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トンカツを食べたい

作者: 水稀リョウ

今日の夕飯は何を食べようかな

そんなことを考えている時が幸せだ


ちょうど腹も減ってきた

時計を見たら18時を回ってた


でも食べたいものが浮かんだら

面倒臭くなる

それを準備するのは 自分だから


なんでだよ

こんなにお腹が減ってきたのに


誰に会うでもなくただ一人でご飯を食べに行くためだけに

髪を整えて 化粧をして

15分も歩いてまでトンカツを食べにだなんて


ああ腹が鳴る

自分の腹の音なのに その間抜けさとタイミングに

気恥ずかしさで腹が立つ


あーあ誰かトンカツを用意してくれないかな

そしたらまた幸せになれるのに

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