真剣に読まないように(続)。 果実。 作者: caem 掲載日:2022/03/16 握りつぶさないようにしていたから とても暖かくて ピクピクしていてた生命の鼓動は 芋虫であったとしても それはたぶん抱き締めあってた 安っぽいホテルのベッドで 傷口を舐めたあとで 汗まみれになったあとで 清らかになるなんて 言い訳でしかならないだろう 欲望にまみれた ひどい表情が鏡に映る 物語っている ただ失望から 苦しみから逃れたかった 委ねた先に何があるかなんて どうだって良かった 「ずっと……一緒なのよ」 目の前で囁いたリリス(・・・)