説明書は良く読みましょう!
連続投稿。一応異世界に立つまでは今日中に投稿します。
カランッ!カラン!!
「おめでとさん。大当たりだよこれが賞品だもってきな」
と言って、バインダーのようなものを渡してくる。それを開いて見ると。
「あれこれに入ってる、メンコって俺の部屋にあるおもちゃ類?」
んなんか見覚えがありすぎる奴らが大量に入ってって、んーースタックは99個か大分減って……。
「あー、一応義務としていうよ。異世界旅行当選おめでとう。と同時に今までこの籤で手にしたものは大当たりが返却されることになってるがわかってるね?」
ん、この婆さんは何を言ってるんだ?今までのものが没収?
「おいっふざけんな婆さんなんだそのルールは理不尽にもほどがあるだろ。返品だ、たかがバインダーの為に今までのコレクション全部捨ててたまるかっ!!!!!」
「なに言ってんだい、ここにちゃんと注意書きとして書いてあるだろうに。」
え?えーーーと。あ、あるわって俺これに十年も気が付かなかったのか?
何々。
超豪華景品獲得 メンコ籤
一回百円 籤総数不明 小当たり(1/500)
中当たり(1/5000)
大当たり(1/100000)
特賞 1本
※特賞が当選した場合、大当たりは所持しているものは返品となりますご注意ください。
あるな確かに、でも小さい上に売れば回避はひどくないか?ってもう一個あるな。てかこっちは今書かれたみたいに濃いな、なになに。
※なお回収したものの数により副賞が授与されます。
「ん。副賞?ってこのメンコってもしかして?」
「ああ、気づいたかい。その中の一番奥のページに三枚程特殊なものを入れておいたから楽しんでおいで」
「って、そんなもので納得するかぁ。俺のメンコかえせーーーーーーーーーー!!」
かぁ~、かーー、かぁ~。
「行っておいで、楽しい旅行に。まぁ運が良ければ今までのメンコもそれ以上のものも手に入るさ。」
これがこの世界で聞いた最後の言葉だった
駄菓子屋に婆さん「あーー、もしもし?あーうん私だよ。そっちにこっちから旅行者が行ったからよろしく頼むよ。えっ優しくするのかって。まさか保険付の観光旅行だよただ、大分変っている奴だからね見ていたらおもしろいだろうから録画を頼んでるだけだよ。ああ、頼んだよ」
黒電話を置いた老婆は当然のように、座布団に座り当たりを見守る。子供や大人、時には異形のものもいる、外の風景を。