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貯金通帳
母の金の管理を私がしている。
母はときどき通帳を返せと言った。
返すと残高を確認してまた私に戻す。
何度も繰り返すので、私は苛立ちを募らせていった。
ある日私は、声を荒げて母に詰め寄った。
「信用できないなら母さんに返すよ!」
母はまっすぐに、私の顔を見つめた。
「お母さんのこのお金で
住宅ローンを早く終わらせて、楽になりなさい」
言葉を失った。
数秒の沈黙の後、ようやく声を絞り出した。
「……うん、わかったよ……」
通帳を両手で受け取り
母の顔を見た。
母は静かに微笑んでいた。
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※本文の文字数が規定に足りていません。あしからず、ご了承ください。
それにしても200文字という規定は何とかならないのでしょうか。
解決策をご存じの方がいらっしゃいましたら感想からお教えください。
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