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誰も知らない誘拐事件  作者: 空波宥氷
25/28

主な登場人物


・反町友香(ソリマチ ユウカ

中華街に暮らす探偵少女。中学2年生。

ピンク味の帯びた白い髪に、赤い瞳を持つ。

茉莉花茶が好き。



・青山清花(アオヤマ サヤカ

神奈川県警の刑事。友香の姉的存在。

英国人と日本人のハーフ。

灰色の髪色に青い瞳という身体的特徴を持つ。

愛車、ナナマル(JZA-70)の整備が趣味。



・神津柳(カミツ ヤナギ

中華街で探偵事務所を営む女性。

カールしたショートボブと眼鏡が特徴。

友香の叔母にあたる、母親的存在。32歳。


26


 彼は恵まれていた。

 彼には家族がいた。仲間がいた。あの激動の時代を共に生きた戦友がいた。


 だが、気がつくと彼らはみんな死んでいた。

 彼の周りの人たちは、一人、また一人と死んでいった。




 彼は孤独になった。




 そんな時、偶然にも身代金の取り引きを耳にしたのだ。

 彼は思った。

 これは、チャンスなんだと。

 神様がくれた最後のチャンスだと。


 だから、魔が差したと言われればそうなのかもしれない。

 彼は犯罪に手を染めた。

 物寂しさが彼を犯罪に駆り立てたのだ。






「安心しなさい。何もしない。そんなことよりお腹が空いているだろう?」



 白髪の男が、テーブルにご飯を置き、お行儀よく椅子に座った少年に優しく語りかける。

 しかし、少年はただ彼をチラリと見やって、俯くだけだった。その瞳は、不信感に満ち溢れていた。


 その様子に、男は悲しそうな表情を浮かべ、部屋から立ち去った。

 結局、金だけでは寂しさを埋め合わせることなどできなかったのだ。


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