51話 鉄木樹の森の謎の力と不気味な気配
かなり長い間お待たせしすみません。色々な出来事が重なって投稿できる状態ではなかったので( ̄▽ ̄;)こんな話はいいとして本編をどうぞ!
勇者たちを泊めてからある程度時間が経った。すごいのはあと少しで文字を覚え終わるみたいでお別れも近いみたい。
それと最近勇者を泊めている付近から謎の気配がし何度か確かめに行ったのだけど全くわからなかった。その不思議な出来事を朝食を作りに行くついでに勇者達に聞いてみる事にした。
「あ、ミラちゃんおはよう!」
元気よく挨拶してきたのは遥だった、素振りをしていたのだろう。一緒に彼方と雫もいた。後から私におはようと挨拶してくれたが、なぜ素振りをしているのか疑問に思い前に聞いたら……「素振りは基本!」っと遥かに言われてしまった。…私にはさっぱりだったけど基礎は大切よね?
「ミラちゃんいつもこんな早い時間に来てもらってありがとうね」
「これが私の仕事?みたいなものだからね、それにみんなじゃまだ料理作れないでしょ?」
「ま、まぁ……あはは…」
「中々難しくて苦戦するな…俺も頑張ってはいるんだけどなぜか焦げるんだよなぁ」
「僕がちゃんと教えているのに高火力でするからだよ!」
雫は私に料理を習いながらなので少しは出来るようになっている。でも、教えるのは大変そうね……。っとそんな話をしてる場合じゃなかったわね。ご飯の支度したく……。
私は小屋に入ると調理場へむかい料理の準備を始めた。ちなみに今日のメニューは、モチリキノコのミルクスープにピリリャとニンジラとオーネの炒め物かな?私はピリリャとオーネは苦手なのよね……味と食感が……ね?嫌いだから余ってる訳じゃないからね!
「ふわぁ……ミラおはようございます……ねむぅ」
「光輝おはよう、今作っているところだから待っててね」
「はーぃ……」
すごい眠そうな声に私までフワフワした気持ちになりそうだった。でも料理中なので頑張って作らなきゃ!それにみんなには聞きたい事もあるから後で聞かなきゃ。
しばらくすると各自部屋から起きてきてテーブルでお話をしているようです。チラッと横目でみんなの方を見るといい笑顔をしていた。
「よし完成!味も……いいわね」
「ミラちゃんって本当に料理上手だね」
「そう?何となくで作っているだけよ」
「な、何となくで作れるのかよ…それもそれですごいな」
「話はいいから、スープと炒め物各自持っていきなさい」
「はーい、いつも思うけどお母さんみたいだよね」
「それ私も思った!」
「俺も思った事はあるけどなんでそう思うんだろうな?」
そんなよくわからない話をしながらみんな美味しそうに食べてくれているので嬉しい。
「んーっ!このスープ美味しい!これなんてスープなの?」
「そのスープはモチリキノコのスープよ、食べると美容にいいみたいよ?」
「美容にいいんだ…お肌モチモチになるかな……」
「さ、さぁ……もしかしたらなるかも?」
「まぁなってくれればって思うだけだけどね。それにしてもモチリキノコモチモチしてて不思議な感触…あとはこのミルクが味を引き立てているのかな?」
「確かにこのスープ美味い!この味何かに似ているんだけど思い出せないんだよなぁ」
「それわかる!私も飲んだ時何かに似てるなぁって思ったんだけど全然思い出せないんだよね」
何かにた料理があるのね、まぁあっても不思議では無いしね。
「この炒め物は美味しいけど少し苦手かな」
「雫は苦手なのか?まぁ味は玉ねぎとピーマンだしな。あとはにんじんか?これは甘くて美味しいんだけどな」
「雫はピリリャとオーネが苦手なのね、覚えておくわ」
「どれがその…ピリゃ?とオーネなんですか?」
「ピリャじゃなくてピリリャね、この濃い緑色をした野菜よ。私も苦手だけどね…オーネがこの茶色くなっているこれね。元はオレンジ色なのよ」
何故か首をかしげられたので実物を持ってきて見せる事にした。濃い緑色でシュッとしているのがピリリャでオレンジ色で丸く少しでっぱりがあるのがオーネと説明しました。
「なるほど、何となくわかりました」
「同じく…でも知っている物が別の色していると何とも言えない感じになるね」
「それはわかる…」
「でも美味しかったよね」
「だね、苦手でもちゃんと食べられた」
みんな綺麗に食べてくれたので作った私も嬉しい、それとあの事も聞かないとね。
「ちょっとみんなに聞きたいんだけど、最近変わった事とかない?」
「変わった事?…うーん、特にないと思う」
「私も特に変わった事は無いと思うけどな」
「だよな?一応警戒はしてるけど変な気配とかは感じたことないけどなぁ」
「そう…ありがとうね」
特に変わった事は無い…か。でも勇者達が来てからその気配がするようになったのよね。もしかしたら勇者だけが使える魔法の影響とかだったりするのかな?考えても今はわからないから色々調べて見なきゃね。ミシュラも一緒に考えてくれるよね?……あんまり乗り気ではなさそう…。
「残念だけど私はその気配を感じ取れないからミラの力にはなれないよ」
「そっか…それならしょうがないかな」
「私は何かあった時に力を貸す事しか出来ないけど、頑張ってね」
「ミシュラありがとう」
それじゃミリス達の所に一度帰って少し休む事にしようかな。一応アルゲンに周りをもっと調べてもらうようにお願いしておかないと。
「それじゃ私は一度帰るからね」
「はーい、ミラちゃんいつもありがとうね!今は返せるもの無いけどちゃんと返すからね!」
「あまり期待しないでおくわね」
仲良くはなっているけど、あまり仲良くならない方がいいわよね…。この子達とは文字や言葉を教えるくらいの付き合いしかしないって決めてるんだもん。……今更遅いかな?ただ別れが嫌なだけなのかもしれない。私はこの子達の事を考えながらミリスの場所へ行きました。
ミリスの居る場所まで行くとミリスとリィアが座りながら難しい顔をしていました。何かあったのかな?私はちょっと駆け足でそばに行きました。
「あ、ミラ様!」
「えっミラ!ねぇちょっと聞いて」
2人は私を見つけると立ち上がり近寄ってきました。顔がちょっと怖かったわ…。でもそれ程の事が起きたのかとも思い話を聞きました。
「二人ともどうしたの?何かあったの?」
「実は…最近変な気配があるからミリス姉さんと風狼達に調べてもらってたんだけどある事がわかったの」
「ある事?それって……」
だから最近よく居なかったのね…できたら相談して欲しかったけどこれは成長したと思えばいいのかな?ちょっと複雑な気持ちね。
「気配があった場所を掘り起こしたんだけどこんな物が埋まっていたよ、見つけたからにはミラ様に見てもらって判断した方がいいよねってリィアとレオ達と話したの」
「なるほど…これが埋まっていたのね?でも鑑定ならミリスもリィアも使えるでしょ?」
「それなんだけど…鑑定してもわからないんだよね、ミリス姉さんも鑑定したんだけど何か全くわからなくてもしかしたらミラならわかるんじゃないかなって!」
「見た目は箱だけど普通に開くわね、中身は……何これ?」
中にあったのは文字の書かれた宝石版だった…。宝石版とはミシュラの記憶で昔使われていた魔法が封じ込められている危険な宝石版らしい。文字を書いた本人しかわからないようになっている為見つけたら即破壊されていたらしい。
「宝石版ね…まさかこんな物が出てくるなんてね、それにしてもかなり小さいわね?」
「ミラ様わかるのですか!?それでこの宝石版という物はどんな物なのですか?」
「私も気になる!安全な物なのかも知りたい」
「正直に言えば…安全では無い代物ね、ミシュラの記憶ではもう少し大きい宝石版しか無かったけど…本来なら二十センチくらいの大きさなのだけどこれは十センチしか無いもの」
「なるほど…大きさはわかってもどうして安全じゃないの?」
「宝石版は強力な上位魔法や呪術を封じ込められる物なの。これがもし暴発でもしたらどうなるかわからないのよ」
「これそんなに危険な物だったのですか…でも昔の人は見つけたら壊してたんですよね?」
「そうね…魔封の破壊と呼ばれる道具があったらしいんだけど一度も見た事が無いからどんなのかわからないわね。だから現在はこれを破壊する事が出来ないのよ」
それを聞くと二人はこれを厳重に封印しちゃえば大丈夫なんじゃないかなと言った。確かに封印出来ればしたいけど封印の魔法も道具も何も無い…。創る事は出来なくは無いと思うけど封印魔法なんて…。
「ある!封印魔法あるわ!どこかの勇者が解いてやばい事になってるけど、でも名前がわからないから封印魔法で創れるかな?今の魔力で足りたらいいんだけど…」
私の今の魔力は5210はある。もしそれ以上必要なら今は創れなくて失敗する。試す価値はあるわよね?
「〘創造魔法!〙封印の魔導石」
やってみたものの何も起こらなかった…失敗するとちょっと恥ずかしいからあまり失敗したくない。魔力は減っていないから今の魔力量じゃ創る事は出来ないってことね。
「二人ともごめんなさいね…」
「ミラが謝る事ないよ!」
「そうです!ミラ様は悪くないですよ?これは危ないからちょっと離れたところに置いておいた方がいいと思います!」
「そうね、一応みんなに近づかないように伝えておくわ。それともしこれと似たような物を見つけたら触らず私を呼んで欲しいかな。何かあってからじゃ遅いでしょ?」
「わかりました…今回はちゃんと反省してます…」
「ミリスも反省してる…」
私は二人とアルゲン、レオを連れて闇深き森の奥まで行きそこに宝石版を置いて結界魔法を何重か掛けてその場を離れました。奥に行く時にアルゲンとレオにも説明はしたので心配は無いはずです。ちょっと心配なのは勇者の子達かな…。大丈夫だと思うけど。
「ミシュラ、あの宝石版を他に壊す方法ってない?それかあれに込められている魔法がわかるとか……」
「残念だけど無いかな、壊すには魔封の破壊が必要だけど今も残っているのかわからない。そもそもあれ自体誰が作ったのか誰も知らないみたいだったかな?」
「そうなの?、それじゃ込められている魔法はどう?」
「それも発動してからじゃないとなんの魔法が込められているかわからないかな…ミラには伝えておくけどこれたぶんだけど、最近作られたものだと思う。理由としてはこんなに小さいと今で言う古代魔法は込められないのが理由かな」
「もし込めようとしたらどうなるの?」
「宝石版が耐えられなくてその場で魔法が暴発して吹き飛ぶかな」
「な…なるほど…解析はしたいけど下手に触らない方がいいよね?」
「それが賢明かな」
この宝石版が最近作られたってミシュラは言っていたけど一体誰が何の為に作ったんだろ。これが作れたって事は過去の宝石版を知っているもしくは手元にあるって事だよね。……考えてもわからない事だらけね。
「!?…何この気配…かなり遠いけどすごい嫌な気配が一瞬現れて消えた?アルゲン!今の感じた?」
「はい、感じ取る事は出来ましたがサミリスの町の方向ではないかと思われます」
「今まで感じた事が無い気配で恐ろしいわね…」
「それでしたらお嬢さまも……いえ失礼しました。何でもございません」
「ん…???」
私が何なのかしら?もしかして私も同じくらい怖いって事なのかな?私そこまで変な気配出してるのかしら…。ここには来ないと思うけど警戒はしておかなきゃだよね。一体向こうで何が起こったの?
あの謎の気配は一体なんだったのか?気になりますね!災厄と何か関係が?それは次回のお楽しみですね!




