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寝不身  作者: 尚文産商堂
16/31

第15話

午前9時半。

第1処刑場と呼ばれるところには、連隊長とネロだけがいた。

向こうには、レンガの壁と、その壁の前に立っている2メートルほどの5本の木の杭。

銃殺刑の場所だ。

今は、2人しかいないが、もう少しすれば人がやってくることであろう。

その中で、連隊長がネロに尋ねる。

「…やれるか」

「はい」

ケロッとした声で、ネロが連隊長に答える。

なぜ聞くのかということ自体を疑っているようだ。

「そうか、なら安心した」

疑問の表情で、ネロは連隊長を見ている。

その中で、連隊長は説明をはじめた。

「1人だけが銃殺兵として、銃を持つことが許される。この敷地内で武器を持つのはその一人だけだ。弾は予備を含めて3発入っている。今回使うのはライフル銃だ。1発でも眉間に当てた時点で、終了だ。武器はすぐさま近くにいる銃兵へ渡すように。質問は」

「いいえ、いままで何度となく行っておりますので」

「そうだろうな」

手順は今まで通りだ。

ただ違うのは、ネロが出現をした後だと言うこと、それだけだ。

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