済みだ」
単純なパンチをスッとよけながらそう言う。
『スキル創造、手加減S』
殺すのはさすがにヤバいので手加減のスキルを創る。
「ッチ、避けてんじゃねえよ!」
避けちゃいけねえのかよ。
だったらお望み通り攻撃を入れてやるか。
手加減を発動し、速さは全力で気絶だけするように調節する。
バタッ
倒れた。
こういう絡んでくるやつは弱いって決まってるんだよな。
「よし、依頼見よ依頼」
「え?う、うん...」
「そ、そうですね...」
というわけで依頼を見る。
依頼が結構少ないな。
特に低ランクの魔物討伐依頼がない。
『騎士団の訓練やレベル上げに低~中ランクの魔物が倒されているためと思われます』
わりと久しぶりの登場?のナビゲーション。
なるほど、騎士団か。
そんなものもあるんだな。
そんな中、残っている面白そうな依頼を見つけた。
炎蛇龍の討伐
ランク:A
報酬:白金貨1枚と大金貨2枚
「よし、これにするか」
そう言って掲示板の紙に手をかけ、引きはがそうとする。
「え?ちょっと待って?それ私たちには無理だよ!?」
「パーティー登録すればいいだろ。一番上の人のランクとその一個上までは受けられるし」
ちなみにこの情報はナビゲーションに教えてもらった。
「そうじゃなくて実力的に無理ですよ!さすがにAランクの依頼は無理です!」
「大丈夫だ、俺が最大限サポートする」
「じゃあ大丈夫ね」
「そうですね」
おいちょっと待て。
なんでそんな簡単に納得するんだ?
「ハヤテなら腕とか切れても治してくれそうだからね」
「蘇生もできるんじゃないですかね?」
蘇生って...
『魔法創造を使えばできます』
あ、できるんだ。
なら大丈夫だね。
「よし、じゃあこれに決定。俺達3人のパーティー登録とこの依頼の受注を頼む」
剥がした依頼の紙とギルドカードを受付嬢に出しながら言う。
「え、Cランクが二人?ってSランク!?は、はい、分かりました!パーティー申請と炎蛇龍の討伐の受注ですね!急いで処理します!」
めっちゃ驚かれた。
まあこの年齢でSランクなんて多分初だろうから驚かれるのも当然か。
ってかなんか恐れが混じってる気がするが気のせいだろうか。
「はい、処理終わりました!頑張ってください!」
こんな感じで炎蛇龍の討伐の依頼を受けた。




