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母とルンバと私  作者: 佐藤ませーろ


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茶碗蒸し

 口当たりのいい物を

 母の朝食に用意した。


「ご飯、ちゃんと食べなよ」

「うん、いってらっしゃい」


 仕事から戻ると朝食がそのまま残っていた。

 ラップを取って匂いを確認した。


「お腹が空かなかったから食べなかった」

「このままだとまた入院だよ」

「入院いやだ。だったら死んだほうがいい」


 母の手を引いて起こした。

 買い物かごから茶碗蒸しを取り出した。


「これ食べれる?」

「食べる」

「温めるからちょっと待って」


 母は茶碗蒸しを完食した。



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