26話 神託と災厄
今回は少し短めです。
街に戻ったミラは早速ギルドに行きました、ギルドに着くとギルマスのレオスさんとシスターのサラさんが部屋に入っていくのが見えました。
「今のはレオスさんとサラさん?」
「ミラ様どうかしたのです?」
「さっきレオスさんの部屋にサラさんが入っていくのが見えたのよ」
「たぶん大事な話なのです?」
「そうかもしれないわね」
そんな事を話していると他の冒険者の人が話しかけてきました。
「あれはもしかすると神託でもあったのかもな」
「神託ですか?あの神様とかが知らせてくれるって言う」
「そうだ、無いと思いたいがな」
「ミリスにはよくわかんないのです」
「俺にもよくわかんないさ、まぁ備えておけば何とかなる場合もあるさ、それじゃあな」
そう言うと男の冒険者さんはギルドから出て何処かに行ってしまいました。不思議な人ですねと思いました。
「さて、私達は依頼でも受けましょうか」
「はいなのです!」
「今日は...」
「すまないが全員1度手を止め話を聞いてくれ、女神アイリス様より神託が下った」
周りはザワザワし始めました...確かにアイリス様の神託が下ればね...。どんな内容なのかドキドキします。
「私は教会でシスターをしているサラです、今から神託の内容を説明します。」
「女神アイリス様から邪悪な気配が東の大陸で生まれ災厄が降りかかるであろうと...それを破る事が出来るのは勇者のみだと...その災厄は放置すれば至る所で災いとなり襲い掛かるでしょう」
話終えると周りは静まり返っていました、私もその話を聞いて正直怖くなってます。何で今こんな事が起きたんだろ...。
「やばいな...それに勇者って今盗賊まがいの事をしてる奴らだろ?」
「だがそれが本当かはまだ確かめてないしな...その勇者が本物かは取り押さえない限りわからないだろ」
「そうだな、それと災厄はごめんだな...」
「ギルマスこれからどうするんですか?」
「そうだな...依頼などは引き続き行ってもらうが緊急依頼が出る可能性もあると考えていてほしい」
「わかりました」
もしかしてルゥミナス様が伝えようとしてた事ってこれなのかな?最後だけ聞き取れなかったし...。
「依頼は後にしてもう一度図書館に行ってもいいかな?」
「ミラ様が行くならついて行くのです!」
「ありがとうね、調べたい事があるからね...歩きながら話そうか」
「わかったのです!それにしても災厄は怖いのです」
「そうね...何が起きるかわからないから準備のしようがないからね」
「そうなのです!何も起こらない事が1番なのです」
「それが1番いいのだけどね...」
「到着なのです!」
「空いてはいそうね」
扉を開けて中に入りました、中は相変わらず静かですが本の匂いがして落ち着きます。
「すみません、禁書庫とかって閲覧出来ますか?」
「禁書庫の閲覧ですか?ギルドマスターの許可が必要になるのでギルドカードの提示をお願いします」
「わかりました」
「私も出した方がいいのです?」
「禁書を閲覧するのでしたら提示が必要となりますが」
「ミリスも見るのです!」
「ではお二人のギルドカード確かにお借りしました、それでは少々お待ちください」
扉には管理室と書いてある部屋に入っていきました、しばらくしてから出てきました。
「ギルドマスターの許可がもらえましたので閲覧出来ますが禁書の持ち出しなどはご遠慮ください」
「わかりました、書き写したりするのは平気ですか?」
「書き写すのは平気ですが禁書故に取り扱いにはご注意くださいね」
「はい、ミリス行くわよ」
「はいなのです」
私達はお兄さんにお辞儀をして禁書庫のある扉まで来ました。扉が自動で開いたので中に入りましたがさっきまで居た本棚の場所とは雰囲気が全然違います。ギルドカードを見ると少し光っていましたがこれが許可した証なのでしょうか?
「なんだか肌がピリピリするわね」
「そうなのです、ミラ様は何を探しているのです?」
「闇魔法よ、覚えては居るけど禁呪とかあるかも知れないからね」
「なるほどなのです」
「ミリスも興味あるもの見つけてきていいのよ?」
「ちょっとだけ見てくるのです!」
「気を付けてね」
私達は別れて見たいものを探しに行きました...全然見つかりませんけどね。
「一体どこにあるのかしら...もしかして禁呪とかでは無いのかしら?」
それっぽい本があったので見てみるけどどれも違いました。下の棚にあるこの本は...。
「あった…どんな内容かな...?」
闇魔法は現代で使える者はほぼ居ない謎に包まれた魔法である。断罪を司る女神がもたらした魔法らしいが女神の名前がわからない、遠い昔に闇魔法を人間に与えたとされているがその多くは命を奪うものが多いと聞いているため禁呪に指定された......。その後も色々書かれていたけど欲しい情報ではなかったかな。
「他にもどんな禁呪があるか見てみようかな?次も禁書庫に入れるかわからないからね」
私は手当たり次第に禁呪の書を探しました...全然見つからないのでミリスの所に1度行きます。ミリスを見つけると何かの本を手に取っていました。
「ミリス何読んでるの?」
一瞬ビクッと驚いてましたが私だとわかると本を閉じちゃいました。
「ミラ様これはなんでもない本なのです...」
「怪しいわね...」
「こ...この本なのです...」
「えっと...鍛冶の魔伝?」
「はいなのです」
「そう言えば自分で鍛治してみたいって言ってたものね...でも初めにこの本は無理じゃないかしら?」
「内容はさっぱりなのですが覚えておけばなにかに使えると思ったのです!」
「そうね、でも扱いは間違えないようにしなきゃね?」
「もちろんなのです」
ミリスはまた本を開き読み始めてしまいました...私はまた禁呪の本を探しに行きます...。私もミリスに言えたものじゃないけど。
闇魔法まだまだわからない事が多いですね、断罪を司る女神と禁呪など出てきましたが今後どうなって行くのかドキドキですよね。




