閑話:四聖剣談義
累計20000PV、5000ユニークありがとうございます!
※特性上ほぼ会話文
「戻りました〜っと、…うぉっ!?スーリヤさん!?」
「あぁ、フェリオ…」
「覇気がない…一体どうしたんすか」
「おれ、きらわれた…」
「は?誰に」
「ペルラだよ、ペルラ!!」
「おや、スーリヤくんはペルラさん推しだったのですか」
「むしろあんだけ露骨にハート出してて気付かなかったんすかニコさん」
「私、そういうの疎くて…申し訳ないです」
「いや、まぁ、うん、いいと思いますよ、個性として…」
「だって!かわいい!お菓子作れる!!優しい!!!俺の寝起き見ても引かない!!!!」
「えっ、あれ見られたんですか?いつ?」
「ニコさんがちょうどアスカ嬢迎えに行ってた時ですよ」
「まだ起きていないと思ったら…」
「なのにさぁ〜、昨日せっかく誘ってくれたのにさ〜、先約があってさ〜」
「あぁ、だから俺んとこ来たのか」
「「あっ、そうですか」って!!あっさり!!もう俺の事興味なくしたよ!!」
「そもそもペルラは別にスーリヤさんのこと好きではないと思いますが」
「ぐっ…!!」
「とんでもねぇ攻撃食らわせたなぁリュカ」
「見ればわかるでしょう、彼女はエリオット一筋ですよ」
「そうだけど、そうだけどぉ!!俺一応四聖剣!!なんか望み持ってもいいだろー!?」
「むしろもし両想いになったらどうするんだ?彼女が女王なら恋愛なんてできないし、なれなければ聖殿は立ち入り禁止だし」
「なにも考えてないですよ、そこがスーリヤくんのいいところですから」
「ニコさんそれ褒めてる?乏してる?」
「いーんだよそんなこと!女王になったらそれを支えて、ならなかったら俺も辞める!」
「そんなに簡単に辞められるんですか?」
「力尽きればって感じですが…どうでしょうか」
「しっかし…エリオットは何者なんだ?全部持ってるんだろ」
「しかもまだ14歳なんでしょう?テスト生もすっ飛ばしたと聞きました」
「どれだけ優秀なんだよ…あっという間に四聖剣まで来たりしてな…」
「出生もわかっていません。彼、ペルラに出会う前の記憶を失っているみたいで」
「両親を殺され、人身売買を行ってた輩のところで奴隷として扱われていたそうだ」
「うわっ、ジュリオさん!」
「珍しいじゃないですか、ジュリオがここに来るなんて」
「たまには良いだろう、ニコ」
「てかその話、本当なんですか?」
「あぁ、8年前に女王が聞いていてな。ペルラの浄化を補助したんだ、能力があるに違いないと言っていた」
「蓋を開けたらとんでもない才能でしたけどね。苦労しましたよ、育てるの」
「あの才能を放っておくわけにはいかなかったからな。リュカが指導役を買って出てくれて助かった」
「暴走するよりマシですから」
「え?ってことは、その非道からエリオットを助け出して以来一緒ってこと?」
「あぁ、だからなんか依存してるみたいなのか」
「依存…確かにそんな感じですね、彼に関しては」
「命の恩人で唯一の家族。盗られたら面白くないですよねぇ」
「なにそわそわしてんすか、スーリヤさん」
「いや、そろそろペルラ来ないかなーって…」
「あぁ、明日の?俺ですけど」
「はぁー!?なんで!?」
「エリオットの指導頼まれたんですよ。風の力を使えるようにって」
「そ、そんなぁ…」
「フェリオさん、能力に関しては誰よりも優秀ですからね」
「風移動は使えて損はありませんし、良いと思いますよ。でも私もそろそろペルラさんを見てみたいですね」
「効率重視なところがあるから無理じゃないか…?」
簡単な紹介
団長
ジュリオ
28歳くらい。四聖剣時代は風だったが、団長就任時に前任から授かって以来天地を司る。
全てが女王第1の女王至上主義者。
ペルラのことは娘のように思っている。
名前は某狂犬から。推しだったんや…。
四聖剣
炎
スーリヤ
29歳くらい。
考えるな、感じろ!のタイプ。冒険物の主人公になるような性格。炎の扱いがめちゃくちゃ上手い。一応優秀なはず…。
普通にしてればモテるのに、寝起きが最悪すぎてそれが原因でよく振られてた。
名前はサンスクリット語から。炎や火を司る神様だったはず…。
水
ニコラス
28歳くらい。ジュリオと同期で同い年。よきライバル関係だった。
彼も比較的女王第1だが、ジュリオほどでは無い。
攻撃より回復のが得意だが、発揮される日は来るのだろうか…。
名前は某野球選手から。1番最後に決めたので音が被らないのを探していた。
風
フェリオ
35歳くらい。能力に関しては歴代最高。だが、本人のやる気があまりにもなく、聖騎士団に入ったのも20過ぎてから。
過去に隊長時代のスーリヤに助けられたことがあり、憧れている。…いたんだがなぁ。
名前は某魔法騎士から。似合わないけどな!
緑
リュカ
24歳くらい。
ペルラとは1番長く深く関わっている。本来四聖剣に興味はなかったが、ペルラと仲良くなったことにより、彼女を支えられるならと昇格した。
名前は某筝漫画のライバルキャラから。たまたま読んでたんだ…。