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7話 休息と温泉

今回からセリフの「」をこれのみにします!いやー理由としてはあれなのですが...正直面倒くさくなったので(汗)

私達はギルドのお姉さんにオススメされた宿に向かいしばらくはそこに泊まる事にしました。店主さんはとっても優しい方なのと私達と同じくらいの娘さんが居るようでこちらに近寄ってきました。


「お姉ちゃん達星草の宿へようこそ!」

「2人だけど泊まれるかしら?」

「あぁ、泊まれるぞ、1泊銅貨1枚だ」

「パパそれ私言おうと思ったのにぃ!」

頬を膨らませてプンプンしているけど怒ってる訳じゃなさそうね。店主さんは苦笑いしながら頭をポリポリとしてます。


「1週間泊まれるかしら?銅貨10枚でいいのかしら?」

「そうだよお姉ちゃん!私がお客さんのお部屋案内するね!」

「わかったわかった、お客様に失礼な事するんじゃないぞ?」

「は〜い、お姉ちゃん達のお部屋は......2階の上がって2つ目の部屋だよ!」

カウンターの後ろにある鍵を取ると私達2人を2階の部屋に案内した。私と歳は変わらないのにしっかりした子だなぁ...そんな事を思っていると部屋に到着し鍵を開けてくれた。


「こちらがお姉ちゃん達のお部屋です!あとここの鍵です」

「ありがとう、シアちゃんで合ってるかしら?」

「合ってるよ!」

「シアは頑張り屋さんなのですね」

「お姉ちゃんくすぐったいよ」

ミリスに頭を撫でられ嬉しそうにしていた。


「お姉ちゃん達の名前聞いてもいい?」

「名乗るの遅れてたわね、私はミラ」

「ミリスはミリスなのですよ」

「ミラお姉ちゃんとミリスお姉ちゃんだね!覚えました!」

「シアちゃんはいい子ね、そう言えばお風呂があるって聞いたのだけど」

「大きなお風呂があるよ!案内しますよ」

「お願いできるかしら?その前に荷物だけでもここに置いておかないとね」

「はいなのです!」

「鍵はこの宿の人か鍵を渡された人しか入れないようになってるの!宿全体に魔法と物理の無効化の魔法がかかってるってパパが言ってた!」

そんな魔法があるのね...人に使用したらと思うと少し怖いわね...。一体どんな人が魔法をかけたのかしら...。


「でもこの魔法はパパのおじいちゃんがすごい賢者様にお願いしてかけてもらったんだって...でも最近その賢者様もお歳で亡くなっちゃって...」

「なるほど、賢者様が...でもこの魔法を使える人は他にも?」

「いいえ、多分賢者様しか使えないと思います。ご自身で作ったとおじいちゃんが言っていたらしくて。それとたまに怖い人達が来てこの魔法を教えろって入ってくることがあるのですが、パパが元Aランクの冒険者と知ると真っ青になって逃げ帰りますね」

「そうなのね、どこの世界にもそう言う人はいるのね...はぁぁ」

思わずため息が漏れました、後に聞いた話なのだけどシアちゃんのママさんは厨房でご飯の支度をしてるようです。両親に妹が欲しいと前々から言っている事も聞き苦笑いされたそうです。色々話を聞きながら宿の案内をされました。トイレは下に降りて外の方に4つあるそうで見たら水魔法の入った魔石で流す便利なトイレでした。もちろん男女別れてちゃんと仕切りも立ってました。


ーその後......


私とミリスは案内されたお風呂と言うか温泉でまったり中です...石鹸はあるけどそこまで質のいい物ではないようで創造魔法で石鹸を創り2人で洗いっこしたわ。ミリスの方が大きいってちょっと納得いかないので洗いながら自分の胸を確認しました...はぁ。


「私もいつか大きくなりたいわねぇ...」

「ミラ様は小さくても可愛いのですよ?」

「嬉しいけどなんか違うのよね......」

最後に泡を流して湯船に浸かった...温かくて癒される......。


「はふぅ...ミラ様、ミリスはお風呂好きなのです!」

「ふふ、それはよかったわ。私もお風呂は好きだけど冒険とか出ちゃうと中々ね...でも1日1回以上は入りたいわね」

「ミラ様は綺麗好きなのです?」

「そう言う訳じゃないけど、元々お風呂はかなりの頻度で入ってたと思うのよね...」

今は記憶が無いけどそんな気がします。お風呂嫌いな人は滅多に居ないんじゃないかな?


「そろそろ上がりましょうね、長湯し過ぎるのも体に悪そうだし」

「はいです!...お腹鳴ったのです......」

「私もお腹すいたわね」

ミリスのお腹からくぅ〜っと可愛らしい音が聞こえてくる。それにつられてか私のお腹も鳴った。空を見るともう黄昏時のようです、着替えて部屋に戻る時宿に止まっているであろう冒険者とすれ違った。挨拶を交わす程度で私達は自身の泊まってる部屋に移動した。


「魔石って便利なのね、そう言えばミリス魔石持ってなかった?」

「これなのです?」

袋から出し私に見せてくれた。紫色でキラキラしているだけみたいだけど、魔力はあるみたいね。でもこれだけじゃ魔法すら発動できそうにないわね......。大きさが私の小指の爪くらいの大きさね、魔道具を作るのも悪くは無いけどかなりの大きさがないとダメそうね。


「ミラ様難しい顔してる、ミリスなにか手伝う?」

「今はいいわ、その内魔道具を作ろうと思うのだけど魔石をどうしようかなって。魔石は作り出せそうにないのよね...」

「ミリスはミラ様がしたいようにするのがいいと思うのです!」

満面の笑みで言われると少し顔が熱くなるわね。そんな事を話してると部屋の扉がコンコンっとノックされた。


「どちら様?」

「シアだよ!お食事はお部屋まで運んだ方がいいか聞きに来ました!」

「部屋にお願いしてもいいかしら?」

「わかりました!ママに伝えてきます!美味しいから絶対気に入るよ」

「ミリスはご飯楽しみなのです!」

ミリスはどんなご飯が食べられるのかワクワクしてベッドの上で足をバタバタさせてます、相当楽しみなのね。私も楽しみだけど子供みたいにはしゃがないわ...たぶん......きっと...。


「お部屋開けてもいいですか?お食事持ってきました」

「ご飯なのです!いい匂いでもっとお腹空くのです」

「えぇ、入ってきていいわよ。あ、扉は私が開けるわね」

「お姉ちゃんありがとうございます、こちらが今日のお食事です!」

「随分と豪華ね...」

「こんなの豪華に入らないよ?ミラお姉ちゃん面白い」

何故か笑われてしまった...。


「これはなんてご飯なのです?」

「私も知りたいわね」

「わかりました!まずは月狼(ルナウルフ)のステーキ、スープは畑で育てたカボミルチャのスープ!パンは少し硬いからスープに浸けて食べてね!」

「シアちゃんありがとうね、どれも初めて食べるわね」

「ミリスも初めてなのです!」

「お姉ちゃん達どこかの偉い人なの?」

どうしてそうなるのよ...ギルドのお姉さんにも言われたような?


「違うわ...食べる機会がなかっただけなのよ」

「よくわかんないのです!」

「そうなんだね...何かよくわかんないけどお姉ちゃん達頑張ってね!」

「頑張るわね、冷めない内にいただきましょ」

「はいなのです!」

「食べ終わったらこのベルを鳴らしてください」

「わかったわ、シアちゃんもちゃんとご飯食べるのよ?」

「私はミラお姉ちゃんよりもナイスバディになるから大丈夫!バイバーイ」

シアちゃん最後に酷い事言ってかなかった?私だって...今から成長してナイスバディに......きっと......。

1回その事は忘れてご飯を食べました。ステーキはナイフを入れただけで切れるからいい柔らかく食べると肉汁がジュワリと出てきて口の中は幸せでした、スープはカボチャスープにミルクを入れた感じでまろやかでとても美味しい!これにパンを浸けて食べると硬いパンも柔らかく甘みのある味になって美味しい...。

ミリスも美味しそうにパクパクと食べている、早く食べなくてもご飯は逃げないのだけどね。


「ふぅ、美味しかったわ。私の中では一番豪華ね」

「ミリスも豪華だと思うのです!」

「そうよね、あの実の情報も集めないとね。〘クリエイト〙枯れ木の実...うぅ」

「ミラ様それはなんなのですか?体調悪そうなのです」

「大丈夫よ...魔力が急激に無くなったから...うぶっ...魔力が600消費はかなりきついわね...」

「無理しないで欲しいのです...」

「あはは...大丈夫よ。シャクっもぐもぐ」

やっぱりこの実を食べると魔力の最大値が増えるみたいねゲームであった木の実みたい...。今は1つ創るのが精一杯ね、これ以外に魔力を上げる方法とかあるのかな?


「これマナポーション飲むのです!」

「ちょっミリ...むぐっ!?」

「危険なのです!飲むのです!」

マナポーションを無理やり口に入れ飲まされました...。何故かミリスは泣くほど怒っていたけどなだめた後理由を聞いたら魔力が10を下回ると下手をすると死んでしまうらしいです...私も気を付けないと危ないわね...。

その後はミリスに謝って2人仲良くベッドで眠りました。明日する事はまた明日考えればいいよね...おやすみなさい。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

興味がありましたらブックマークや感想評価などお願いします。

モチベが上がるので...!

ある程度評価が良かったら続きを書きます!

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