登場人物紹介 -軽く前作ネタバレを含むー
前作での登場人物の紹介です。
前作のネタバレを少し含みます。
前作「歌姫と銀行員」を未読の方は、先にそちらをお読みいただけると嬉しいです。
「そんなもん読んでられっか! ワシは早くツインテール美少女が見たいんじゃい!」という漢気のある方にも、スムーズにストリーに入っていけるように作成した……つもりです。
ご指摘、感想等ございましたら、気軽に活動報告等に書き込みください。
佐伯和弘
三十一歳、銀行員。新潟県出身。入行三年目くらいから頭角を現し、トップの営業マンになる。その活躍は「将来の頭取候補」と言われるほどであったが、一つの中小企業を救うことに失敗し、失意のうちに体を壊して休職のうえ、約三年前に現在の支店に左遷される。
minaと出会うことで、かつての仕事への情熱と前向きさを取り戻し、相思相愛となり彼女と付き合うことになった。
仕事はできるが、恋愛に関してはヘタレ。
mina
本名非公開。二十七歳。神奈川県出身。女性シンガーソングライター。
トレードマークは長いストレートヘアとアーモンドアイの綺麗な瞳。
身長も非公開だが、おそらく一五〇センチ以下。草橋支店長の姪。
高校卒業後、音楽の勉強をしながら下積み期間を経て、約三年前にメジャーデビュー。去年、佐伯や仲間たちへの想いを歌った曲『大切な人達へ』で念願の紅白歌合戦初出場を果たす。
恋は自分から攻めるタイプで、佐伯との場合も、誘うのも、告白も、ファーストキスも全て彼女からだった。
雨宮綾音
三十二歳。独身。佐伯の銀行の先輩。セクシー系の姉御肌だが下ネタが多いので、黙っていればモテるとよく言われる。スカートは常に膝上十五センチ以上をキープでハイヒールを愛用。人呼んで東和銀行の治外法権。
空手の有段者で気に入らないことがあると、男には良く関節技をかける。
川端真由
二十七歳。佐伯の銀行の後輩でminaと同い年。佐伯の紹介でminaと姉妹のように仲良くなった。
人当たりの良い性格だが、巨乳のドジっ子で佐伯からよくいじられている。
佐伯に片思いしていたらしいが……minaの登場で、出番は?
田中
二十六歳。佐伯の銀行の後輩。佐伯がminaを酔っ払いから助けた時と、その後の偶然の再会の際にも一緒にいた。
お調子者で一言多く、よく雨宮の関節技の餌食になっている。
ていうか、下の名前は? 出番は?
岡安正司
三十七歳。minaのマネージャー。
無表情なせいで冷徹に見えるが、実際は感情が表に出ないだけで、仕事への情熱を持ち、minaの成功を心から願っている。付き合いの長い人は、彼の微妙な表情の変化から、感情が読み取れるらしいが……。
前回のラストでminaと一緒に、中堅の芸能事務所C社へ移籍した。
草橋支店長
五十代前半の、佐伯、雨宮、真由、田中が在籍する支店の支店長。
仕事には厳しいが、思いやりのある性格で部下から慕われている。
minaの叔父で、佐伯とminaが再会するきっかけを作った人物。
佐伯佳奈
十九歳。佐伯の従姉妹。佐伯とは兄妹同然に育った。(佐伯は彼女が六歳の時に進学で新潟を離れているはずなのだがその辺は大目に見て欲しい)
ツインテールの似合う、あと一、二年もすれば美人の仲間入りをするような美少女。
佐伯を呼ぶ時は、「カズ兄」
他、第二幕では三名ほどの新しい主要人物が登場予定です。