19話 Bランク試験
あれから私達は街の外に出て魔法の練習などをしました。Bランク試験が2日後なので出来るだけ色々な魔法を試しいくつか合成魔法も使えるようになりました。ミリスも戦闘のスキルを覚えたらしく頑張ってます。
「ミラ様!剣振ってたら剣壊れたのです...」
「あらら...強化魔法は良いけど武器が持たないわね...。1番いいのが鍛冶屋さんにお願いして打ってもらう事なんだけど...」
「ミリスはミラ様が用意したので十分なのです!それならミリスが鍛冶をしてみるのです!」
「簡単に言うけどどんな事するか知っているの?」
「うーん、知らないのです...でも頑張って覚えるのです!」
「ミリスは鍛冶屋でも目指すのかしら.....」
私が創造魔法で作った武器の方がいいらしくそれ以外なら自分で作ると言って聞きませんでした...。でもしたい事ならさせてあげないとね?でも、悪い事なら私はすぐに辞めさせて叱りますから!
「ランク試験が終わったら図書館に行って色々調べて来てもいいからね、その時は別行動でもいいから」
「はいなのです!でもミラ様から離れるのは少し心配なのです...」
「私なら大丈夫よ?街の外には出ないつもりではいるし」
「わかったのです、何かあればすぐにわかるのです」
「そうね、そろそろ練習終わって街に戻りましょうか。」
「明日が試験当日だから体調や魔力は万全にしなきゃね?」
「はいなのです!頑張ってミラ様とずっと一緒なのです!」
ー試験当日ギルドにて
ギルドに集まった私達は合わせて10人程だった。私とミリスは登録したばかりなので視線が少し痛い...。
「Bランク試験に参加した者達よ、俺は今回の試験官のギンだ。先に言っておくが実力が全てだ、だが不正は許さん!」
「試験官質問があります!」
「いいぞそこの青年よ」
「何でまだDランクの人がBランク試験に参加してるんですか?」
「その事か...俺もギルマスに話は聞いたが彼女らの実力はAランク以上だ」
集まった人達はザワザワとして質問をした青年はこっちに近付いてきてこんな事を言って来ました...。
「お前達が...?冗談はよせよ」
「......」
「おい無視してんじゃねぇよ!これだから女は嫌なんだよ。だって女は体調が急に悪くなって戦えねぇんだから冒険者は辞めて欲しいぜ」
何なのこの人...少しムカついた私は少し反論しました。試験官のギンさんは止める事はせず見ていた。
「はぁ...言わせてもらうけど貴方は男で私達は女なの、体の作りだって違うし私達女の事見下して楽しいの?」
「反論すんな!女なんて力も無いし体力も全然男より無いじゃないか!」
「はぁ?当たり前でしょ?...貴方って頭悪いのね......」
「ミラ様この人頭おかしいのです」
「コノヤロウっ!!」
殴り掛かってきそうになりましたが周りの冒険者の方達が止めてくれました。
「待て待て!殴るのはダメだ!」
「離せよ!俺はこの女にムカついてんだ!」
「だから待て!」
そこで試験官のギンが話し始めました...なんで急にと...?
「喧嘩はそこまでだ、そろそろ試験の内容を説明する」
「はぁ!?俺は今コイツと...!」
「俺の説明を聞かなくてもいいって事だな?そんなに試験を受けたくないのであれば今すぐ立ち去るがいい」
「ぐぐっ...わかり...ました...」
「そっちのお嬢さん方もいいかい?」
「はい」
「はいなのです」
「よし、いいかよく聞け?今回の試験は森の中に入りゴブリンソルジャーを倒し魔石を持ち帰ってくる事だ。それと冒険者同士での争いは禁じる、まぁやる奴は居ないと思うがギルドの決闘以外では許さんからな?」
ゴブリンソルジャーか...と周りから声が聞こえてくる。私もまだ戦った事無いわね...。1人だけ納得して無さそうな人もいるけど無視でいいわよね?
「お前らが言いたい事もわかる、ゴブリンソルジャーはBランク以上の魔物だ。だがそれを倒せなければお前らに上に行く資格は無い」
「マジかよ...勝てるわけねぇよ」
「俺も無理かも...でも頑張ってやる」
「ミラ様と一緒に頑張るのです」
「一緒に頑張りましょ」
その後は各自で頑張れと言われ解散となった...試験官はここで待っているから魔石を持って来て見せろと。もちろん納得する者は少なかったが渋々森へと向かった。
「なぁ、あんた達俺らと一緒に行かないか?」
「遠慮しておくわ」
「ミリスも遠慮するのです」
「そうは言わずにさ...な?」
「止めとけ女なんて誘っても足手まといだ」
「お前なぁ、何でそんな事言ってんだよ...」
「もういいかしら?」
「ミラ様行くのです」
私達がその場から立ち去ろうとすると...
「女は痛い目を見ない内にさっさと帰んな!冒険者ってのは男がするもんなんだよ、女は家でなにかしてろ!」
「はぁ...貴方冒険者に向いてないんじゃない?差別するなら勝手にすればいいわよ。行きましょ」
「はいです!」
「待てよ!俺は.....」
最後に何か言おうとしてましたが全部無視して森に向かいました。
「全く何なのあいつ...嫌になっちゃうわ」
「変な人は何処にでも居るのです」
「そうね...あの男は嫌いね」
「元気だしてゴブリンソレジャー倒すのです!」
「ゴブリンソルジャーね...?」
魔力探知を使って探してみるけどそれらしい反応が見つからない...。普通のゴブリンじゃないのかしら?
ソルジャーって言うくらいだから...今思ったのだけど...ソルジャーって何?
とりあえず見つけたゴブリン全部倒して魔石を回収する事に決めました。ミリスにもその事を伝え見つけたら倒してくれるようです。
辺りを探して見たけど普通の動物系の魔物くらいしか見つかりませんでした...こんな事なら試験管に特徴とか聞いておけばよかったわ...。
「ゴブリンソルジャーっぽいの見つからないわね」
「ミラ様あそこにゴブリン居るのです」
「何処かな?...私には見えないから魔力探知で...確かに...これ群れで居るわね」
「厄介そうなのです...」
「そうね...まだ気が付かれて無いからこっちから仕掛けましょう」
「わかったのです!」
私が動けなくしてミリスがトドメを刺す事に決めました。見た感じ20体は居るわね...。
「ミリス気をつけてね、杖を持ったゴブリンと剣を持ったゴブリンも居るみたいだけど何であの2体だけ装備が違うのかしら...?」
「はいなのです、ミラ様あの杖を持っているゴブリン魔力が高いのです」
「なるほどね、まずはあれから倒した方が良さそうね」
「私も賛成なのです」
「行くわよ...〘パラライズバレット〙!!」
ギイィィィ!!!
「位置はバレてないのです...〘ストーンバレット〙なのです!...地面に倒れ込んだのです」
「そうね、多分倒せたと思うけど他のゴブリンにバレたみたいね...」
ギギィィィィ!!!!
一斉にこちらに来ると思いきや弓を撃ってくる者もいてかなり厄介です...一応バリアで守られてるけど何処まで持つか変わらないわね...。早めに倒さないと。
「ミリスは近付いて来たゴブリンを倒して!私は遠距離から弓を撃って来てる方を倒すから!」
「はいなのです!!」
ミリスが土の棘〘クレイニードル〙を使ってゴブリン達が貫かれた...でもそれくらいじゃ全然止まる気配はなく特攻してきます。
剣を持ったゴブリンはグオォォォ!!と大きな雄叫びを上げて、持っている剣でクレイニードルを破壊しながら向かってくる。
「あの剣持ちゴブリン厄介なのです...皮膚も硬いのです」
「援護するわ、〘パラライズバレット〙!」
グッググガァァ...!!
よし麻痺して足が止まっているわね...その内に私は後ろの弓持ちゴブリンに狙いを定めて合成魔法〘ストーンバレット〙を放った。一見して見ると普通のストーンバレットだけど風魔法で回転を強化してあるので安定して遠くまで飛んでいきます。飛んでくる物体を避けようとしたけどもう遅い。
避ける間もなく体を貫通し木の上からドサッと落ちた、まず一体目...後2体!次は調整が難しいけど2連で〘ストーンバレット〙を放った...。一体には命中しもう一体にはかする程度だった...。やっぱり複数になると制御がかなり難しいわね。
「あと一体!逃がさないわよ...!〘パラライズバレット〙からの〘ストーンバレット〙!!」
少しタイミングをズラして放ってみた、少しは安定して弓持ちゴブリンに両方命中...。念の為魔力探知で遠距離から狙ってくる者が居ないかを確認した。
「特に居なさそうね...ミリス援護するわね」
「少しは倒せたです!」
「よく頑張れてるわね、後で魔力の補給してあげるね」
「お願いするのです」
後は普通のゴブリンだけだったのですぐに終わりました...。それでも魔力の半分は消費してしまいました...あんなに数が居るとは思わなかったし...。
Bランク試験でイチャモンを付けてくる人はやっぱり居ましたね、まぁ実際居ますもんねぇそういう人......。聞き流すのが1番なんですけどね?
もし良ければブクマ感想評価などお願いします、誤字脱字などありましたら修正します!出来るだけ見直してはいるのですが...。
いつの間にかブクマ登録してくれた人が27件あってビックリしました!ブクマ登録ありがとうございます!これからも頑張ります。




