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「あれ、エリオットは?」



「風移動がまだ使えないから修行したいんだと。だからしばらく俺な」



「…お手数おかけします…」



「むしろ1週間であそこまで出来るのは凄いですよ」



…なんか、エリオット、凄い人なのでは…?







「この地に根付く悪しき魂よ!女王のゆりかごで安らかに眠りなさい!」



コアから浄化された魔物は溶けるように消え、マーブル模様の欠片となった。

これは…金運アップ効果があるタイガーアイかな!?



「随分耐性が出来たな。前は一体でふらついてたのに」



「はい。前よりはだいぶ楽です」



「この地が浄化されつつあるからですね。濃度が薄くなってきたと思います」



なるほど、瘴気の発生源が少なくなってきたから量も質も落ちてきたって感じか。

なんか、この調子ならもう一体行けそう。



「燭台に火を灯したら、もう1箇所行ってみますか?」



「そうですね、早く終わらせたいですし」



スーリヤに習ったとおり力を撃ち込み、この地区の燭台に炎を灯した。







「そういえば、エリュシオンって生物がいないんですか?」



「…そうですね…見たことないです」



「うーん、そっか…」



「なんだ、気になるのか?」



「はい。こんだけ自然豊かで食料も多いですよね?水も湖がありますし…なのになにもいないのが不思議で」



「確かに、魔物の事を除けば14番目の準星よりいい環境だよなぁ」



「ここは、とある神のお墓だそうですよ」



「お、墓…?」



は、初めて聞いたぞそれ。

日本だと神社みたいな?あ、だから神殿なのかな?



「私もそこまで詳しい訳ではありませんが…この宇宙を作った神の王が眠っていると」



「この星に、か…なら何故こんなに魔物が発生するんだ?」



「それはわかりません。その神に関しての資料もほとんど残っていなくて、あの大神殿の石碑を読み解いてようやくわかったことなのです」



もしかしたら、女王がなにか知ってるかもしれませんね。

聖殿には今は失われし文献も残っていると聞きますし。



話しながら鞭で魔物を捕らえるニコラス、凄いな…。


早く、と顎で促されたのでコアに打ち込んだ。






「さすがに2回灯すのは無理だったか」



「魔物は倒しても、しばらくしたら新しく湧きますからね。今まで通りひとつずつが良いでしょう」



な、なさけな…。

2回目に撃ち込むも、力が足りなかったのか一瞬揺らいだ炎は、吹いた風にかき消された。

そこで力が尽きてしまい、おふたりに運んできて貰ってしまった…。




「ま、明日は無理だろ。しっかり養生しろよ」



「また様子見に来ますね」



「ありがとうございます〜…」



意識を保っていられなくなって、私は緩やかに暗闇へと沈みこんだ。












『幻のプロトタイプ!エリペルメインとなるアスカの真珠、ゲットーーー!!!!』



「アスカの真珠…?」





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