次回以降 ー予告編ー
いつもお読みいただきありがとうございます。
「歌姫と銀行員 第二幕」も、ようやく三分の一あたりが過ぎました。
映画の予告風に、今後の展開を断片的に切り取ってみました。
一ミリたりともネタバレは許さない、という方は
読み飛ばしていただいても全く問題ありません。
好きな音楽でも掛けながら、気軽に読んでいただければ幸いです。
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ー オフィス街 シーン10ー
高層ビルが立ち並ぶオフィス街。
たくさんのサラリーマンやOLが通り過ぎていく。
その中を佐伯はスーツ姿にカバンを持って、どこかを目指すように、ゆっくりと歩いていく。
【場末の支店の銀行員と】
ー アリーナ シーン89ー
minaのライブ。満員のアリーナ席。
minaのリズミカルな曲に合わせて、ペンライトを振る観客たち。
そして、ギターを奏でながら、長い髪をなびかせて楽しそうに歌うmina。
【華やかな芸能界の歌姫】
ー 海辺の花火大会 シーン53 ー
浴衣姿のmina。髪をアップにして、白地の浴衣がとてもよく似合っている。minaをボーっと見つめる佐伯。微笑むmina。
そして……照れながら手をつなぐ二人。
二人の背景には、夜空に花火が上がる。
【本来決して交わるはずのない】
【二人が出会う時】
ー minaのマンション シーン85ー
部屋着でギターを弾くmina。
その傍らで佐伯は、真剣そうに何かをノートにメモしている。
目があって、お互いに微笑み合う二人。
一緒に曲作りをしているようだが……
【恋の協奏曲がメロディを奏で始める】
ー 病室 シーン233ー
元気のない表情て病院のベッドで上体を起こしている佐伯。
その後ろから佐伯を優しく抱きしめるツインテール美少女、佳奈!
ー 夜、ビルの屋上 シーン103 ー
人気のない、ビルの屋上。
高層ビルのきらびやかな明かりが、二人を照らしている。
抱き合い、口づけを交わす、佐伯とmina。
minaの髪が、風になびく。
【男女の愛】
ー 居酒屋 シーン134 ー
龍野ハヤトとビールをあおって笑い合う佐伯。
なんだか二人はとても楽しそうだ。
ー 結婚式場 シーン66 ー
ウェデイングドレス姿の雨宮と、それをエスコートするタキシード姿の岡安。
幸せいっぱいの二人。
その二人を見つめて微笑む、ドレスアップしたminaと真由。
【友情】
ー アリーナの楽屋 シーン150 ー
中年の女性が涙を流してminaを見つめている。
minaの瞳も潤んでいる。
そして、ぎゅっと抱きしめ合う二人。
ー 佐伯の実家 シーン182 ー
優しく、佐伯に語りかける父の姿。
とても頼りがいがありそうだ。
【親子の愛】
【そして……】
ー 会議室 シーン203 ー
夜、C社の会議室。電気はついておらず、月の光だけが辛うじて、やつれきったminaを照らしている。
minaがかすれた声でつぶやいた。
「私、歌が……歌えなくなった……」
ー C社の社長室 シーン211ー
「だから言ったろ、お前らに結婚は無理だって!」
佐伯に言い放つ、社長。
ー C社のビルの前 シーン206 ー
大勢のマスコミがminaを取り囲んでいる。
「minaさん、一言お願いします!」
「例の疑惑、本当ですか!?」
岡安と無言で過ぎ去る、
悲しそうな表情のmina。
ー 銀行の応接室 シーン230 ー
佐伯と真剣な表情で向き合う支店長。
「ニューヨーク支社に転勤が決まった!
三年は行ってもらう」
驚きの表情の佐伯。
ー 夜の街 シーン205 ー
「ミナーー!」
minaを探して、必死の表情で夜の街を走り抜ける佐伯。
ー 夜の波止場 シーン213 ー
遠くに船が通りかかり、
かすかに汽笛の音が聞こえる。
柵にもたれ掛かり、minaの方を向く佐伯。
「もう……別れよう、オレたち」
目に涙をたくさん浮かべるmina。
「こんなにつらい思いをするなら、私たち、出会わなければよかった!」
【あなたは、日本中を敵に回しても】
【愛する人を守る覚悟がありますか?】
【ちょっぴり笑えて、そして切なくなる】
【大人のラブコメディー】
ー 目黒川沿いの広場 ー
桜が満開の中、minaのラジオの公開生放送。
大勢の前で、minaに何かを訴える佐伯。
それを瞳を潤ませながら聞く、mina。
【歌姫と銀行員 第二幕】
【二人の恋の協奏曲】
乞う、ご期待!
予算の都合上、上記の通りに進まない可能性もあります。
あらかじめ、ご了承ください。
田中「ボクの出番が……ない!?」




