勇者召喚
勢いですね
突然の光に俺を含めクラスの全員が手で覆ったりして閉じたりして目を庇った
数秒後、光が収まり目を開けるとそこはさっきまで居た教室ではなかった。
広さは教室と同じくらいの部屋。だが、天井や壁、床は純白。その言葉がしっくりくるのものだった。
ただ机や椅子はそのままで俺たちはそこに座っていた
そして教卓の位地に一人の美少女が笑顔で立っていた。しかし、それが俺には作り笑いにみえた
しばらくするとその美少女が口を開いた。
「突然ですが、あなた達は勇者として召喚されます。ここではそのために必要な力を与えます」
透き通るような声だ
『!?』
クラスの大半の反応だ
ただ俺は最近流行り出した所謂異世界転生・召喚物の小説を読み漁っていたため、すぐに理解したが
『まさか自分が』
というのが感想だった
そこから
近くの席の者と話してる者。平然を装っている者。不安そうな顔をしている者。期待する目をしている者。
様々にざわめいている
「パァン!」
その音。おそらく拍手と共に急に訪れた静寂
美少女が話し出した
「申し遅れました。私はアースヴァン。あなた達がこれから召喚される世界『ユグドラ』の最高位神です。
先ほど言いましたがあなた達は勇者として召喚されます。それはユグドラの人族国家の一つである勇者神国が復活が予言された対魔王のために勇者召喚の大魔術を用いたからです。
その魔王に対する力。その名は『クラス』。クラスとはそれぞれの技能に関する最高の知識・経験の塊です。それをあなた達一人一人に与えます。」
要約すると私の世界の人のために力を与えるから戦えってことか?
「質問はありませんか?」
美少女改めその神の言葉には圧力があった
「あ、あの2つ質問いいですか?」
クラスの学級委員長。英秀良だ。
こいつを一言で表すと秀才堅物メガネこれに限る
「なんでしょうか?」
「あなたは最高位神。つまりはおそらくその世界で最も力を持っている。その力で魔王をどうにかできないのですか?それとこの召喚は全員強制なのでしょうか?」
前者はともかく後半は俺も考えてたことだ
「初めの質問に対してですが、神は基本世界を造り種族を造り見守る。干渉はほとんどしません。そういう存在です。次の質問ですがあなた達は魔法で召喚されるのです。魔法がないあなた達がいた世界にいた時点で抗う術はありません。残念ながら強制です」
「はぁ、わかりました。ありがとうございます」
俺は少し疑問が残っているが、英も同じ気持ちだろう
「もう質問はありませんね。それではそれぞれにクラスを与え同時に勇者神国へ送ります」
「パァン!」
またもや拍手
すると既視感のある輝く幾何学模様が部屋全体に走り二度目の白が俺達を覆った
~~~~~
机と椅子だけが残る純白の部屋
「イレギュラーがいましたね。ま、その方が面白そうですがね」
神は嗤った
設定とかキツイ




