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キバごん 近況報告  作者: キバごん
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近況報告23

 また一週間経ちましたよ、どうしましょう。 キバごんです。


挿絵(By みてみん)


 今日、僕はスギカフン君と、ヤマン君の三人で、夕食前に小腹が空いたので、ケンタッキーに行きました。

僕はケンタッキーに行ったら、必ず頼むものがあるんですね。 クリスピーですよ。 おいしいんですね、クリスピー。 あなたも食べなよクリスピー。

 今回も、クリスピー二個のクーポンを使ったんですよ。

 スギカフン君は、なんか今一番新しい、辛口ハニーチキンなるものを頼んでました。 えぇ、おっきかったですよ。 出てきた時びっくりしました。

 こんなんが出てくるとなると、クリスピーもおっきいんだろうな〜、とワクワクしながら待っていたら。


 チッセェのなんの。


 マリオとルイージみたいな長さ関係のクリスピーが出てきましてですね。 マリオの方なんて僕の中指くらいの長さしかねェ。

 まぁ僕は小心者ボーイなんで? 文句は言いませんでしたけど。


 おいしかったよ。 またよろしくな、ケンタッキー。



 えぇー、そんなことよりですね......。

 すみませんでした、ファラオを書き上げることができませんでした。

 二つ前の近況報告に、ファラオをこれから二週間のどこかで投稿すると書いていたのですが、そうすることができませんでした。 本当に申し訳ございません。

 原作者である、めんどくさがりやのスギカフン君よりも仕事が遅いとは......これは死ぬしかありませんね。 死んで転生して美少女と仲良く暮らしてきます。 アバヨ!


......するのは天寿を全うしてからにしてですね、今、最優先に書かなくてはならない 「もしまお」 の方は、順調に書けている気がしますよ〜!

 マラソンで例えたら、今5km地点ですね。 誰か助けてください。


 そんな状況下でかけた文章の一部分をピックアップ! さぁ是非見てくださいよ。



「おい、マジでなんでこんな量を一気に持ってきたの?」


「魔王様ならできるかなーって」


 せんべいを食べながらテレビを見るバルに、海斗はムカついた。 こっちを見ずに、適当な仕事量の采配を下したバルに、心底ムカついた。 ムカつきすぎて言葉にできず、ため息をついた。

 しかし、彼は終わらせなくてはならない。 机の上に並べられた分厚い書類の束が三つ。 それに目を向けるたびに心が焦りでキュッと締まった。 しかもこれ全部魔王である自分がしなくてはならないというではないか。 かったるく思いながら、一枚書類を見終わって、次に手を伸ばしたとき、ガリッとせんべいを噛んだバルの横顔が見えてムカついた。


ーー嬉しいニュースです。 あまり出産しないことで有名なドラゴン、デメリュウの子どもが誕生しました。


 そして資料を読み始めた瞬間、女性のキャスターがそう言った。 思わず海斗は、意識と視線をテレビに移してしまった。


「へ〜、子どもできたんですね〜」


 画面には、遠くから撮影したと思われる、母親と子どもらしき、黄色い鱗につつまれたドラゴンが、岩山にできた洞穴の中で身を寄せ合っている姿が流れていた。


「なにデメリュウって。 ポケモン? 魔界ってポケモンいんの?」


「違いますよ。 まん丸い大きな目が出てるから、デメリュウって呼ばれてるんですよ」


「え、じゃあなに、デメキンと同じ理由なの? かわいそうに……」


「同じようなネーミングされた、鼻が大きなドラゴン、ハナリュウっていうのもいますよ。 そちらも昨日子どもが孵化したそうです」


「やっぱポケモン感が拭えねェわ」


 気づけばニュースは終わり、今日と明日の天気予報が流れていた。 明日は雨で、寒いらしい。

 海斗は再び資料に目を落とした。


「……でも、ドラゴンなんてドラクエみたいなRPG内だけの生き物かと思ってたわ……。 本当にあんなのがいるんだな〜」


 そして読みながら、そう呟いた。 なかば無意識に出た言葉だった。 それにバルは、そうですね〜、と返して、かじり終わったせんべいを補給して、かじった。 木の器の上に並べられたせんべいに、バルのように手を伸ばしかけた海斗だったが、かじる姿がやっぱりムカついたので、やめた。


ーー俺も、RPGの住人と同じような感じになるたァな〜。 魔王になったこと自体、まだ実感ねェし。


 この世界は、まるでRPG。 海斗が小さい時から慣れ親しんだゲームのような世界。 そしてそんなところで魔王になった……全て自分の身に起こっていることなのに、まるで実感がないことに、若干の恐怖を感じていた。

 慣れすぎてしまっている、と。

 普通ならこんな世界に来たら焦りで包まれるだろうと、容易に考えられるのに、自分はそんな感情を抱いていないことに時々気味が悪くなった。

代わりに、普通ならばできないことがこんな世界ではできるーーーーという前向きな感情が、胸に鎮座していた。 ゲームのやりすぎなんだろうかと、海斗は頭を乱暴に掻いた。


 しかしここで海斗の頭に電流走る。


 必殺技は、この世界にはあるのだろうかーーーーと。



 次の話で誰が登場するのかは......もしまおを読んでくださった方にはわかると思います。

 で、その話では確か一人しか新キャラは登場しないはずなのですが、改稿したものでは、もう一人追加しました。

一気に二人出てくるんですね。 そうした方が、話に厚みが出ていいのかな〜、と安易に思ってそうしました。

実際そうだと思いますし。 えぇ。

 今週の日曜には投稿したいなと思っております。


 この段階でも、なにか変だな、こうした方がいいんじゃないかな、と感じられましたら、感想欄に書いてください。 お願いします。


 なんか、話す内容なくなってきましたね......。 最近、なんだか無難に報告を済ましているだけのような気がします。 本来、近況報告とはそういうものなんでしょうけども。

 きっと僕の創作者としての力量不足なんでしょう。


 次はなにか話題になりそうなことを、発表......しましょうかね。

 ではそれまでお楽しみに。 アバヨ!

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