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20話 Bランク試験は大変でした

最近はどんどん暑くなってきていますね、脱水になる前に水分補給してくださいね?熱中症もあるので気をつけてください。

「ふぅ...やっと終わったわね」

「疲れたのですぅ...魔物や誰かに取られる前に魔石を回収するのです!」

「お願いするわ...でも私も頑張って手伝うわ...」

「ミラ様大丈夫?お顔青いのです...」

「だ...大丈夫よ...」

「無理はしないで欲しいのです...ミリスがやるのですよ?」

「ううん、これも慣れておかないといけないはずよ...」


死体のゴブリンにザシュっとナイフを入れる...ものすごく不快な感じがして一気に吐き気がした...。我慢...我慢...。吐き気に襲われながらもナイフで体を開き心臓付近にある魔石に手を伸ばした。


「も...無理かも...」

「ミラ様!?」


生暖かい感触と血と臓物の臭いでその場で吐いてしまった...ミリスがすぐに駆け寄ってきて背中をさすってくれた...。私には無理とわかったのであとはミリスにお願いした。私って本当にこう言うのってダメなのね...。


「私が頑張って回収出来たのがたった一つだけ...後はミリスが全部取ってくれたわね」

「回収おしまいなのです!ミラ様大丈夫?お顔真っ青です」

「うぅ...ごめんね、少しだけ...少しだけ休ませて.....。ミリスに押し付けちゃったみたいでごめんね」

「大丈夫なのです、誰にでも得意不得意があるのですよ!ミラ様が出来ない事はミリスが、ミリス出来ない事はミラ様がすればいいと思うのです!後は...2人で力を合わせればなんでも出来るのです!」


ミリスがそう言うと少し罪悪感が消えてきたかも、でも体調が戻るまで少しかかりそうね...。


「ミリス...念の為普通のゴブリン以外は私のマジックバッグに回収してくれるかしら?それと武器も」

「おまかせなのです!回収してくるのです」


私からマジックバッグを受け取るとミリスは周りに落ちている武器をバッグに入れ少し変わったゴブリンも吸い込まれていく...そもそもあれどこに入っているのだろうと思った。興味はあるけど今は止めておきます。


「ミラ様回収終わったのです」

「お疲れ様、〘クリーン〙!」

「綺麗になったのです!」

「私も自分に〘クリーン〙と...綺麗にはなったけどやっぱりあの感触は消えないわね...夢に出そう...」

「夢に出てもミリスが守るのです!」

「ありがとう...少しは元気になったから帰りましょうか。あ、忘れるところだったわ〘ファイアボール〙!」

「ゴブリンの死体を燃やしてるのです?」

「一応ね?...うぅ...酷い臭いね...」

「ゴブリンだからしょうがないのです...くしゃいのです」


死体のゴブリンはすぐに炭になり砕け散りました、完全に炭になるとあの悪臭もほんの少しだけ薄れました。処理が終わったので〘ウォーター〙で火種が残らないように消してからギルドに帰りました。


帰る途中に何人か試験を受けている人にも会いました、傷だらけの人や血みどろの人...無傷の人など。私とミリスも無傷ではありますね。


「ギルドについたぜ...」

「俺が一番乗りだ、お前ら遅かったな」

「一番乗りだろうと関係無いね」

「てか試験官居なくね?」

「確かに居ないわね...」


私には見当がついている、魔力探知をした時 少し遠くから私達を見ている人がいたのを確認している。多分あれが試験官だったのかな?


「よし、みんな帰って来てるな?」

「試験官!何処行ってたんですか!」

「まさか試験管サボってたのか?」

「おいおい、俺はサボってないぞ?たぶん数名は気付いているだろ?」

「一体何の話を...」


1人の冒険者の話を遮るように試験官のギンさんが話し出した。


「まず合格者から発表だ、まず1人目マルチ、2人目ミラ、3人目ミリス、4人目ハゲル、以上だ」


もちろん納得しない者もいた...1人だけ。


「というか私達ゴブリンソルジャー倒したかわかんないのだけど...」

「はぁ?!それなら何で合格したんだよ!」

「そんなの知らないわよ...試験官教えてくれます?」

「良かろう、まず他2名はゴブリンソルジャーを倒したがミラ達はゴブリンメイジとゴブリンアーチャーも討伐している。それも群れの奴らをだ」


周りからは『えっ!?』という声が聞こえてきた、確かに大変だったけど倒せなくはなかったわよ?と思う私でした。


「あ、ありえない!試験官見ても無いのにどうしてそんな事が言えるんですか!」

「試験官は見ていたわよ?みんなも見られてたとは思うけど...?」

「ほほぉ...よく気がついたな、気配は消してたんだけどな。まぁ気がついたのは合格者の4名だけだろうしな」

「なっ!マジかよ...全然気が付かなかった...」

「俺が魔物か暗殺者ならとっくに殺されてるぞ?」


「「「........」」」


他の6名は下を向いて黙っちゃいました、試験官は話を続けました。


「それにな?ランクが下だから女だからって言うけどな、そんな事言ってるうちはお前らが冒険者の品格を落としてると自覚しろ。あえて俺が止めなかったのはそれを自覚して欲しかったって言うのもある」

「だけど...女は...」

「女はなんだ?女の冒険者なんていくらでも居るだろ?お前はそいつら全員を敵に回す気か?俺ならごめんだね。」

「試験官いいですか?」

「ミラかいいぞ?話してくれ」

「はい、確かに女である私達は男より力や体力は劣ります。それに体調だってその時々で変わるし動けなくなる人だっています。それでも頑張りたいって思う私達は間違ってますか?」


私の言葉を聞いた試験官はニッコリと微笑んだ、それに比べて私にイチャモンをつけてきた男は下を向いて黙っている...手をプルプルさせているのが少しおかしかったわ。


「それでも俺は嫌だね!女が冒険者なんてするもんじゃない!」

「なぁ、お前はさっきからそれしか言ってないが女に恨みでもあるのか?」

「私もそれが気になるわね」

「それは...トイレ行く時ついていけねぇし、時々変な匂いするしそうなった時女の仲間に本気(マジ)ビンタされるし、もう1人の女は泣き出すしで最悪だったんだよ!」


その話を聞いて私は呆れた...と言うかデリカシー...。


「はぁ...そんな事を女の子に向かって言ったの?そりゃ本気ビンタもされるでしょうね」

「それは確実にお前が悪いな...デリカシーって言葉知ってるか?男女で体の作りが違うのは知ってるだろ?」

「そんな事は知ってますよ!でも、女は何かある事に裏でコソコソして見ようとすると本気ビンタされるわで意味わかんねぇよ!」

「貴方は1度女の子について勉強した方がいいんじゃない?そんなんだと一生彼女出来ないわよ?」


私がそう言うと顔を真っ赤にして殴りかかって来たがすぐに試験官に抑えられ何処かに連れて行かれる青年でした...。合格者は受付にギルドカードを私に行きました。


「さっきの話聞いてたけどあれは酷いわね...」

「リィさんもそう思いますよね?」

「女の子全員を敵に回して本当に良かったのかしらね...あ、ミラちゃんとミリスちゃんギルドカード渡してくれる?」

「どうぞ」

「はいです」


ギルドカードを受け取ると裏に行き何かをしてるみたいです、終わったらしく手に持っていたギルドカードの色が変わってました。


「これが新しいギルドカードね」

「白くてキラキラしているのです!」

「これがプラチナランクのギルドカード...宝石みたいに綺麗...」

「あはは...見惚れるのはいいけど受け取ってくれるかな」

「ご、ごめんなさい!」

「もらうのです!」


ギルドカードを受け取りマジックバッグにしまいました、そう言えば魔物の死体って買い取ってもらえるか聞いてみようかな?


「リィさん倒した魔物をバッグに入れてきたのですけどどうしたらいいでしょうか」

「それならこちらで買取りますよ、それと魔石なども買取りますね」

「それじゃこれお願いします...でも何処に出せば?」

「それでしたらこちらの倉庫にお願いします」

「わかりました、ミリスお願い」

「はいなのです!」


マジックバッグからゴブリンを取り出してもらい並べてもらった。


「これはゴブリンソルジャーにゴブリンメイジにゴブリンアーチャー3体ね、これ全部買取で...銀貨35枚ね」

「そんなに高いんですね」

「普通のゴブリンより強いからね、それに死体を使いたい人も居るのでその人に売る感じだから」

「なるほど、色んな趣味を持つ人がいますよね...あと魔石もお願いします」

「これなのです!いっぱいなのですよ」

「確かに多いね、全部で20個ですので銀貨4枚と小銀貨30枚です」

「お金がどんどん貯まっていくのです...」

「そうね...使い道が今は無いけど今後出てくると思うから貯めておかないとね」


リィさんから銀貨と小銀貨を受け取りお金は全てミリスに上げました。取り出しを頑張ったのはミリスだからね、これで用事も終わったのでギルドを出ようとするとリィさんから提案されました。


「もし良ければ私の家でお祝いしない?ミラちゃん達がよかったらだけどね」

「いいんですか?」

「ミラ様のお祝いしたいのです!」

「ミリスも祝われるのよ?」

「そうなのです?」

「わかってなかったのね...時々抜けてる所があるけどそれもいい所なのかしら?」

「それでどうする?私はしてあげたいなぁって思うのだけど」

「それじゃ...お言葉に甘えますね、1度宿屋に帰って説明をしたらまたギルドに来ます」

「了解よ、ギルマスに伝えたら来たいって言うでしょうね」


少し笑いましたが確かにレオスさんが知ったら来たいって言いそうですね、私はそれでもいいですけど女3人の中に1人男だけとなるとちょっと可哀想な気もしますね。

もう20話ですね、楽しみに待っていてくれる人がいたら嬉しいですね。

ギルマスのレオスは登場させるか迷いましたけど仲がいい感じにしたかったので登場させました!



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