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28話 魔物の襲来と禁忌の勇者?

色々調べ終わった私達は図書館を出ました、外はまだ明るいのでそんなに時間は経っていないのかな?


「ミラ様この後はギルドに行くです?」

「そうよ、さっきは依頼とか受けなかったからね」

「はいです!」

「お兄さん優しい人でよかったわ...私は教師には向かないと思うのだけど...」

「目指してみるのもいいと思うのです」

「本気?私ミリスとあまり離れたくないのだけど...」

「何かあったらいつでも駆けつけるのですよ?」

「まぁ...考えておくね?」


ギルドに向かおうとしたその時『ゴーンッ!ゴーンッ!』と今まで聞いた事の無い鐘の音が聞こえて来ました。私はわかりませんでしたが街の人達はすぐにどこかに避難しています。


「なっ何なの!?この音は何!」

「ミラ様大丈夫なのです!?」

「えぇ、状況はわからないけどギルドに向かうわ!ミリスついてきて!」

「はいなのです!」


みんなと逆方向にあるギルドに向かうのでちょっと大変でしたがギルドに到着しました。


「はぁ...はぁ...足踏まれたりして痛かった...」

「ミラ様平気?」

「平気よ...常時強化魔法使っててよかったわ」

「でも無理はダメなのですよ?」

「わかってるわよ」


話しているとギルマスが部屋から出てきて大声で話し出した。ちょっと耳がキーンとしましたけどね...。


「ここに集まっている者だけでも聞いてくれ!さっきの鐘の音があった通り魔物がこちらに来ている、それも数匹では無い!数千もの魔物の大群だ!!その中にボスと思われる大型の魔物も居ると思われるが未だ姿が見えないためかなり危険だ。避難するのであれば星草の宿に避難しろ、あそこは結界でほぼ壊れんからな」


話が終わりギルド内は少しだけ沈黙があった...それもすぐに無くなった。最初に声を上げたのが2人のエルフでした。ミラはすぐにその2人が誰かわかりました。


「私はやるわよ!」

「同じくね!」

「あれは美風の乙女か!」

「その名前あまり気に入っていないのだけど...」

「まぁまぁ今は置いておいて...あはは」

「それなら俺達も頑張らねぇとだな!」

「そうだな!」

「まぁ...私も出来るだけの事はするけど大丈夫かしら」

「ミラ様なら平気だと思うのです」


周りの人達からはミラの嬢ちゃんも戦うのかと少し心配の声もありましたが私だって戦えますよ?そんなに弱そうに見えるのかな...。


「まぁ戦力は多い事に越した事はないからな、全員生きて帰れよ!俺は中に入ってきた魔物を殺る最終防衛ラインだ」

「ギルマスなら安心して任せられるしな!よし!みんな行くぞ!」

「お前が仕切るのかよ!」

「俺も仕切りたかった!」

「ミラの嬢ちゃん達も怪我しないように気を付けて戦えよ?何かあったら俺達が守ってやるからよ!」

「そうだぜ!まぁミラちゃんの実力なんも知らないからこんな事言えるんだけどな」

「私だって強いんでしゅ...」

「あ、噛んだ...」

「噛んだね」

「噛みましたね...」

「うぅ...!!噛んでません!私だって強いんです!」

「「キレた!?」」


顔を真っ赤に染めながらプルプルと震えていました...恥ずかしさで嫌になります...。


「ミラちゃん誰にだってそんな時あるわよ」

「サリーさん...みんなの優しい視線が痛いです」

「よしよし...少しだけ我慢しようね?」

「我慢します...私噛んでないもん...」

「ミラ様がすごく可愛いのです...」

「これは可愛いわね...」

「可愛いのはわかったから戦いの準備をだな...」

「わかりました...ミラちゃん行ける?」

「行けます!こんな事でくよくよ出来ません!」

「強い子ね!ミリスちゃんもミラちゃんも行こ!」


冒険者で戦える人は門前の草原に行き戦闘準備をします。私は後衛からの援護しながら戦います!接近戦はまだ強くないので...。ミリスも私の隣で魔法で援護してくれます。


「来たぞ!みんな死ぬなよ!戦闘開始!」

「「おおぉぉぉ!!!」」

「男の人はすごい迫力ね...」

「男連中はいつもあんな感じよ?」

「あ、ロロナさん!」

「やほー、私も最初は遠距離から援護するけど少ししたら接近戦で頑張るわ」

「大きな弓ですね...サリーさんのも」

「エルフは弓に()けてるからね」

「なるほど...私は魔女たがら魔法かな?」

「魔女はわからないけど魔法使えるのは中々いいわね」

「ミリスも頑張るのです!」

「2人とも頑張ろうね!それじゃ...」

「はい!頑張りましょ!」

「頑張るのです!」


お互いに遠くの魔物目掛けて大量の矢と魔法が魔物に向かっていきます。


「俺も頑張るぞ!〘(いかずち)よ天より裁きの雷を!ライトニングボルト〙」


魔物の上が少し曇り雷が降り注いだ...あれが詠唱なのね...。


「詠唱なんてした事ないからわからないわね...それっぽく言って誤魔化そ...ミリスも魔法を使う時適当に何か言ってね?」

「わ、わかったのです!」

「行くわよ...えっと...雷よ空から落ちよ〘ライトニングボルト〙」


威力はさっきの人よりか少し弱いのかな?雷一つだけだったし...あれ?なんか視線が...。


「ミラ...ちゃん?何その詠唱...」

「えっと...なんの事ですか...?」

「誤魔化されないわよ!?そんな詠唱聞いた事ないし何でそれで魔法が撃てるの!?」

「ミリスだってそれで撃てますよ?」

「うぇっ!?」


ミリスが今まで聞いた事ない声で驚きました...。そうよね...いきなりこんな話振られればね?


「見るのです!土の槍よ敵を貫けなのです〘クレイランス〙」

「えぇぇ...なんでそんな詠唱で発動するんだよ...もしかして天才なのか?俺が頑張った苦労は...だが今は魔物に集中せねば!」

「もしかして2人ともどこかの国の王族だったりする?」

「はぁっ!?そんな訳ないですよ!」

「そ...そうよね?」


この反応...怪しいわね。たぶんこの2人どこかの王族の姫とメイドとかなのね...隠すならちゃんと隠しなさいよね...。

何故かサリーの勘違いでその後大変な事になるとはまだ知らない...。


―――戦いから数時間後...


「何この反応...強い魔力を持った何かが来ます!」

「地面から来るのです!」

「前衛に知らせるわね!〘風よ我が声を響かせよ〙前衛のみなさん!下から巨大な何かが来ます!注意してください!」

「サリーさんそれは...?」

「風魔法の応用かな、風に声を入れて目的の場所で拡散する魔法ね」

「なるほど...声を大きくする魔法と似てるかも?」

「それって風魔法のエアシャウトかな?」

「たぶんそれなのかな?」

「ふーん...なるほど...ロロナやっぱりこの2人って」

「たぶんね...」

「な、何がたぶんなんですか?」

「いや...エアシャウトは王族しか使えないしその存在を知っている人って極わずかなのよね。私は王族とか関係はあるから知ってるけど」


その時私はかなり焦りました...ゲームの中の知識だったから...それに私は別に王族じゃないし...女神様どうしたら...。


「まぁこの事は後で詳しく聞くとして今は地下から来る的に集中ね!」

「は...はい...」

「ミラ様はお姫様なのです?」

「違うわよ?!だったらこんなところに居ないでしょ普通...」

「そうなのです?あ、敵が出てくるのです!」


大地が揺れ地面から巨大な蛇の魔物が出てきました...。蛇はあまり好きではないので苦手です。


「まさかアースサーペント!?」

「おいおいマジかよ!!魔法なんてほとんど効かないぞ!」

「私も見たのは30年振りね...」

「あれってそんなにやばいんですか?」

「ミラちゃんは知らないのね...あの魔物に滅ぼされた国がいくつもあるのよ」

「そんな...有効な攻撃は何が...」

「主に接近戦ね...魔法はあの硬い鱗が弾いてしまうのよ」

「なるほど...それじゃ私には何も...」

「ミラ様...あれはどうなのです?」

「あれって...?まさかあれの事!?ここじゃ使えないわよ人目だってあるし」

「ミラちゃん何か秘策があるの?誰にも言わないから」

「本当に誰にも言いませんか?誰かに言ったら私この街から消えますからね?」

「別にそこまでしなくても......わかったわ絶対に言わないわ」

「信じますからね?」


私は耳元で闇魔法の事を話そうとしたその時どこからか1人の青年が現れました。


「何あの子...まさか1人で突撃するつもりじゃ!?」

「おい!危ねぇぞ!」

「心配ならいらないぜ!俺は勇者だからな!」


その場に居た全員が一瞬『えっ??』となってしまいました。だって勇者って悪い感じの盗賊じゃ...とみんな思っていたので驚きです。


アースサーペントに剣を振れば硬い鱗にヒビが入りました...。


「マジかよ...あの勇者って奴強いぞ」

「なんで剣が折れないんだ?普通の剣だったら欠けるか折れちまうからな...」

「あれが勇者...すごいわね...」

「はいなのです...」

「それでミラちゃんさっきの話は...?」

「やっぱりなんでもないです!」


勇者の事で忘れて欲しかったです...それより勇者ってあんなに強いの?出来たら戦いたくないわね...。勇者と冒険者で力を合わせて戦いたいですね...。

サリーさん達はミラが王族ではないか?と疑っていますがどうなのでしょうね?ミラは否定していますが今後どうなるのでしょうね...?ちなみに勇者はかなり強いですが性格が...。

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