39話 魔女の警告と使い
教会につい俺たちはサラを見つけ声をかけた。サラ声のする方を向き俺を見た瞬間にものすごい顔をしていたのだ、まるで恐ろしい怪物を目の前にしたかのように。
「シスターサラ!俺についた呪いを解いてくれ!」
「レオスさん!?貴方何をしたんですか?!ここまで禍々しい呪いは見た事ないですよ?いったい何をしでかしたんですか?」
「実は…」
俺はシスターサラにさっきあったことを伝えた。もちろんミラのステータスの事は話していない。そして俺はシスターサラの言葉で絶望することになったのだ…。
「それが本当だとすれば残念ですが魔法をかけた本人にしか解けないでしょう。魂血の戒めは闇魔法で、掛けた相手の魂と血を徐々に奪って死に至らしめるかなり強い呪いです。それに無理に解こうとすれば…たぶん死亡します…よりによってこの魔法をかけられるなんて運がないわね…それとこの魔法は吸血鬼も使う魔法よ」
「それは本当なんですか?それじゃ俺は…助からないのか……」
「ギルマス…」
「レオスさん…」
「なんで看破のスクロールを使ったのかは知りませんが謝り呪いを解いてもらってきなさい。手遅れになる前にね」
サラがそういうと三人は少し困った顔をします。なぜならミラは現在行方がわからないからである。
「現在ミラちゃんはこの街から去っててどこにいるかわからないのです」
「なるほどね、それにしてもレオスさんは何してるんですか?やってしまったことはもうしかたありませんが、もしかしたらこれはミラちゃんからの警告かもしれませんね。見た感じレオスさんにかけられた呪いですがそれは容赦なく命を刈り取りますよ。できるだけ早くミラちゃんを見つけて謝り許してもらいなさい!いいですね?」
「そうですか…ミラに会ってちゃんと謝りたいな...呪いを解いてもらえるかは別としてな」
「女神様にお祈りをしていきなさい、もしかすれば助けてくれるかもしれませんよ?望みは薄いですが…」
「はい…」
俺は女神に祈りと願いを捧げた…届くことを願って。俺の願いは女神様に届いただろうか?祈りを終えた俺はまた2人に手を貸してもらいながら教会からでてギルドに帰った。
「リィ先輩…ギルマス死にませんよね?」
「大丈夫よ!ミラちゃんならきっと許してくれるはずよ…たぶん」
「そうだといいのだがな…二人ともこんなことになってすまん。いくら謝罪しても許されんと思うが」
「もちろん許しません…ですが私もちゃんと止めなかった責任もありますから…」
「いいだした私も悪いです…」
「とりあえず俺の部屋でいったん落ち着こう。二人の仕事はほかの者に任せるから」
「わかりました…ミラちゃんどうかレオスさんを許してください」
ギルドにつくと冒険者のサリーとロロナが話しかけてきた。
「ギルマスから何か恐ろしいオーラが出ているのですが何かあったのですか?」
この二人は美風の乙女の二人だ、周りの人からは何も言われなかったがどうやら聖職者やエルフなどには見えるようだ…。
「いやぁ実はたまたま商人から買った珍しいアイテムを使ったら呪われてしまってな!あっはっは!呪いを受けてしまったのでサラのところにいてきたのだよ」
「それならなぜ呪いがまだついているのですか?」
「実はな?この呪いは怖いオーラがでる呪いだったみたいなので解くのをやめたのだよ!それの方がかっこいいであろう?」
「男の人って…アイカさんとリィさんはどう思います?」
「えっと…かっこいいと思うよ?」
「なぜ疑問形?それにそのオーラって…かなりや…」
「かなり...なんだ?」
「いえ…私たちも出来たらそのオーラには近づきたくないですし…でも普通の人には…」
「まぁそう言う事だ!それでは失礼する」
「あっちょっと!行っちゃったわね」
「そうね…あれどう考えてもかなりやばい魔法よね」
サリーとロロナから逃げるように部屋に入った。
「ルナ…ギルマスのあれって…」
「そうね…たぶん死の呪いよ。リィさんとアイカさんに支えられていたのを見るとかなり苦しいでしょうね…」
「エルフの私たちだからわかったけどギルマスは何をやらかしたのやら…」
部屋に戻ったギルマスたちは…。
「ふむ…俺からはオーラがでているらしいな、だが街の者には何も言われんかったしな」
「何か条件があるのかしら?聖職者であることとか?エルフは精霊や妖精がみえますし」
「そうだな…確かにありえそうだな」
するとその場にいた全員なにか恐ろしい気配に気が付きました。
「なるほどなるほど…お前がお嬢さまのステータスを盗み見た愚か者だな…お嬢さまより伝言を預かってきた」
三人は恐怖と驚きで声の方を見ると一羽の紫色の鳥が喋っていました。見た瞬間に全身が震え変な汗が出てくるのがわかりました。
―――時は少し遡り闇深き森では
「ふぅ…そろそろ闇魔法の闇召喚も試してみようかな?でももし襲われたら私でも勝てるかわからないからとりあえずみんな呼ぼう…みんなー集合!」
風狼のレオたちとミリスの全員がすぐに集まったので私は今からすることを話した。
「わかりました、主の身は我らが守りますのでご安心を!」
「ミリスもミラ様を全力で守ります!」
「ありがとう…それじゃ始めるわね?闇魔法〘闇召喚〙!」
地面に紫色の魔法陣がでてビリビリと紫の稲妻が魔法陣から出てきています。魔法陣の中心から鳥のような子が出てきました。大きさは10センチほどでとてもかわいいです!
「召喚により参上しました。ワレは闇鴉主に召喚されたことをうれしく思います」
「えっと…闇鴉さんは私に従ってくれるの?」
「はい、もちろん従います!それが召喚されたものならば、主のお名前をお聞きしても?」
「忘れてたわ…私の名前はミラよ、魔女だけど一応人間よ?」
「なるほど…それではミラお嬢さまとお呼びしますがよろしいでしょうか?」
「少し抵抗あるけど…許すわ」
「ありがとうございます。それと皆さまどうぞよろしくお願いします」
「ミリスはホムンクルスです、ミラ様の1番ですので!」
「我らは主の眷属となった風狼である!闇鴉殿よろしく」
「はい、皆さまと仲良くできると嬉しく思います」
「仲良くできそうでよかった…ん!?」
何今の…これはなにかされてる!?誰が…レオス…レオスさん?なるほど…ね。どうやって鑑定してかわかんないけど私のステータスがバレた!どうしよう…殺したくはないし…。
「ミラ様どうしたのですか?」
「私のステータスが鑑定されたわ…サミリスの街のギルドマスターのレオスさんに…」
「ミラお嬢さま、ワレが飛び立ちその物たちを見てきましょうか?」
「それもいいけどちょっと待ってね?私のステータスを許可なく盗み見たことも怒っているけど罰を与えないとだよね?本当はしたくないけど…闇魔法〘魂血の戒め〙!この距離からでも掛けれたみたい…闇鴉伝言をサミリスの街にいるギルドマスターのレオスに届けて」
「承知いたしました。どんな伝言を?」
「それじゃあ……」
「わかりました、それでは伝えてきます。それとワレはどんなに離れていても会話ができる〘テレパシー〙を持っているので話せます」
―――そして現在
「という事だ、見たことをすべて忘れろ。お嬢さまもお前を殺したいとは思っていないのでな」
「忘れると誓う!こちらもミラに伝言を頼んでよいか?」
「ギルマス!何を言おうとしてるんですか」
「しかしミラに伝えなくてはならんだろ…」
「伝えてやろう話せ」
「現在ミラを探している勇者崇拝者だ理由はわからないが気をつけてくれ…名前はレストレイだ」
「伝えておこう、お前に掛けられた魔法もお嬢さまが解いてくださるだろう。今後詮索をした際は……わかっているな?」
「わかりました…今回は俺のミスなんだ!本当にすまねぇ」
「私も本当にごめんなさい…」
「本当にすみません…」
「わかれば良い…それと鑑定した物は全て処分しろ」
この事を〘テレパシー〙でミラお嬢さまに伝えるか…この男も反省している、目の前で処分もしているしこれでよかっただろう。しかし許されるのはこの1回限りであろうな…。念の為このスキルも使ってミラお嬢さまに見せるか…〘共有眼〙。
「ミラお嬢さま見えておりますか?」
「びっくりした…えぇ急に視界が切り替わったから驚いたけどね?…レオスさんにリィさん…あの子は知らないわね」
「ミラお嬢さまの〘魂血の戒め〙に掛かった者です、反省もしているようなので解除なされてはどうでしょう?もし殺すのでしたら止めはいたしません。それとどうやらミラお嬢さまを探している勇者崇拝者というものがあるそうです、その中の一人の名前はレストレイだそうです」
「わかったわ…そんなものたちがいたなんてね。かなり面倒なことになりそうね…。魔法は解除したわよ。まぁ次は無いけどそんな時は来ないで欲しいわね」
「ワレはこの者に伝えたらそちらに帰ります」
「気をつけて帰ってくるのよ?」
「承知いたしました」
これで伝えたし現状も見ていただいた。あとはこの者に警告をしたら帰るとするか。
「お前に掛かった魔法は解除された同じ過ちを犯すなよ?」
「よかった…もちろんこんなことは二度としないと誓う!」
「「私たちも誓います!」」
「それならよかった…ワレはお嬢さまの元に戻る」
「1つよろしいですか?あなたはいったい何者なんだ?」
「ワレは闇鴉だ、ここで起きたことは全てその心の中にとどめておけ。それではさらばだ人間よ」
「あ、飛んで行っちゃった…リィ先輩.めっちゃ怖かった…少し漏らしかけましたよ!!」
「レオスさん…闇鴉って確か…アイカそれは口に出しちゃだめよ」
「そうだな…間違っていなければSSランクの魔物だ…それを手下にするミラか…この事は他言無用だ!」
「「はい!!」」
「ギルマス…」
「レオスさん…」
「どうしたのだ2人とも?顔が赤いぞ?」
「着替えてくるので待っていてください…」
「わかった、まぁ漏らすのも無理はないだろう!」
「「レオスさんの!ギルマスの!…ばかぁぁ!」」
「いてえぇぇ!!俺が悪かったから殴るんじゃ…ごめん」
闇鴉が見て説明してくれたおかげで今回は無事に済んだレオス。勇者崇拝者とは何なのかミラは警戒を強めました。
無事に魔法が解けてよかったですね、今回は助かったけど次やらかしたら…恐ろしいてますね!それとレオスさんはデリカシーは本当になさそうですね…。あはは。
誤字報告が1件ありました。報告ありがとうございますm(_ _)m




