近況報告102
最近あつーてお茶が進む進む。 キバごんです。
初手土下座です。 いつまでもいつまでも小説改稿できていなくてすみません。 ほんとうに申し訳ありません。 いろんなことが積み重なってまだできていないのです......。
でも、もう文章は出来上がっているのです。 あとは挿絵だけなのです。 こんだけ挿絵1つにかかるのならなしでもええやんけとも思うのですが、なんだか僕には除去できないこだわりがあるようでして......。
一度描きたい、と思ったら描かんと気が済まないそうなんですわ。
しかし、今週の水曜日には改稿します。 こんどこそは、です。 米粒ひとつ分くらいの信頼をください。
今回は、あれです、いくらなんでも遅すぎるので、小説ちょい見せします。
何週も変な話に付き合わせるのは違う思うので、はい。 お願いしまーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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「ほれ、朝飯」
朝日がのぼってちょっとしたあと、起床した勝の前に大きな青い器が置かれた。
空をぼうっとあおいでいた勝は、持ってきてくれたサタンの顔を見て驚いた。 いつもならば姫や団長が持ってきてくれるごはんを、いままで数えるくらいしかなかったサタンがこうして運んできて、思わず声をあげてしまった。
するとサタンは眉をひそませて面倒臭そうにした。
「んだよ。 さっさと食えよ。 持ち帰ってこいっても言われてんだから」
勝は食べようとさげた首をもたげ、サタンを見た。
「どなたに?」
「エレイナだよエレイナ」
勝は「あぁ……」と納得して、肉と魚と野菜が練りこまれた、ミニハンバーグのような朝ごはんをもしゃもしゃと食べ始めた。
サタンは空をいくつも流れる、ひらべったい雲を見あげていた。
不幸は立て続けに起こる。 ついてない、と思った日には、朝から夜までとことんついていなくなる。
一時期、ルシファーたちと流行っていた、トランプでの賭け事を思い出した。
朝から何戦かして、ほとんど自分がビリで終わったとき、夜まで足の指をテーブルの柱にぶつけるやら、食べ物に当たるやら、さんざんな目にあった日を覚えている。
それが、疲れている日に起こったならば、どうだ。
いまのアリフトシジルはまさにそんな体調なのではないだろうか。
サタンは眉を強くひそめた。
「私は、あなたがお捨てになる未来が見えないのです」
勝の声に、サタンは目を大きくさせた。
「私は話でしか聞いていないのですが、ご自身の目で見てどうでしたか。 その女の子は」
サタンは目を閉じて、遠くから見たエリメを浮かばせた。
「ただの薄汚いこどもだった」
サタンは腕を組んだ。
エリメはずっと、外でも城内でもうつむきがちに海斗たちについていっていた。 あの子に気持ちはついているのか。 ついていることすらわかっていないのではないかと、思ってしまうほど、自分の意思関係なく、他人の言うことだけで行動を決めているような、そんな印象を抱いた。
かわいそうだとは思わなかった。 きっと、あの子が売られている通りを自分が歩いてもそのまますぎていってしまうだろう。
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これを今週の水曜日には仕上げてやるんじゃい......。 そして改稿延期癖に終止符を!
そのときまで、キバイバイ。




