42話 魔女と冒険者
今回はかなり長めになっています!
何故かしら…胸がミリスよりも大きい…。私の胸は小さいのにどうして?どうして作った子達はみんな大きいのよ!不公平な気がしてきたわ…。
「ミラ…服欲しい…」
服を用意しておくの忘れてたわ…今合う服無いのよね…。
「リィアに合う服がないからこのローブを着ててもらえる?後でちゃんと作るから」
「はい!それより私の胸1番大きいね」
「ミリスより大きい…ミラ様は……可愛いですね!」
「ミリス…それって嫌味?」
「ちっ!違います!あわあわ…」
私が少し目を細めながら言うとミリスは慌てていました。私も胸大きくなりたい…魔法でどうにかならないかな?
「ローブ着たよ?ミラどうかな…少し胸が苦しいけど」
「うーん、似合うけどちょっと胸が強調されすぎね…」
「そうですね…我慢はしますね」
「我慢させてごめんね?魔力があと少し回復したら服や下着作っちゃうから」
「わかりました、それまではミリス姉さんと遊んでます!」
ミリスは姉さんと言われ嬉しそうな顔をしています。ミリスは魔法生命体だけどミリスと違って魂を入れたからどういう扱いなのかしら?
私はリィアを鑑定してみました。鑑定するとそこには魔人と書いてありました。
リィアって魔人になっちゃったのね…てっきり魔法生命体になっているものだとばかり。
「ミラ私の顔に何かついてる?ずっと見られてると恥ずかしいんだけど…」
「あ、ごめんね?リィアの状態を調べてたのよ」
「なるほど?私どうだった?ミラや姉さんに比べたら弱いと思うけどこれからたくさん頑張るよ!」
腰に手を当ててリィアは勢い良く立ち上がりました。羽織っているのがローブだけなのでちらちら見えてしまいます…ここに男がいなくてよかったと安心します。
「こらこら、今ローブだけなんだからね?あまりはしたなくしちゃだめよ?」
「はーい、ミラが下着と服作ってくれるの楽しみに待ってるね!」
「リィアはミラ様を困らせないようにね?」
「わかってるよ?でもたくさん話したいもん。ミリス姉さんはいつもそばに居て羨ましかったから」
「ミリスもミラ様の隣に居れて嬉しいけどこれからはリィアも一緒だから」
「二人とも仲良しね…魔力も少し回復したから服と下着作るわよ。リィアはどんな下着がいい?」
うーんと考え込むリィアだったがすぐに青色の下着がいいと言ってきました。
「青色の下着でいいの?フリルとかはつける?」
「そこはミラにお任せかな?」
「わかったわ、それじゃ服はどうしようか?」
「服はミラにお任せする!」
「お任せかぁ…頑張るね?とりあえず先に下着作るね」
私は今ある素材でさっそく下着を作り始めました。と言っても合成で作るんだけどね?たぶん行けるでしょ!
蜘蛛の糸とマナハーブと風狼の抜け毛を合成!頭の中でイメージしながらゆっくりと作って…完成。でもまだパンツだけだからあとはブラも作らなきゃね!さっきと同じ方法で作るけど素材を一つ増やさないとね。何がいいかな…折れたら危ないから鉄を細くして曲げたのを使おうかな。
「これで完成…!」
「完成したの?ミラ作るの早いね!そしてすごい可愛い!!」
目をキラキラさせながら出来上がった下着をミラから受け取り喜んでいます。
「それじゃさっそく着てみてくれる?たぶんサイズは合うはずよ?…たぶん」
胸だけはちょっと自信ないのよね…。だって私そんなにないから仕方ないじゃん。
「えっと…パンツは履けたよ?でもこのブラ?はどうつけるの?」
「まずは体にブラを回して前にホックを持ってきて?」
「こうかな?ミラ合ってる?」
「あってるよ!そしたらブラホックを前で止めちゃお?」
「はーい…これ後ろに回してつけるの難しそう…」
「慣れればできるよ!ミリスはなれたからね!えっへん」
「ミリス姉さんすごい!私も早く慣れなくちゃ」
「あとはミリスが教えてあげる?私じゃ色々違うから」
「わかりました!ここからはミリスが教える!」
「姉さん教えてください!」
私より胸のあるミリスの方が教えやすいものね…何故か悲しくなるわ……。いつかきっと大きくなるよね…?
「ミラ出来た!」
「ちゃんと出来たみたいね、ミリスもありがとう」
「いえいえ、リィアは覚えるの早いので」
「姉さんの教え方が上手いからだよ?胸を持ち上げながら入れるんだね…慣れれば楽かも?夜は二人ともブラはどうしてるの?」
「本当は付けておいた方がいいんだけど外しちゃうかな?寝苦しくてね」
「ミリスも同じ理由で外してる」
「なるほど…寝る時は私も外す!」
服は創造魔法で創りました。本当は素材からやった方がいいものが出来そうだけどリィアがなんでもいいと言っていたので…。膝下まであるベージュ色のスカートに白の服を創り出しました。なぜこれになったか?…私の趣味よ…悪いかしら?
「完成よ、気に入ってくれたらいいのだけど…」
「わー…すごく素敵!ミラありがとう!!」
出来た服やスカートを嬉しそうに受け取るとミリスに手伝ってもらいながら着替えました。
「どう?どう?似合うかな!」
「えぇとっても似合っているわ」
「リィアすごく嬉しそうな顔だね!ミラ様もよかったですね」
「私も嬉しいわ…ちょっとだけ水浴びしてきていい?汗かいてるから気持ち悪くてね」
「くんくん…でもミラの匂いいい香りだよ?」
「リィア!?嗅がないで!」
私は顔が熱くなるのがわかりました。だって恥ずかしいじゃない…。
「とにかく水浴びに行くからね!」
「ミリスもついて行きますね」
「私もついて行きます!」
私たち三人は川に水浴びをしに行きました。魔法の〘クリーン〙でもいいけどそれだとなんか落ち着かないのよね。川の中で隅々まで綺麗に洗いました。川から出たあとは〘クリーン〙で体についた小さな汚れを落とした後は火と風の 合成魔法で温風を作り体や髪を乾かしました。その後は着替えて、リィアを紹介するためにレオたちのところに行った。レオ、リア、ルナはもちろんビックリしてました。でもすぐに仲良くなっちゃいました!今一番強い子が私を含めないで…ミリスとリィアかな?でもアルゲンが実際のところ一番強そうに感じちゃうけどね…。
「お嬢さま今よろしいでしょうか?」
「アルゲン?何かあったの?」
「はい、鉄木樹の森にいる人間が冒険者だとわかりました。会話をワレの眷属が聴いたところ、お嬢さまを探しているようです」
「私を探してるの?それってあの勇者崇拝者とか言うのとは違うのよね?」
「たぶんですが違うと思います。まだその者たちの情報は勇者崇拝者の話は出てきておりません」
それなら普通にギルドから来たって事よね…?レオスさんはあの時勇者崇拝者の事しか言ってなかったし別の誰かがギルドに依頼して私を探してるのかな…。わからないこと多いかも。
「それでお嬢さま、あの者たちはどういたしましょう?始末でしたらワレの眷属だけでできますが」
「それはまだしなくていいわ、敵対してこないなら手を出さないでね?」
「承知しました。」
今思ったけどあの冒険者ってサミリスの冒険者?まぁ違う可能性もあるけど…違う町の冒険者の可能性もあるけどもしそうだとしたら私の情報が漏れてるってこと?でも私はサミリスの街にしか居なかったしそれに何かやらかしてもいないはず……だよね?ちょっと心配になってきたかも。
「アルゲンその冒険者たちは今鉄木樹の森に居るのよね?」
「そうです、お嬢さまいかが致しましょう?」
「アルゲンのスキル〘共有眼〙を使ってくれる?」
「承知しました。それでは使用します」
アルゲンは共有眼を使用して私にその光景を見せてくれた。
「本当に多いわね…ここは私が行こうかな?」
私がそう言うと近くに居たミリスとリィアもついてきたいと言い始めちゃいました。油断しなければ大丈夫だし何かあればアルゲンと周りの眷属たちがどうにかするという話になりました。
「無理は絶対にしません!」
「わかったわ…それじゃ行くわよ!」
アルゲンの共有眼を解除してもらい闇深き森から出て冒険者たちのいる方に歩いて行った。もちろんミリスとリィアも連れて行きました。
――――鉄木樹の森では…
俺たちはギルドの依頼で貴族が探している二人の少女を探しに来ているパーティーだ。今ここにいるのが宝石の花の俺のパーティーだ。リーダーの名前はシーラだ、女ではあるが実力は俺よりあり何より魔法の才能が一流だ。そしてパーティーのタンクである俺は重鎧で両手剣を主に使っている。魔法の才能はないが剣スキルと守りに特化したスキルがあるのであまり困ってはいないな。鎧は魔反の鎧で一定の魔法は弾くダンジョン産の鎧だ…これのおかげでそこらの魔法は一切効かなくていいがな。
「はぁ…ここまで来るのマジで疲れたな…」
「そうね、でもこの依頼何か裏がありそうなのよね。依頼内容をよく見たけど二人の少女を探して連れて帰るだけで金貨500枚って絶対怪しいわよ」
「それを受けたのはシーラだろ?まぁ俺も賛成したけどよ…それにレイも賛成してたしな」
「まぁ…ね…」
レイは片手剣と弓を使うが基本無口だ…だが戦闘や危機感知が優れているため何度助けられたか。宝石の花はこの三人だけだ…俺だけ男だから色々大変ではあるがな…ははは…。それと俺らはAランク冒険者だ。
「ん…なにか近づいてくる…」
「本当か?警戒するぞ!」
「そんな気配しないぞ?ルイセン気配あるか?」
「いや?全く感じないよその子の気のせいじゃないのか?」
「そうだよな」
全く…こいつらはパーティー不死鳥の羽って奴らだ。Bランク冒険者だが実力はあるが油断と実力差を把握できていないんだよな…。
「距離はわかるか?」
「まだ…ちょっと遠い…」
「わかった、何か仕掛けてきそうな気配があったら言ってくれ」
「うん…」
レイの顔が少し嬉しそうではあるな。役に立てると嬉しそうな顔をするんだよなぁ。
「少しいいか?今向かっている方向だが闇深き森の方であっているか?」
こいつはタイタンズのリーダーであるマーマラだ。ダンジョンで手に入れた短剣を使っている男だ。左右に火炎の短剣と雷の短剣を持っている、体は大きいが危険だと判断すると全員で逃走する。
「そうだったか?俺実際に見た事ねぇから知らねぇ」
「確かそのはずだ…俺だって見たことはないな。それに闇深き森には未だ誰も入れていないからな」
「てか何で入れないんだ?」
「俺も聞いた話だが、魔力の密度が高すぎるらしい」
「なるほど…それじゃそん中で生きてる物居なくないか?」
「そうだな…」
そんな話をしていた時あることに気がついた…。
「みんな止まってくれ!この森ってこんなに鴉多かったか?」
「言われてみれば…レイ何かわかる?」
「わか…らない…敵意は…ない…みたい」
「だとすれば監視…そんな訳ないか。あるとすればここがこいつらの縄張りか?」
「縄張りの可能性はあるな…下手に刺激するなよ?」
―――少し経った後…
「お!おい!誰か歩いてきてるぞ!」
「マジだ…でも一人じゃないぞ!警戒しろ!」
「どうやらレイの感知は当たったようね…。それに依頼の女の子じゃないかしら?あともう1人の女の子もいるけど違う子だったりするのかな?」
「そうかもな…なぁそこの子ちょっといいか?」
私たちに話しかけてきたわね…ここは私から話した方がいいかのかな?
「何かしら?私たちに何か用なの?」
「君たちがギルドで探されている少女で合っているかな?」
「さぁ?それはわからないわね」
探されているのは知っているけど素直に答えてもいい事なさそうだし誤魔化してみようかな?ミリスとリィアは念のため私の後ろに居てもらっているけど。
「そうなの?えっと貴女の名前教えてもらえる?私はAパーティー宝石の花のリーダー…シーラだよ」
この子が話しているけど後ろの女の子たちは話そうとはしないわね…。レイはこの子たちをかなり警戒しているからただ者でもなさそうだし…素直に会話してくれるといいな。
「私は魔女のミラよ」
「魔女?はわからないけどミラちゃんね。教えてくれてありがとう、依頼に書いてあった名前もそんな感じだったかなぁ?」
まぁ依頼書には名前なんて書かれてないから合っているのかわからないんだけどね…書いてあったのは髪色と服装くらいだったし…。
「なるほど…ね…」
「……!?シーラ!その子から離れて!」
「えっ?」
レイの言葉に驚くシーラだったがすぐに何かを察しミラのそばから離れた。
「嘘…ついた?」
「嘘なんかついていないわ!」
「私の名前依頼書に書いてなかったんでしょ?私は嘘がわかるのよ」
「…っ!?」
シーラと周りの冒険者はミラから出る殺気に武器を構えはじめた。手足が震えとても怖い…まるで災害級の魔物に出くわしたみたいな感じがする。
「ミラとかいうお前!その殺気を向けんな!」
「サンド!そんな刺激するなよ、この感じマジでヤバいぞ」
「そんなのやってみなきゃわかんねぇだろ?」
「サンドだけならいいけどこっちも巻き込まないでくれ!」
少し威嚇しただけなのに仲間割れ?起こしちゃった…それに私戦う気ないし警告で威嚇しただけなのよね…。
「仲間割れしている所悪いけど私たちに関わらないでもらえる?誰が依頼を出したかは知らないけど帰ってくれたら助かるんだけど?」
少し沈黙があったが先に沈黙を破ったのはサンドとか言う男だった。
「は?帰れだと?この俺!サンドに向かって言ってんのか?!」
「おい待てよ!あまりあの子を刺激するな!それに後ろに居るあの二人の女の子もかなりやばいぞ…殺気が尋常じゃない!!」
「そうよ!下手に刺激したらダメよ…あなた死にたいの?力の差がわからないなら今すぐ帰りなさい!」
「は?それは無いだろ?俺がこんな子供に負けるとでも?あぁもういい!!生きて連れて帰れって依頼だけどよ…手足が無くても生きてりゃいいんだろ?」
嫌な予感がする…この女の子三人からはすごい嫌な予感がするよ…下手に刺激したらたぶん全滅する…。でもこのサンドが刺激しすぎてるし…絶対戦闘になる。私の感は当たること多いけど私は話すのが苦手だから…シーラにちゃんと伝えなきゃ…。あの子たちは私たちの手には負えない。
「この人たちどうします?特にあの男…ミラ様に対して…!」
「手は出さないでいいわ、私が相手をするわ」
「わかりました」
できたら殺したくないけど殺す気でしなくちゃだよね?相手がそうなんだから慈悲なんて与えない。全力で相手しなくちゃ!
「シーラ…嫌な予感する…この依頼…あきらめた方が…いい…」
「レイそれはいつもの感よね…?クルドには私が伝えるわ」
「おねがい…」
「クルドこの依頼あきらめた方がいいかもしれないわ。目の前にいるのが依頼対象の可能性はあるけど」
「もしかしてレイの感か?レイがそう言ったなら信用した方がよさそうだな…」
あの人たちは何を話しているんだろ?確か宝石の花だったかな?
「すまんが俺たちはこの依頼から手を引かせてもらう…」
「私たちは先にギルドに帰るわ」
「はぁ?Aランクパーティーだろ?こんな依頼で帰るのかよ…笑えるな」
「笑いたきゃ笑えよ、命あっての物だからな」
へぇ…なぜかはわからないけど帰るんだ。まぁこの人たちは敵対しそうになさそうね?あとは他の人たちね。
「俺らも手を引かせてもらうよ、なぜか嫌な予感がするんでな」
「タイタンズまで帰んのかよ!」
「この依頼は初めから何かおかしいと思っていたからな。それに依頼が被っただけだからな」
「それに手練れならわかる。目の前にいるこの子供は気配が全く感じられないし後ろの奴もだ…」
「言われてみればそうかも?…でも俺はこの依頼を達成して金が欲しいんだよ!」
「確かに金は欲しいが命をなくしたら金も使えんぞ?」
なるほど…どうやらいくつかのパーティーが依頼を受けてこの場に来たって感じかな?
「それに実力者ほど気配や力の差を隠すのは上手いって聞くからな…」
「俺は騙されねぇぞ?こんな子供は魔法も使えないだろ!ここは俺たち不死鳥の羽が行かせてもらう。行くぞお前ら!」
「おい!待てって!するのはいいが俺たちは何もしないからな?」
「そうね、私も死にたくないからね。サンド死んでも知らないわよ?」
「俺たちは残る帰りたいならさっさと帰りなっ!」
なんかわかんないけど不死鳥の羽って言うパーティーだけ残ったわね…まぁこのサンドって男だけはちょっと許せないかな。あとの人たちは帰ってはいるけど離れた位置から見てるわね…さてどうしましょう?この不死鳥の羽ってこんな頭のおかしいリーダーで可愛そうね。
「さぁて、こいつを連れて帰れば貴族からの依頼達成だ!」
「サンドさん…俺らも帰りましょうよ。絶対に手を出したらいけない相手ですって」
「嫌だね!俺はあんな腰抜けとは違う!ルイセンは後ろの目の前の子供を捕まえろ!攻撃してくるようなら少し痛めつけてもいい!俺とニクラは後ろの奴らを捕まえるからよ!クライはその場で待機だ」
「サンドさんわかりました…」
この人たちは排除でいいかな…殺さない程度痛めつければ帰るでしょ。最初は殺そうと思ったけど…後ろで見ている人たちに見せしめとするのもいいかも?とも思ったけどやめました。
「貴方たちが待つのは絶望よ?それでも私たちを捕まえるの?」
「当たり前だ!念のため全員武器を構えろ!」
「はぁ…武器を構えたわね?それは私たちを傷つけるって事かしら?」
「お前らが抵抗しなければ傷つけないさ…だから大人しく捕まれ!!」
まったく困った人たちですね…私はミリスとリィアに合図をだし戦闘態勢をとらせました。相手は驚いてるけどね?まさか戦闘態勢をとって来るとは思わなかったみたいだし。
「それじゃ殺るよ~」
「殺さないでね?痛めつけるだけでいいから」
「はーい!」
「お…お前らなんかに殺られてたまるか!ニクラは魔法で足止めしてくれ!ルイセンは動けない間に拘束してくれ!」
「わかりました!〘母なる大地よ、我が声に応えあの者を束縛せよ!アースロック!〙」
この魔法は詠唱通り拘束する魔法なのね…魔法と効果がわかればやり返せるのよね。それにこの程度じゃ私たちには効かないのよね。
「ミリスとリィア手加減でお願いね?〘パラライズバレット〙」
「はい!」
「ミラの言う通りにするよ」
パラライズバレットを魔法使いに放ちました、無詠唱で魔法を使ってきたのでとても驚いているようでした。
「ば!馬鹿な!!詠唱してないのに何で!!か…体が痺れる…」
「あの子供に掛けられた魔法は自分で解けるだろ?ルイセンといくぞ!!〘風の一閃〙!」
「わかりました!〘俊足〙からの〘炎小の風切り〙!」
風の一閃は剣に風をまとわせるスキルなのね…俊足は足が速くなってるわね。炎小の風切りってスキルは短剣に火と風をまとわせたスキルなのね…。そもそもパラライズバレットは当たったら麻痺しちゃうから自分で解除出来るわけないでしょ…。
「たぶん私には当たらないわよ…」
バリアで風の一閃を防ぐとカキーンっと音を立てて剣が地面に刺さり体制を崩したみたいです。防がれると思っていなかったのかな?ミリスに向かった炎小の風切りはミリスの作った剣に弾かれてしまったようです。
「そ!そんな!何かに弾かれた?!弾かれるのは初めてだ…くそ…」
「こっちも弾かれたよ…普通剣で弾くか?おかしいだろ…!」
「み…みんな…諦めて帰ろうよ!僕たちじゃ勝てないよ!」
「荷物持ちなんだから指示出すな!俺たちならできる!出来るはずなんだ!」
この人たち実力差わからないのね…ここは絶望させて諦めさせないといけないわね。その前に最後に警告だけしてあげなきゃね。
「ミリスとリィア集まって!」
「はい!」
「はーい!」
「お…おい!待てよ!」
「待たないわ、最後に警告してあげる…今ここで諦めて帰るなら見逃してあげる。ギルドに帰りなさい、帰らないなら死ぬ事になるわよ?」
死ぬ事になると言うと相手の顔が少し変わった。そりゃ死にたくないわよね…お願いだから諦めて…。
「い…嫌だ!諦めたくない!死にたくはないがお前らなんかには負けない!」
「僕も負けませんよ…死にたくはありませんが絶対にギルドに連れていきます!」
「はぁ…それが貴方たちの選択なのね…とても残念よ…」
遠くでこちらを見ている人たちにこの人たちを回収してもらおうかな?
「君たちは生きて帰れたらいいわね?〘魂の共有〙!あなた達は苦痛の中で死に絶えなさい!」
「ミラ様少し悲しそうな顔してますね…」
「…そう?私は平気よ…」
私が使った魂の共有の内容は相手の魂を他の者と共有させ死亡すれば掛けられた対象は死亡する闇魔法よ。この魂の共有には色々効果はあるけど今はこれだけにしておくわ。
パーティー不死鳥の羽に苦痛を与える効果も追加したからまず自力では歩けなくなるわ。でも最後の救いにこの人たちが私たちに関わらないって心から思えば時解けるようにしておいたわ。
「な…なんだこれ…めっちゃ痛くて苦しい…」
「お…お願いだ…殺さないでくれ…頼む…あ"あ"ぁ"ぁ"!!」
「まだ死なないはずよ?苦痛はあるけどね?その苦痛は貴方たちが選んだ結果なんだから」
「遠くにいる人たち顔青ざめてますよ…」
「リィア報告ありがと、殺さないからここから去りなさい!二度と私たちに関わらないで?それとこの魔法は無理やり解こうとすれば死ぬようになっているからね?」
すごい絶望した顔ね…でも貴方たち選んだ結果なんだからしょうがないでしょ?荷物持ちをしている子は除外してあるけどね?
「わかった…俺たちは帰る!帰るから殺さないでください!…痛…痛…い…痛いっ…!」
「体が痛くて立ち上がれない!全身が…あ"ぁ"!」
「こ…こんなの化け物じゃないか…」
今私に向かって化け物って言ったのかな?そうかもしれないわね…。でも…。
「私は化け物じゃなくて魔女よ!」
私が魔力を開放しながら言うと苦痛と恐怖の中で気絶し失禁していた…。私は後ろで見ている者にこの人たちの回収をしてと言いその場を離れました…目の前で化け物って言われるとやっぱり傷つくわね…。
「ミラ様泣いてる?」
「ミラ大丈夫?あんな人の言葉気にしなくていいよ!」
「気にしないようにはしてたんだけどね…」
「帰ろ?みんな待ってると思うし」
「そうですよ!帰りましょ!」
「そうね、帰ろうか」
アルゲンの眷属にある程度監視させておいてあの人たちが完全に離れたとわかったら報告してもらおう。
「お嬢おかえりなさい、大丈夫でしたか?」
「ただいま。大丈夫だったわよ…」
「怪我がなくてよかったです!」
「そうよ、みんな心配してたんだから」
「ルナもごめんね?相手は帰ったみたいだけど今後どうなるかね。今回私が出た理由は私は居るけど来ないでっていう意味のためなのよね」
「なるほど…姫さまもお疲れみたいだから部屋で休んでね?周りはちゃんと警戒しておきますよ」
「ありがとうねリア…それじゃ少し休んでくるわ」
私はミリスとリィアと共に部屋に戻った。少し経つとアルゲンが連絡をくれてあの冒険者たちはかなり離れたようだと聞きました。まぁ私たちの事を諦めて解けてもしばらくは苦痛が続くんだけどね?私には関係ない事だけどね。
ミラを探しに来た冒険者は災難でしたね…これでギルドはどんな対応をするのでしょうかね?
今回は少し長めになりましたが短い回と長い回はどちらがいいのでしょうね?まぁ長い回は書くのにかなりかかるので投稿は遅れますけどね…。




