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天に二日無し  作者: OWL
第二章 天に二日無し ~前編~
346/397

番外編⑥:ニキアス

「陛下、本当によろしいのですか。私から王妃殿下にお伝えしても構いませんが」

「よせ。傷口に塩をなすりつけるだけだ。カートリーは死んだ。どんな理由があろうともう今まで通りには振舞えん」


マルーン公領に派遣していたマミカから裏切りがあったと通報があり、カーバイドを派遣した所、カートリーは亡者と合体した異形の姿になっていた。

再び失踪したヴィターシャを捜索に来たスパーニア勢と共に倒したものの、マミカは失踪していた。


「領地も捜索もエンマに任せる。もういいんだ」


エンマを通じてグランディから離婚の意志が伝えられ、疑わしい行動が見られたマミカの追跡を依頼した。


「無念です」

「カートリーの実験映像は処分しろ。絶対にグランディにみせてはならん」

「はい、スパーニアには?」

「口止めしておけ」


メドン、ベラーなど譜代の有力家臣は皆死んだ。

バントアンバー、マルーン公を身内にするのも失敗した。

シュランナは去り、マミカも消えた。


「カーバイド、お前も参戦しろ」

「は、しかし陛下のお側が心もとなくなります」

「プレストル伯がいる。遠征で活躍してくれる事が俺の助けになる。行ってくれ」

「は」


旗揚げした最初期の規模にまで領地は小さくなり、家臣を失い自棄になりたい心境のニキアスだったが、踏みとどまって必要な判断を行った。


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2022/2/1
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