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キバごん 近況報告  作者: キバごん
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近況報告91

 新一週間のキバごんです。


挿絵(By みてみん)


 みなさん、先週はどのようにして過ごされましたか。 ほぼ家で過ごすことになったと思います。 僕もそんな感じですわ。

 僕は最近、デジタルイラストにはまっております。 いいですねあれ。 以前から液タブ自体は持っていたのですが、本格的には描いていなかったのですよ。 だからたまに、もしまおにデジタルイラストをはさんでもあんまりうまくなかったんですね。 はっきり言ってヘタでしたわ。

 先週もデジタルイラストについて触れておりましたね。

 まぁアナログイラストにもはまっておりましたし、デジタルよりもこれでいいかな〜と漠然的に思っていたのですよ。

 しかし、あるときにふと、pixivとかで見るようなイラストも描いてみたいな〜と思って描いてみたら、意外といけるではありませんか。

 アナログでつちかったスキルが、デジタルにうまく使えているのかもしれませんね。 こうして技術と向上心はあがっていくんだと。

 そのイラストをここにあげられたらいいんですけれども、ほぼ好きなソシャゲのキャラなので著作権的にどうなのかと思ってあげられないんですよねわっはっはっはっはっはっは。


 オリジナルは前にあげたバルのイラストだけです。


 というわけでアナログのイラストはありません。 もうこの身体いやや。 約束も守れんし集中力もないし。

 でもあれなんですよ。 あと4枚描いたら、ペン画イラスト合計20枚に到達するんですよ。 いやぁコツコツ続けていたらヘタなりにもなにかが積み上がっていくものなんですね。 社会人になってから、この人生で初めて知りました。


 じゃあこの近況報告に残るコーナーはあれしかねぇ。 改稿文ちょい見せだオラァ!




 少女は、アリフトシジルへつく間に、エリメ・クーダと名を明かした。

 シウニーはエリメと手を繋ぎ、歩幅を合わせて愛の色を込めた目で見つめていた。 海斗たちも前に出て、度々うしろを振り向いてはスピードを合わせた。


「ほんとにウチで暮らさせるのか?」


 海斗はバルにだけ聞こえるようにささやいた。


「魔王様がそういったんでしょ? ちゃんと爆発に乗って、私たちのところにやって来たでしょうが。 運命ですよ、運命」


 バルはそういってエリメを振り向いた。

 海斗はバルのその目に、(いつく)しみのような色が帯びているのを見た。 最初はあんな拒否の態度だったのに、いざ迎えるとなったらこれだ。

 でも、ある程度わかっていたことだ。 子どもが苦しんでいたら助けたいと思うのがコイツの性格なのだ。

 ただ、やはり、「呪われた子」と呼ばれていたのが、どうしても気になった。 へどろのような、どろどろと絶え間なくうごめいて、重みのあるモノが胸の底にたまっているような、気持ちの悪い不安があった。

 アリフトシジルは決して優位な立場にある国ではない。 こうして出歩いている中で、バルは中央街の人たちは気にしないとは言っているものの、視線は感じる。 自分の顔も知れているのか、前にシウニーと出掛けたときにも、店の店主の目が、自分の顔を見て膨らんだのを認めた。

 いまでは、バルが混じった外出の際には、気づけば周りにぎょろぎょろと視線をやり、全身が緊張にあることがままあった。 城の自室にいても心身休めるわけでなく、以前の泥棒騒動のように、誰かが忍び込んではいまいかと不安に駆られるときもある。

 勝手につけられたあだ名だとはいえ、思慮するに値する、不幸の事実が背負われているのを無視することはできないと、海斗は眉をひそめた。


 エリメはうつろにさせた目を、通り過ぎていく地面にそわせている。 肌も、長いこと着たのだろう黄ばんだワンピースも、その目と同じくうす汚れている。

 海斗は、それを見て、初対面だったバルを想った。 バルも、こんな感じに暗く、とっつきにくい印象があった。 どこか塞ぎ込んでいるというか、重たいフタをどしっと乗せられているような、あの感じ。


 国についたら道ゆく者たちがエリメを興味深そうに見ていった。 海斗たちがついているので、なにか事情があるのだろうと思った彼女らは、声をかけることをしなかった。

 エリメはうつむいていた。 初めて来る国の風景に興味を示す素振りがない。

 海斗は一度、少しだけふりかえった。 ……あんな2つ名がつけられるに至る、少女が通った周囲の悲劇を。

 すぐに城に着き、食堂に連れていった。 昼はとうに過ぎていたが、まだちらほらと席には人がいて、彼女らはバルが見えると、立ち上がって一礼した。 座ったあと、見知らぬ少女に視線が移り、不思議そうな色が顔に浮かんだ。



 少ない文章で多くの情報量を......と昔、どっかの近況報告で言った気がするのですが、いまになってその認識を改めんとしています。

 少ない文章よりも、的確な言葉選び。 多くの情報量よりも、スラスラと読めるし読みたくなるだけの情報を詰め込む。 これをなによりも意識するようになりました。

 当たり前じゃん、とお思いになられる方もいらっしゃるでしょうし、僕自身、いままでも漠然的にではありますが感じていたことだと思います。

 でもこれがなかなかに難しい。 自分、小学校の読書感想文とかでもそうだったのですが、読み手にとって無駄でいらないことを書きたがる節があるんですよ。 自分の感想を書けばいいのに物語の人物の行動を詳細に書く、とかありましたからね。 なんじゃそらと。

 それをなおすことが今後の課題になるかと。


 最近はイラストの話題ばかりで、小説の話が少なくなってきましたが、熱が冷めたわけではありません。 確かに、小説に割く時間は以前よりも少なくなりましたが......。

 だからか、より深く小説を考えるようになったというか、なんというか。 どちらか一方に傾倒することなく頑張ります。


 え? いつ改稿するって?

 ま、まぁ来週には2話くらいできるかな......。  やっぱりこの身体いやや。

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