17話 Bランク試験のお話
星草の宿に戻り荷物を部屋に置き温泉へ向かいました。いくら魔法で体を綺麗にしてもなんか嫌なんですよね...。
「ミラ様今日は早めに温泉に入るのです?」
「そうよ、今日はちょっと...汚れちゃったからね」
「確かに汚れちゃったのです!今日もミラ様を洗ってあげるのです」
「ありがとう、ミリスはいつも優しいわね」
「えへへ、褒められたのです。ミラ様の為なら何でもするのですよ!」
「何でもって気軽に言ったらダメよ?特に男の人相手には!!」
「気を付けるのです!!」
何でもと言う言葉に少しドキッとしてしまった私が居ました......別にやましい事は考えてませんよ!?...本当ですからね!
脱衣所で服と下着を脱ぎ洗濯袋に入れた、空いている時間があったら私が綺麗に洗っています。流石に他の人に洗われるのはちょっと抵抗があるので......。
「全部脱ぎ終わったのです」
「ちゃんと脱げて偉いわね......なんか少しだけ胸大きくなってる?」
「ミリスの胸は変わってないと思うのです!」
「そう?私の見間違いかしら...」
私はミリスの手を引き2人でお湯を掛け合った、後は洗ってもらいます...。なんか私の方が子供みたいじゃない......?
「ミラ様の体はいつもフワフワモチモチなのです」
「ありがとう、ミリスの体もスベスベしててモチモチよ?」
「えへへ、ミラ様になら何処を触られてもいいのです!」
「そうなのね、後で頭撫でてあげるわね」
「わーいなのです!」
石鹸で泡立てながら私の体を優しく洗ってくれるので少しムズムズします、でも気持ちいいですよ。ある程度洗い終わると私がミリスの体を洗ってあげました。
「後はお湯で流すだけね」
「ミラ様流すのですよ〜」
「お願い...ふぅ...やっぱりスッキリするわね。ミリスにも掛けるからね」
「温かいのです...」
「洗い終了ね、温泉に浸かりましょ」
「はいです!」
私達が浸かる時に誰か入って来たなぁと見るとサリーさんでした、後は1人はお仲間の人かな?こちらに気付くと声を掛けてきてくれました。
「あらミラちゃんとミリスちゃん珍しいね、こんな時間に入ってるなんて」
「今日は色々と汚れちゃって...」
「それは大変だったわね」
「この子達がルナの言ってた新人ちゃんだね」
「ミリスなのです!」
「ミリスちゃんって言うのか、元気な子だな!」
「ごめんね、この子は私の仲間のロロナよ」
「初めまして私の名前はミィール・ロロナだよ、ロロナって呼んでいいからね」
「わかりました...ロロナさん」
「はいなのです!ロロナさん覚えたのです」
その後も少し話をして2人は体を洗いに行きました。聞いた話が2人はパーティーを組んで活動しているらしくて名前が『美風の乙女』と言うみたいです。自分達で決めようと思ったらしいけど良い案が出ずギルドに決めてもらったらこの名前になったらしいですね。
「面白い話色々聞けたわね、そろそろ上がって休みましょ」
「はいなのです...体アツアツのポカポカなのです...」
「あら...長湯し過ぎちゃったみたいね...」
のぼせたミリスの手を引いてゆっくりと脱衣所に行き着替えさせました。その後は部屋でゆっくり休憩です...ベッドに横になっていたら睡魔に襲われそのまま眠りに落ちてしまいました。
「ふわぁ....いつの間にか寝ちゃってたのね...」
「ミラとおはようなのです!」
「おはようミリス、もう朝なのねでも気分はスッキリね」
「それならよかったのです!さっきシアちゃんが朝食持ってきてくれたのです!」
「もうそんな時間だったのね...まぁ無理もないかな...。顔洗うから先に食べてていいわよ」
「ミラ様と一緒に食べたいから待ってるのです」
嬉しそうに言うからしょうがないなぁって思い顔を洗ってミリスと一緒に食べました。やっぱり誰かと一緒に食べられるって幸せよね。
朝食を食べ終わった私達は食器などを食堂に置きに行きました。そこでシアちゃんはお腹いっぱいなのかスヤスヤと眠っていました。
「シアちゃん寝てる顔かわいいのです」
「そうね、でもそっとして置いてあげるのよ?」
「はいなのです」
「今日もご飯美味しかったです、昨日は食べる前に寝ちゃってすみません」
「ミラちゃんにミリスちゃん起きたのかい?いいよいいよ、そんな時は誰だってなるもんさ。相当疲れてたんだね」
「そうだと思います」
「ミラ様すっごい疲れてたみたいなのです」
「それなら今日は部屋で休むのかい?」
私は首を横に振りミリスとギルドに行く事を伝えました。それを知って『無理するんじゃないよ?』と言われてしまいました...今日は報酬を貰いに行くだけですけどね。
「無理は絶対しません...多分...」
「曖昧だね...ミリスとミラちゃんが無理しそうになったらしっかり引き止めるんだよ?」
「任せて欲しいのです!ミラ様無理はダメなのですよ?」
「わかったわよ...しないわ」
「それでよし、さて私はシアを部屋まで運ぶかね」
「私が運びましょうか?」
「大丈夫だよ、この子私以外が抱っこすると蹴り飛ばして来るからね」
「そうなんですね...」
「シアちゃん強いのです」
「そうだろ?私と旦那の娘だからね!はっはっはっ!」
笑いながらシアちゃんを抱き上げて部屋まで運びに行ってしまいました。私達もそろそろギルドに行きましょうかと言い向かいました。
「ミリス後でお買い物に付き合ってくれるかしら?」
「もちろんなのです!」
「ありがとう、ミリス用も一応買っておかないといけない物があるからね」
「???」
ミリスは疑問符を浮かべながら首を傾げてます、でもね女の子には絶対必要な物なので買わないといけません。まだ来ていないから私も何とも言えないけど...。
「とりあえずわかったのです!」
「まぁ今はわからなくても...ね」
話をしているうちにギルドに到着し中に入りました、リィさんは受付で何かの書類と睨めっこしてますね...話かけていいのかな?
「あの...リィさん?おはようございます」
「あっミラちゃんにミリスちゃん来ていたのね、2人ともおはよう」
「おはようです!」
「それで難しい顔してどうしたんですか?」
「実はね?今年もランクアップ試験があるんだけど、その試験する森が初心者の子達じゃ厳しいんじゃって話がね...」
「そうなんですね...私はまだまだランクアップしそうにないですけど...」
「えっ?ミラちゃんとミリスちゃんならもうランクアップ試験受けれるわよ?」
「でも私達まだ全然依頼達成してませんよ?!」
「これはギルマスの指示です、君達2人を最低ランクに居るのは釣り合いが会わないって。それに昨日のあれでAランクまで上げたいがそれは出来んと頭を抱えてましたよ...ふふふ」
ちょうど話をしていると頭を抱えたレオスさんが部屋から出てきました。こちらに気付くと頭を抱えていたポーズをやめて普段のポーズに戻りました...別に戻さなくてもと思いました。
「2人とも来たか、時間があるなら私の部屋に来なさい」
「わかりました」
「はいなのです」
「シャーリィは仕事が終わってからで構わんからな」
「ギルマスの鬼!」
周りの人達は私達2人がギルマスの部屋に行くのでコソコソと声が聞こえてきます。でも嫌な事を言っている感じはしないですね。
「なぁ、あの子達またギルマスの部屋に行くみたいだぜ?俺まだ入った事すらねぇのに羨ましぃぜ」
「僕もだよ...もしかしてギルマスの隠し子の可能性が...」
「流石に無いだろ...ギルマスの女運はみんな知ってるだろ?」
「まぁな...だが一つだけわかる事がある!あの子ら2人とも...めっちゃ可愛い」
「「それな!!」」
何故か盛り上がっているけど何の話をしているのかしら...?何故か背筋がゾワッとする視線を感じだのでギルマスの部屋に入りました。下からはリィさんの『あの子達をそんな目で見るなぁ!』と言う言葉だけが響きました...。
「コホン...今何か聞こえたかもしれんが無視して構わん、それよりこれが昨日渡せなかった報酬だ。金額20枚と銀貨100枚だ...昨日でここまで稼いだ新人は君らが初めてだな」
「それをやらせたのレオスさんですよね...?でもこんなに貰っていいのですか?」
「たくさんなのです」
「もちろんだ、盗賊団を捕縛の報酬が銀貨100枚だったんだが...まさか魔術師殺しの短剣が2本も回収されるとは思って無かったんでな...1本で金貨10枚で国が買い取ったのだよ。悪用される事は無いので安心してくれ」
それを聞いてちょっと安心です...でも魔封石で作られる武器とか...私からしたらかなりの脅威ね。
「ありがたく貰いますね、ミリスと半分こね」
「わーいなのです!これでミラ様に何か買ってあげられるのです!」
「2人とも仲良しでよいな...。コホン...少し話題を変えるが君達にランクアップの話を提案したい。上げられてもBランク、プラチナまでが限界だったかな...受けるのであればこちらから手配するが?」
「ミリスはどうする?かなり大変だし注目も集まるかもしれない。お金は多くなるかもだけど危険も増える」
「うーん、ミリスはミラ様とならどんな大変な目にあっても平気たのです、それにもう人質に取られるような事はさせないのです」
少し悲しい目をしたミリスはすぐに明るい感じに戻りました...。あの事気にしてたのね...ごめんなさいね。
「わかったわ...レオスさんその話受けます」
「受けてくれるか...一気にここまで上がったものはかなり少ないが事例はある、何も不正をしていないとこの俺が保証しよう」
「ありがとうございます...試験の日だが2日後ギルドに集まってくれ」
「わかりました」
「はいなのです!」
コンコンとノックされ扉が開きました、入ってきたのはリィさんでした。
「やっと仕事終わったぁ...2人を見ると私の疲れも飛んでいくぅ」
「シャーリィよお前はもう少し...いや言っても無駄だな...」
「リィさん抱きつかないでください!」
「いいじゃない、私とミラちゃんの中じゃない」
「ミラ様とリィさんは仲良しさんなのです!」
「もちろんミリスちゃんとも仲良しだよ」
「嬉しいのです」
「それで話はどこまでしたんですか?」
「もう全て話終わったが...」
「えっ?......」
「それじゃ私達これからお買い物に行くので......失礼しますね?」
「あぁ、2人とも今日はありがとうな。女の子なのだから体には気を付けるのだぞ?特に...」
「わ...わかっています......」
「ギルマス...あまりそう言う事言わない方がいいですよ?気持ちはわかりますけど...普通にキモイです...」
顔を赤くした私も見てレオスさんは何かを察したらしく『すまん』と言いました...別に引いてる訳ではなく、男の人に言われるのに慣れていないだけなのですよ?...でもレオスさんごめんなさい...ちょっと引きました...。
まさかもうランクが上がる話になるとは...凄いですよね。ギルマスのレオスさんはちょっとデリカシーが欠けていますが悪い人ではないんですけどね。
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Xもしているので気になる方は確認してみて下さい、ほとんどどうでもいい事書いてますけど...。




