作品を語ってみる
ちまたで流行っているバトンを加工して、作品への愛を語ってみましたm(_ _)m
1)代表作
『歌姫と銀行員』
『歌姫と銀行員 第二幕 ~二人の恋の協奏曲~』
ちなみに、PNうたのしおんの由来。
最初、「エエ歳した男が恋愛小説書くなんて……」と思っていた。
「そうだ、中性的な名前で性別不詳キャラでいこう! 建物の名前から取って、『しおん』と」
「聖書にもシオンという地名が出て来るし、なんか壮大な感じがするじゃん」
キク科の花の名前であることを知ったのは、後日……。
歌に関する物語を書くから、「歌野」じゃなんかヒネリがないから、「詩野」っと。
うわっ、超絶に厨二病な名前……
よく、「しのしえん」と誤読される。そして初対面の人からは女性だと思われる。
まあ、私が悪いんですけどね。
2)ジャンル、カテゴリ
現実世界・恋愛
3)連載開始
2016年9月27日 もうすぐ半年だ……
4)文字数、話数
約268,000字!
ああ、よくもこんなに妄想を書き連ねましたね。
5)ストーリー
どこにでもいそうな場末の支店の銀行員と、華やかな芸能界の歌姫が、お互いに成長を遂げながら、少しずつ距離を縮めていく。
6)主人公
銀行員 佐伯くん、ヒロイン minaさん
7)作品のテーマ、コンセプト
『歌姫と銀行員』
~人は、つらい過去を乗り越えて、未来を見つめることができる~
『第二幕』についてはズバリ『愛』です。この辺はあとがきにぶち込んでますので、よろしければ一読のほどを。あとは「女子大生が夜中にコッソリと覗き見る、大人の恋愛小説」という裏テーマもあります。(もう、いいって)
8)作品を書いた動機
簡単に言うと
・自身の休職
・歌姫様との出会い
・叔父の若死
この辺は『場末の支店の銀行員さん、何で恋愛小説なんか書いてるんですか!? 昔のアナタはもっと尖っていたのに』というエッセイにぶち込んでますので、まあ興味の有る方は……
9)自分が思い描いたテーマ、コンセプトを十分に表現できたか
バッチリです! 百点満点です!
と言いたい所ですが、拙い所がいっぱいあるんだろうなあ……
10)執筆中のエピソード
「一体どんな小説書いてるの?」
と聞かれたので、しぶしぶ妻に見せた。
元々小説がニガテな妻は二話でブラウザバックをキメたあげく
「何コレ!? オタクの妄想みたい……」
と強烈な感想。
私が多少厳しめの感想が来てもめげないのは、これよりもキツイのが来たことないから。
嗚呼、大いなる妻の愛!
11)執筆していて、エタりそうになったかどうか
一応、プロットは執筆開始時にほぼできていた。
だから、後は書くだけ。何ヶ月かかっても完結させてやる! と思ってたんだけど……
「頻繁に更新しなきゃいけない」みたいな壁を自分自身で作ってしまった感があり、最後の方は少し走ってしまったかも。
12)気に入っているシーン
そりゃあ、夏の外房の別荘で歌姫様と結ばれるシーンに決まっとる!
『第二十二話 その一瞬を、永遠に』
あとは、爽やかに終わった(つもりの)『歌姫と銀行員』の桜降りしきる目黒川でのラストも気に入ってます。
13)もっとも気に入っている台詞
「こんなにつらい思いをするなら、私達、出会わなければよかった!」
というminaのセリフ。
自分で読み返して、泣けます。
『第五十五話 サヨナラ、mina』より
14)おすすめポイント
もし憧れの歌姫様と恋に落ちたら……そんな妄想を形にしました。
同好の士、求む。
15)反省点
ラストの方が少し走りすぎ(そこがいいと言ってくれる神のような人もいるが)
もうちょっと、風景描写なんかも丁寧に行きたいな。
そんなわけで、少しずつ改稿しています。
16)執筆による作者の変化
「みんな違って、みんないい」。他の作品を読んでて自分が「あれ!?」と思ったことが実は作者様のこだわりポイントだったり、逆に私が指摘されたことが「ここはわざとそうしたんやけどな」みたいのもあって。当たり前のことかも知れませんが「みんながオンリーワン」そんなことにようやく気付きかけた気がします。遅いって!
でもたぶん、地雷はまた踏む!!
17)読者の方々の反応
最初は男性向けかなあと思ってたんだけど、意外に女性からの反応が多くて。
リア友(女性)が「村山◯佳さんの『おいしいコ◯ヒーの淹れ方』(恋愛小説)』みたいと褒めてくれて感動した。
他にも、テンポが良い、爽やか、銀行エピソードや主人公達の成長物語が良い、などというお声をいただいて! 嬉しいです(←すぐ増長します)
18)続編、またはスピンオフ
あとがきに書いた通り、『第三幕』の妄想はあります。
あとは佐伯とminaが第五十五話で別れたあとそのままで、ニューヨークで再会するアナザーストーリー。
女性騎手草橋ミナと、支店長が調教師役、佐伯くんが厩務員で、雨宮さんがくわえタバコの競馬新聞の記者、という競馬ヒューマンドラマを妄想しましたが、書くのか、書かないのかはわかりません。
まあそれくらい、自分の生み出したキャラクターには思い入れがあるということなんでしょうね!
19)読んで欲しい方
だから、女子大生(笑)
恋愛小説苦手な方でもオススメという声をよく聞く。お世辞でないことを祈る。
20)書籍化等の希望
そりゃあ、そうなったらうれしい。でも執筆当初ほどのガツガツした気持ちはない……
ああ、でも歌姫様主演でもしも、もしもだよ映画化されたら、原作者権限で握手くらいしてくれるよね!
本なんて一冊も売れなくていいから、その方が嬉しい。
21)影響を受けた作品
作品に影響を与えてないものもありますが、作者の血肉となっているであろう、好きなモノでも書いときましょう。
本)
村上春◯ 『ダンスダンスダンス』が一番好き!
芥川龍之介 短編『魔術』。あとは『或阿呆の一生』と『河童』
『無職転生』
十回は通読した。私がなろうに投稿したのはこの作品と同じフィールドにいたいから。ちなみに当方エリス推し。
漫画)
『ダイの大冒険』……第四十話の占い師のセリフと第五十六話の雨宮さんにヤキを入れられるシーンはマトリフのセリフからヒントを得ている。
『ふしぎ遊戯』……作者の心が乙女?なのは妹が読んでいた少女漫画のせい!?
映画)
『解夏』長崎を舞台にした、泣ける映画
『昭和残侠伝』
死地に赴く健さんはカッコイイぜ
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』
ヒロインのためにいったん身を引く主人公というのは、実はここから取った
『君と100回目の恋』
歌姫様主演の胸キュン号泣映画
そして、歌姫様の曲!!
歌姫様のネタを随時散りばめているのですが、今のところそれに対する指摘はありません! 残念!
執筆時はスタン・ゲッツやジョン・コルトレーンなど、古いジャズをよく聴きます。
以上、長々と作品語りにお付き合いいただき、ありがとうございました。