果実。
握りつぶさないようにしていたから とても暖かくて
ピクピクしていてた生命の鼓動は 芋虫であったとしても
それはたぶん抱き締めあってた 安っぽいホテルのベッドで
傷口を舐めたあとで 汗まみれになったあとで
清らかになるなんて 言い訳でしかならないだろう
欲望にまみれた ひどい表情が鏡に映る 物語っている
ただ失望から 苦しみから逃れたかった
委ねた先に何があるかなんて どうだって良かった
「ずっと……一緒なのよ」 目の前で囁いたリリス
握りつぶさないようにしていたから とても暖かくて
ピクピクしていてた生命の鼓動は 芋虫であったとしても
それはたぶん抱き締めあってた 安っぽいホテルのベッドで
傷口を舐めたあとで 汗まみれになったあとで
清らかになるなんて 言い訳でしかならないだろう
欲望にまみれた ひどい表情が鏡に映る 物語っている
ただ失望から 苦しみから逃れたかった
委ねた先に何があるかなんて どうだって良かった
「ずっと……一緒なのよ」 目の前で囁いたリリス
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