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生成り色の少女  作者: 鳴守咲
オトネコ
2/2

クロネコと契約

こうみえても、ピチピチのX歳です(*゜ー゜)v

「やあ、また会ったね」

そう言って、クロネコは私の枕元に座った。

「今何時だと思ってんのよ、この変態」

「あらあら、今は夜中の2時。でも此処は夢の中よ。だから何の問題もない。それに一応私の性別はメスよ」

クロネコは前足を軽く上げて私をからかうような表情を見せた。

実際にベッドから出て時計を確認すると、短針が北東の向きを指していた。驚いた事に、秒針は6の数字の上を行ったり来たりしていた。

立ち上がって外を見てみると、いつも通りの夜景が見えている。夢の中にしてはかなり現実寄りだ。

「本当にここは夢なの?あなたが私を真夜中に叩き起こしたようにしか見えないけど」

「少々酷いいいようね。確かにいつもとは殆ど変わらないけれど、少なくとも非現実である事はそこの時計が証明してくれているよ」

恍けるように言ってはいるものの、その言葉は真実味を帯びていた。

まぁ、望んだのは私なのだから、今更気にしなくてもいいだろう。

「まず改めてお互い自己紹介をしよう。と、その前に1つ聞きたいことがある。」

クロネコは、凛とした目を片方閉じて、茶目っ気を入れながら尋ねる。

そして、噂通りの言葉を呟いた。


「君の願いを叶えよう。その代償に、私の願いを叶えなければならないわ」


「目には目を。歯には歯を。等価交換ではなく、望みには対価と」


「ーー君の大事な一部を」




お読みいただき、ありがとうございます。

最近シャンプー集めにハマっております。

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