出逢い
新しいお話です。
よかったら読んでくれると嬉しいです。
世界はいつ滅びてもおかしくはない。世界はまさしくそんな状況だった。
かつて栄えた国は滅び、王族だった者は奴隷にされ、売られる。
そして売られた者は主人の言うことを聞き、奉公しなければならない。それは家の仕事だけじゃない。
奴隷にされた者は皆痩せていく。そして身も心もぼろぼろになり死んでいく。
まあ、俺には関係無いことだがな。
砂漠を歩いていると一つの店があった。とりあえず俺はそこで休むことにした。
「いらっしゃい。あたしの名はメージェス。あんたはどんな商品をお求めかい?」
……ここは奴隷売りの店か……。とりあえず俺は一通り見てまわることにした。しばらく歩いていると男がいないことに気がついた。
「女しかいないのか……。」
奴隷売りの女を見るとこちらを見て笑っている。
……気持ち悪いやつだ。
歩いているとふと目に止まる奴隷がいた。
青みがかった銀髪に紫色の瞳。俺から見ても美しい娘だった。
その娘は俺を睨んでいた。まるで何の用だと言っているようだ。
「お前さぁ……俺と一緒にこねぇ?」
その少女は一瞬驚いたような顔をした。それもつかの間、少女ははっきりとこの言葉を口にしたのだ。
「い、行く!!」
、と綺麗な声で。
「その娘は残念ながら売ってないんだ。別の娘にしな。」
女をがそう言った。だが俺は心の中で笑った。
「そう簡単に手放せるかよ。」
「え」
俺がそう言った瞬間、少女はびっくりしたような声を上げた。何故なら俺は少女が入っていた牢獄の中にいたから。
「お前は魔術師か……」
女が呟く。
「キャッ!」
俺は少女を担ぎ上げ、瞬間移動をする準備をした。
「それじゃーな。下らない奴隷売り。」
俺たちは瞬間移動をした。
ついたのはおそらく隣の国のアスタロッサだ。ここはまだ栄えているらしい。
「とりあえず手と足出せ。」
「え……」
「鎖、外すだけだから。」
俺が一言付け加えるとおそるおそる差し出してきた。まず、手の方に魔力をぶつけてみた。すると鎖はバチンと音がして跡形もなく消えた。
次に足にも同じようにやってみた。結果、手と同じようになった。
「次は……宿と服だな。」
まず俺たちは宿を探した。そして部屋をとって服を買いに行った。
「そういえばお前、名前なんていうの。あっ俺はライラね。ライって呼んでいいよ。ちなみに23歳。」
「……アイリス。15歳。」
意外と若いな。とりあえず俺たちはさっぱりとした服を探して買った。そして宿に戻った。
次は少し短めです。




