近況報告67
ほらまた一週間が来たよーぅ。 懲りないね〜時間も。
キバごんです。
先週の27日に、もしまおの三十六話にイラストを挿入することができました。
いや〜......遅い。 普通改稿文をあげると同時に、イラストなんてもんは完成させとかなくちゃいけないんじゃないですかね? 多分そうですよね、絶対そうですよね。
それなのにキバごんは......本当に申し訳ありません。
もう2度と、「いついつに改稿できそうです〜」なんて言いません。 守れたためしがありませんし、期待していただく読者さん方に申し訳ないです。
で......もうひとつ謝罪があるのですが......。
最近毎回やっている、「今週のイラスト見せ」のコーナーなんですが......。 まだイラストを完成にまで持っていけていません......。 申し訳ないです。
一応途中経過として載せると、こんな感じです。
なにやら、真ん中に液体を宝石に変えている女の子がいますね。 ストーリーというか設定は考えられているのですが、それはまた来週で語ります。
いやぁ〜......難しい。 いままで培って参った遠近法をフル活用させて、ストーリーなんて気にしなくても見るだけで楽しいイラストを描こうとしているのですが......まぁ〜難しい。 どこになにを置いて〜、などと思案するのはとても楽しいのですが、時間がかかってしまいます。
申し訳ありません......来週まで持ち越して頂きます......。
なんかもう、近況報告じゃなくて、謝罪内容報告になってますね。 どれだけ努力が足りないかわかります。
そして、小説ちょい見せのコーナーですね。 どうぞ。
*
「あぁ……なんて美しいのでしょう……」
女の声は、カーテンが締め切られた薄暗い部屋にふわっと浮かび、まどろみ、消えた。 部屋の中央の机に置かれた、まろやかな蜜色の光を広げているランタンの横に、女は視線を落としている。
ばらばらと写真が乱雑に置かれている。 それは机だけではなく、壁中にも針で止められている。
女は紫の瞳を細めた。
「魔界初の、人間の魔王……」
ため息ひとつ、それから壁に視線を歩かせ始めた。
写真には、同じ人物が、様々な角度から撮られていた。 木陰で休んでいる横顔、噴水で誰かと話しているのだろう上半身、自室の椅子にもたれながらよだれを垂らして爆睡している姿……それらすべてを、寒々と沈む紫の中に、燃えたぎらん炎を込めながら見つめていく。
ランタンの火が、もうっと揺れた。
「……欲しい」
その火は、彼女の怪しい笑みをぽってりと照らしている。
「唯一無二の温かみ、存在……欲しい……、手に、入れたい……!」
彼女は、交わった手で、どうしようもなく高鳴り始めていた胸を、つぶれんばかりに抱き、背を丸めた。
長らく、これほどまでにときめくものを目にしたことがない。 心の底から、欲しい──そう願ったのはいつが最後だったろうか。 万人に、飽きず輝く笑顔をふりまく金銀財宝が。 突如として他人が押しつける賛美が、我が胸を満たすにことたりるわけもなく。 しかしここに、こうして満たすに足りる男が現れた。
あぁ、長くかかった。 彼がアリフトシジルにやって来てからいままでずぅっと、彼のありのままの表情が知りたくて、つい写真におさめてばかりいたけれど。 今日、ついに今日、私、あなたの目の前に現れに参ります。
どうか……どうかこの「強欲」。 あなたの腕で抱きとめてくださいまし。
*
短ェ!!
なんか過去一短いような気がします。 これだけでいいのでしょうか? やはり努力が足りてませんね、もっと自分を追い込めよ、その先にある光を手に掴むんだ。
しかし、これだけ短くとも、出てくる悪魔が誰なのか、予想できるのではないのか、と思います。 なんかすごい勢いで七つの大罪組がでてきますね。 やはり先に出した方が物語を進ませやすいと気づいたんでしょうね〜......。
気づくのが何もかも遅いキバごんくん。
たぶんこれは早くできる......いや、これも今回から言いません。
これを言うとできる気がしなくなります......もう少々お待ちを。




