22話 勇者の噂って本当?!
そう言えば1つ聞きたい事を思い出しました、初めて街に入った時やギルドでの登録の時...。
「リィさん人を鑑定する魔道具とかってあるんですか?」
「いきなりね...あるわよ?街に入る時に門番に止められたでしょ?その門番に案内された部屋の床に鑑定の魔法が付与されててギルドに届くの、でもそれを無視して中に入ってギルドに登録しようとすると...」
「すると...どうなるんですか?」
「危険人物扱いとなって衛兵に連れていかれるわね、それとギルドにも鑑定の魔法が付与されているのは知ってる?」
「知らなかったです」
「知らないのです」
その後も鑑定にはランクがあり低いと相手のステータスが見れず失敗するそうです。隠蔽を持っている私とミリスは隠蔽のランクがかなり高いようで見られたら困る所は見えないようです。
「色々教えてくれてありがとうございます」
「勉強になったのです!」
「いいのよ、これも私達が教えたりする事だからね」
「またわからない事があったら聞きますね!」
「遠慮なく聞いてね」
「それじゃ軽く朝ごはん作るね」
「ミリス手伝うのです!ミラ様は休んでいるのですよ?」
「えぇ、ありがとう」
ミリスとリィさんは台所で料理を作り始めました。後で知った話なのですが二日酔いも魔法で治せるらしいです。
2人が料理をしている中私は座って見てました...ちょっと仲間外れみたいで寂しかったけどミリスが私の話をしていたので直ぐに寂しさから嬉し恥ずかしいに変わりました...。
「ミリスちゃんはミラちゃんの事が大好きなのね」
「はいなのです!ミラ様が1番大好きなのです!」
「よかったわねミラちゃん?...あらお顔真っ赤ね」
「ミラ様お顔真っ赤なのです」
「うぅ...大好きなんて言われれば...ね?」
「仲が良くていいわねぇ」
「えへへ嬉しいのです」
「私は恥ずかしいわよ!!」
そんな話をしながらも料理が出来上がり3人仲良く食べました。でも二日酔いのせいでまだ本調子では無いですけどね...あはは。
「ミラ様大丈夫です?」
「少しは楽になったわよ」
「よかったのです」
「そう言えばレオスさんは帰ったのです?」
「そうみたいよ?これ書き置きがあったから...2人は知らなかったの?」
「えっと...知らなかったかも?」
「家を出る時にはまだ居たのです」
「あ、私そろそろギルド行かなきゃ。2人はどうする?」
「私達も1度ギルドに行こうと思います」
「ミラ様の事はミリスに任せるのです!」
胸を張るミリスにまたしても大きさを見て少し落ち込むミラでした...。いつかは大きくなるよね?
「それじゃ鍵閉めるから先に行ってていいわよ」
「はいなのです!」
「わかりました」
私達はギルドに向かいました、まぁすぐにリィさんが追いついて一緒にギルドに着きましたけどね。
「お、嬢ちゃん達おはようさん。シャーリィさんと一緒に来たのか?同じ女同士だから仲がいいのか?」
「おはようございます、仲はいいですね」
「仲良くしたらダメですか?こんな可愛い子達と仲良くしたいでしょ普通?」
「あぁそうだな...俺が悪かったです...それじゃ仕事行ってきます」
男の冒険者さんは逃げるようにその場から去りました、悪い人ではなさそうですけどね...。2階からレオスさんが頭を抱えながら出てきました。
「あ、ギルマス!おはようございます!」
「あぁおはよう...今二日酔いで頭に響くんだ...」
「また飲みに行ってたんですか?」
「いや...ちょっとめでたい祝いに少しだけ飲んだだけだ」
「それ絶対嘘じゃないですか...祝いは本当かもしれませんが飲みすぎちゃまたシャーリィさんに怒られますよ?」
「そのシャーリィの家で飲んだんだよ...」
「えっ!?マジっすか...」
昨日の話をしていたようで私達もレオスさんの場所に行きました。
「レオスさんおはようございます」
「シャーリィにミラ達も来たのかおはよう」
「おはようなのです!」
「おはようございます」
「私はお仕事があるので...またね!」
リィさんはギルドの受付でお仕事しているので会えますね、でもお仕事の邪魔はしたくないので必要な時に聞きに行くといいよね?そう思っているとギルマスさんが話し始めた。
「あ、そうだそうだ。ここにいるみんなに聞いてもらいたい事がある!最近隣国で勇者の召喚に成功したと話が出ているが、その勇者と言うのが他人の家に無断で入り金品を盗まれると話が出てきている。これは勇者の名を語る盗賊に違い無いと思うので見つけ次第捕縛しろと国王より依頼が来た」
「マジかよ...勇者っておとぎ話だろ?」
「人間を召喚なんて出来るのか?」
「ただの盗人なのか...早く捕らえなくちゃな」
「その勇者という人達は1人なんですか?」
「詳しい事はわからないが10人以上いると思われる」
周りからは『勇者ってそんなに居るのか?』と言う声が聞こえてきました、普通おとぎ話でも勇者は1人だものね...。英雄なら何人居てもおかしくないけど...。
「勇者を騙る盗賊は絶対に許さねぇ」
「俺もだ娘が知ったら悲しむからな」
「よくわかんないけどミリスも頑張るのです!」
「なんか大変な事になりそうね...」
「どんな格好かは不明だが性別は男だ...少しわかっているのが年齢が16くらいだな、隣国に行っているギルド職員からの情報だから間違いは無いはずだ」
その後も少しザワザワしたけど解散となりました、依頼を受けてどこかに行く人もいればさっき聞いた話をここに居ない人に話に行く人など。
ギルマスは少しフラつきながら自室に消えました...頭痛いんですねわかります。私はそんなに飲んでないので軽症ですけどね?次はもう飲みませんよ!
「私達はどうしようか」
「ミラ様は頭痛そうなので休むのです!」
「このくらいなら...」
「ダメなのです!!」
「わ、わかったわよ...休むわ」
「ミリスが看病するです?」
「うーん、私は平気なんだけどなぁ...ミリスがしたいならお任せするわ」
「はいなのです!」
私はミリスに連れられて宿に帰りました、何故かミリスは笑顔なので私はとても不思議です。
「ミリスどうして笑顔なの?」
「ミラ様を看病できるのです!」
「1人で依頼を受けてきてもいいのよ?」
「最初はそうしようと思ったのです、でもミラ様と離れちゃいけないって言われたのです」
「?...誰に言われたの?」
「うーん、わかんないのです。何故か盗賊団を捕まえた時から聞こえるようになったのです」
一体何かしらね...ミリスの体に何か取り付いた?でもそんな気配は無かったし魔力も異常は無いし。......あっ!私が捕まった時いつもとミリスの口調が違ってたわね!もしかしてあの時何かが起こったのかな...。
「帰ったら1度ミリスを調べないとね」
「ダメなのです!ミラ様は安静にするのです」
「でもミリスも原因不明じゃ困るでしょ?」
「わからないのです」
「そうなのね...でも治ったらちゃんと調べるからね?」
「はいなのです!」
ミリスに何が起きているんだろ...まさか私の元から去ったりしないよね...?そうなったら私は......。
「そんな暗い顔しないで欲しいのです」
「えっ?」
「ミリスはいつでもミラ様の隣に居るのですよ」
心配されて抱きつかれちゃいました、私顔に出やすいのかな?でも、ミリスがそう言ってくれるなら嘘でも嬉しいよ...。私も絶対にそばに居るからと小声で言いました。
今回から度々勇者の話が出てきます、たぶん出会うのはまだまだ先だと思います...たぶん...。
ブクマ36件になっててビックリしました!いいねも53件もされてたなんて驚きです...。
評価のptも多くて本当にビックリです...最近あまり見ていないので気がついたらこんなに...。
読んでくれる人がいてとても嬉しいです!これからも少しづつですが投稿していきますね!楽しみに待っていてくれると嬉しいです!




