第5章
並んで歩く。
「こっちかい?」
「えーと、この木だったかな・・・たぶん右を通ったと思うんですが・・・」
懐中電灯と提灯。2つの光が夜の森の中で交差する。
「よし、やはりワイの思った通りだ」と自信たっぷりな顔をして、「ここをまっすぐ行けば大丈夫だ」
「はあ、そうですか・・・」
と私は力なく答える。カラカラの喉。
爺さんは早足になってくる。下駄のくせに。密集した雑草を物ともせずドンドン行く。案内してるはずの私が後れをとる。爺さん、後ろを振り返る。
「そういえば、あんた、どこから来たの?」
「名古屋からです」
「へ~それはまた、遠いとこから来たんだねえ」
提灯の柔らかな光。爺さんの傷だらけの顔を下から照らす。抜群の照明効果。
「はあ、ここが田舎なもんですから・・・」
また別の明かりがぼんやりと見えてくる。ヘッドライトだ。闇から車が浮かんでくる。
「あれかい?」
「そうです」
近づくと、待ちくたびれたかのように、後部座席の両側ドアとも勢いよく開かれる。私は「待たせたなー」と言う。子供たちは安堵の歓声をあげるが、すぐに見知らぬ人物の存在に気づき、怪訝な表情を浮かべる。
「この人は、あの家に住んでる・・・」次の言葉がつかえる。「そういえば、お名前を聞いてなかったですね」
「名前か・・・」と爺さんは一瞬、目を斜め上に走らせる。頭の中のメモをペラペラめくるように。「望月だ、望月正吾ってんだ」
「ああ、望月さんですか」
「あんたは?」
「え?あ、名前ですね、板橋と言います」
「いたばし?」
「えーと、板橋区のいたばしです」
「ああ、なるほどね」
子供たちを紹介する。
「いやあ、よろしく」爺さんの視線が浩介から理奈にすばやく移り、「賢そうなお嬢ちゃんたちだねえ。ケケケ」
理奈は恥ずかしさを感じる。ホットパンツからムチムチした太もも。爺さんは遠慮なくジロジロ舐めまわす。浩介の後ろに下がり、隠れるように会釈する。
浩介もこの老人に不安を感じているようだ。目が盛んに私と爺さんとの間を往復する。
私も不快だった。と同時に、またまた悪い予感が襲ってくる。ほんとうに、あの藁葺きの家に一夜の宿を求めて大丈夫なのか?
「じゃあ行くか」
爺さん、提灯の火を消し折り畳む。助手席のドアに手をかける。
「あ、すみません!」
思わず大声を出す。
「は?」
爺さんの間の抜けたような顔。
「やっぱり、そのう、御迷惑でしょうし、車の中で一晩・・・」
とびきりの笑顔になる爺さん。
「ケケケ!何を遠慮してるんだね。こんな狭いとこで無理だろ?」とすぐ近くにいる浩介に同意を求める。「あ?」
「は、はい!」と気圧されたように頷く。
「お嬢ちゃんも、風呂に入りたいだろ?」と浩介の肩越しに覗き込む。
「え?はあ・・・」と小さな声。
「なあ、こう言ってるんだからさ」と腕を組んで迫るので、
「そうですね・・・」と暗に抵抗の意思を示す。
沈黙の時が流れる。爺さん、眉間に皺を寄せはじめる。子供たち、不安そうに見つめてくる。
どうすべきか・・・狭い車の中。暗い森の中。極度の疲労。当たり前だ。遊園地を後にしてから4時間以上。ずっと道なき道を、スリルありすぎる運転を、極限の体験をしてきたんだ。頭がぼやけてくる。風呂か・・・サッパリするだろな・・・腹も減った・・・あの婆さん・・・旨いメシ食わせてくれるかな?・・・いや、何よりも水だ、飲み物だ、そう喉が渇いて乾いて、死にそうなんだ!
仕方ない。
言葉を絞り出すように、
「えーと、じゃあ・・・」子供たちから爺さんに視線を移しながら、
「お言葉に甘えさせてもらって・・・」
理奈と浩介の、えっ?という声が聞こえる。
爺さんは、
「よし!そうと決まれば善は急げだ」と嬉しそうにそそくさと助手席に乗り込む。
2人の子供に、心配するな、と苦笑混じりに小声で言う。それでも浩介は明らかに心配顔。理奈はムッとした表情で「ちょっと~」
私は「いいから、いいから」と苦虫を噛み潰したように言ってから、手を大振りに車の方向に動かし「さあ、早く乗りなさい」
ドアを閉めず開いたままの助手席。爺さんは薄笑いを浮かべ、じっと見ている。
異物が口に入ったみたいな感覚。
ドアがパタンと閉まる。
静寂が訪れる。
バックミラー。不機嫌な理奈。困惑する浩介。「いいクルマだね」
ダッシュボードを撫でる爺さん。
「はあ」
エンジンかける。シートベルトする。車内灯をバチッ。
暗くなる。
「バックしてくれんか」と爺さんは後方を振り返り、「はい、オーライオーライ!」
理奈と浩介、邪魔にならないよう体を斜めにずらす。
ブレーキランプだけが頼り。
慎重に、ゆっくりと、バックする。
「大丈夫だよ。ちゃんと見てんだから」
爺さんの催促。
「危ないですから」とだけ答える。「ああ、そうか。初めてだもんな。よし代わろう」
運転交代を提案。
「え?」「え、じゃないよ。この辺は庭みたいなもんだからな。目つぶったって行けるわな。ケケケ」
「はあ・・・」とブレーキ。理奈の苛立ち、浩介の怯え。
爺さん、さっさと降りる。運転席ドアを勢いよく開ける。さあ、と急かす。
「ちょっと待ってください」シートベルトを外す。
爺さん、運転席に座る。私、隣のシートに収まる。
「えーと、ハンドルはこれで、アクセルとブレーキはと・・・よく見えん」
「つけましょう」
バチッ。
「お、よし、わかった」一瞬の間をおいて、「クラッチがないな。オートマか」「ええ」「ワイのは軽トラでな、30年くらい乗ってるのかな。オンボロよ。やっぱりオートマの方が楽だよな。年とってくると大変なんだよな」と言いながら、点呼をとるように、人差し指でメーターからエアコン、カーナビ、ラジオ、ギア、ハンドブレーキなどを指していく。そして満足したように、私に向かってニッコリ。
イライラ。
何とか抑え込んで、口角をわずかに上げ、それに応える。
爺さん、バックミラーを少し動かす。相変わらず苦い表情の理奈を見てニヤリ。
「お嬢ちゃん、疲れたかい?もう少しで着くからな」とキーを回すような仕草をするも、「あれ?エンジンが・・・」
「あ、これを押すんです」スタートボタンを指し示す。
「これ?押すの?」エンジン音が鳴る。「おう、すごいね。大したもんだわ」
私は無理に笑顔をつくる。
「よし、じゃ行くぞー」
ギアをドライブにシフトする。ハンドブレーキを下ろす。
私は車内灯を消してから、急いでシートベルトを装着する。大丈夫か?事故なんて勘弁してくれ!後ろの子たちも緊張した顔つきだ。
爺さん、私の動作に気づく。
「ケケケ、そう心配しなさんな」と軽い笑い声を立てながら、「そりゃ、おめえ、ワイはいい年だがよ、こう見えて運転は巧いんだぜ。ま、若い時分は無茶やってたから、事故もだいぶやってるけどよ、そんなの大昔の話よ。今はもう、安全運転だ」と言うなり、下駄でアクセルを思いきり踏む。
猛スピードでバックし始める。
ダッシュボードに頭をぶつける。後ろから「キャッ」と叫び声があがる。エンジン音が鳴り響く。激しくバウンドする。草がボディをこする荒々しい音。
「しっかり掴まっててな」
爺さんは顔を後ろに向け、左手は助手席の端をつかみ、右手でハンドルを小刻みに動かす。
黒い世界に赤い光が点滅する。木や草が激流のように流れる。小石が車体を叩く。冷や汗が出る。出鱈目にバックしてるように見える。ドアポケットの縁を痛いくらいに握りしめる。
大きな木の幹がスレスレに横切っていく。
「ちょっと!」思わず叫ぶ。
「大丈夫、大丈夫。もうすぐだ」
1分後、急停止する。またも頭をぶつける。理奈と浩介も「痛ーい!」「イテッ!」
爺さんは皆を見回しながら、
「わりいなー。雑草にタイヤが取られるとまずいんだわ」
「イタタ・・・いくら何でも出し過ぎですよ」と不平を漏らす。
爺さんは困ったような顔をしていたが、目はいたずらっぽく笑っている。
「まあ、こっからは、ゆっくり行くからよ。道に出ればすぐだからな」
右にハンドルを切る。木々の間を縫うようにメビウスを走らせる。
「大丈夫か」後ろを振り返り、子供たちに聞く。
「うん」と浩介。「大丈夫・・・」と理奈はおでこをさする。
爺さんはハンドルを軽快に動かしながら、
「なーに、これも夏休みの冒険だと思えば悪くないだろ?」とバックミラーで理奈を見る。
「・・・」
理奈、ミラー越しの視線から逃れるように、顔を窓に向ける。
爺さんの目つきが鋭くなる。舌打ちの音が聞こえる。
道路に出る。未舗装の泥道。揺れは少なくなる。
爺さん、満足したように「よっしゃ、ここまで来りゃ大丈夫だ。もうすぐだぜ」と明るい声で言う。
シーン。
誰も返事しない。爺さんに対する嫌悪感だけではないだろう。単に疲れ切っていたせいもある。
爺さん、気にする素振りも見せず、話を続ける。
「いやあ~いつも、あの婆サマと2人きりだろ。ストレスが溜まるんだよ。あれがまた、とんでもないババアでなあ。ガミガミうるせえし、ケンカすりゃ、包丁で追っかけ回してくるしな。ケケケ」
ちょっと開けた場所に出る。
「よし、着いたぞー」明るい声が響き渡る。
白の軽トラが無造作に置いてある。その横に止める。
ハンドブレーキ。エンジンを止める。ヘッドライトを消す。エアコンを消す。
時刻は22時を過ぎている。
爺さんは、にこやかにドアを開けながら「家は、こっからすぐだ」
荷物はどうするか?
泊まるわけだから、着替えは持って行かないといけないだろう。
後ろを振り向き、「よし、着替えはいいな。母さんのはオレが持っていくから。降りるぞ」と子供たちに言う。
2人とも緊張と疲労がない交ぜになった表情。理奈は、私のはトランクにある、と言う。
車外に出る。懐中電灯をつける。相変わらずの暗さ。が、遠くに光が見える。
私と、大きめな黄色いリュックサック。理奈と、小振りな白いリュックサック。浩介と、普通サイズの青いショルダーバッグ。
爺さんは提灯を手に持ちながら「よし、行くぞ」
「待ってください。荷物を出すんで」少しぶっきら棒な口調で言い、「キーいいですか?」
爺さん、眉を顰める。
「ほらよ」
ポーンと投げる。
地面に落ちる。
私は露骨なまでに不快な顔はしない。今は、渇きと空腹と疲労が全て・・・いや、トイレもしたくなってきた。
懐中電灯でキーを見つけ拾う。トランクを開ける。妻の黒いボストンバッグと理奈の赤いトートバッグを取り出す。理奈に渡す。ドアをロックする。
その様子を見ていた爺さんは、こんな所で盗る奴なんているのかねとでも言いたげな表情。
「いいかい」と冷淡に言うが、提灯の明かりが理奈の生足を捉えると、途端に相好を崩す。「ケケケ」
理奈、さっと明かりから逃げる。浩介、オドオドしている。私、ぼんやりと見ている。
爺さん、提灯を右へ動かす。「こっちだ」と歩き出す。
私たちファミリーは顔を見合わせる。もはや選択の余地はない。私は力なく、首を爺さんの方に振って、ついていくように促す。浩介がトボトボと爺さんの後に続く。その後を理奈がこれまたダルそうに歩いていく。最後に私が懐中電灯で前方を照らしながらゆっくりと歩き出す。
虫の合唱。川の流れる音。
小さな川にかかった、小さな木の橋を渡る。ぼんやりと明るくなってくる。大きな黒々とした藁葺き屋根。長女と長男は立ち止まって見上げる。爺さんは提灯を折り畳むと戸を開け、「さ、入った入った」
入る。
土間。広い。爺さんの下駄がカランコロンと軽快な音を立てる。
長細い蛍光灯が4本。自家発電なのだろうか。青白い光。
その先にオレンジの光が見える。巨大な囲炉裏のある板敷き。10畳くらいか。薪がバチバチ燃えている。蛍光灯も2本あるが、少し薄暗い。
「あ、来たね」
婆さんが土間に降りてくる。
「大丈夫だった?」
育子がすっかり寛いだ感じでイグサの円座に座っている。
「さあ、上がって上がって」
爺さんは下駄を脱ぐと、私たちを囲炉裏の奥へ誘導する。
焦げ茶のデッキシューズを脱ぐ。横には、育子の安物の黒いパンプスが雑に置かれている。理奈はピンクのサンダル、浩介は黄色のスニーカーを脱ぐ。
育子が、スリッパはないの、と言う。こんな山奥の生活では必要ないということか。
荷物を壁際に置く。
「爺さんや、この人たちな、お腹空かせてるそうだから」と婆さん、台所から声をかける。「ああ」と爺さん、提灯を戸棚にしまう。「味噌煮込みを作ってるからよ、手伝ってよ」と婆さん、かまどの鍋にフタをする。「分かった。その前に便所行ってくるわ」と爺さん、横の黒ずんだ板戸を開ける。
私は「あのう、僕もトイレしたいんですが・・・」と声も絶え絶えに聞く。理奈と浩介も訴える。
「おう、そうか。なら、先にしな。こっちだ」
爺さんの案内。
長い廊下に出る。小さな裸電球が1つ。弱弱しく光っているだけで、ほの暗い。
右に曲がる。靴下だから静かな筈だが、ギシギシと床が鳴る。
突き当りをまた右に曲がる。すぐ左に便所。
その先は縁側。左はカーテン。右は障子が並んでいる。大きな裸電球が1つ。奥の方は暗くて見えない。
先に理奈が入る。
5分くらいかかって出てくる。スッキリしたはずだが微妙な顔である。チラっとこちらを見て、囲炉裏のある板間に戻る。
次に浩介。
その間、爺さんは土壁に寄りかかり、腕を組んで、山奥での苦労話を面白おかしく聞かせる。
3分後、浩介が出てきて、姉と同じように微妙な感じで戻っていく。
2人とも、どうしたのだろうか?その答えは、便所に入ってすぐに分かった。
強烈な臭さ。和式の汲み取り。
狭くて息が詰まりそうだ。白い便器。所々、糞の跡がべったり。赤くて薄っぺらいスリッパ。木製のドア。上部に磨りガラスが嵌め込まれている。ガタがきているようで閉まりが悪い。ガラスが音を立てる。ロックはない。床。水色っぽいタイル。小石を敷き詰めたような模様。壁。黄土色の漆喰。大部分が黒ずんでいる。正面の上方。小さな窓が開いている。気休め程度の換気。用をなしていない。白い天井。ヒビが四方に入っている。これまた中くらいの裸電球が黄色い光を放っている。が、その横には大きな蜘蛛の巣が・・・
ふいに、尿意だけでなく便意も催してきた。おいおい、こんなとこに長居したくないのに勘弁してくれ!仕方ない。ズボンを下ろす。ウンチングスタイル。強烈な腹痛が襲ってくるが、中々出てこない。冷や汗が止まらない。思わず、うめき声が漏れる。「どうしたね?」爺さんの声がすぐそばで聞こえる。「ああ・・・」息が苦しい。「いえ、ちょっと、そのう・・・」間断なく脳天を貫く激痛。「ウンコかい?ケケケ」くそっ!クソジジイめ!ほっといてくれ!と怒鳴りそうになり、寸前で言葉を飲み込んだ。ゴロゴロという音が腹から轟いてくる。「おや?下痢かい?」プ~ン。「それは困ったなあ~ワイもオシッコ我慢してるんだがね」プ~ン、プ~ン。便器の穴から蠅2匹の御来訪。ゴロゴロ。うっ。もうすぐ出そう。しかし、激痛もピークに達している。がんばれ自分。大丈夫だ。これを乗り越えれば・・・コン!コン!ドアのガラスが響く。爺さんの催促ノック。「板橋さんよ~まだかね~こっちも漏れそうなんだがね~ケケケ」ゴロゴロ、プ~ンプ~ン、コンコン、頭がおかしくなりそうだ。強烈な吐き気も襲ってくる。思わずタイルに両手を置く。蠅がしつこく顔の回りを纏わりつく。神様・・・たすけて・・・ください・・・もう限界・・・
ピー!ブリブリ!出た。ボトン!ブリブリ・・・クソの奔流だ。ようやく解放されたが、とんでもない悪臭が立ち昇ってくる。逃げるように、ズボンを上げてドアを開ける。
すぐ近くに、ニヤついた爺さん。
「やっと出てきたか」
「どうもすみません」
戻る途中、背後から、「くせえ~!!」
私たちは、囲炉裏を囲んで座る。
トイレも済ませたし、麦茶で渇きも解消したが、育子以外は疲れ切って無言である。確かに、彼女は体力的にタフな女ではあった。
便所から戻った爺さん、すぐ土間に降りる。
婆さん、「遅かったね~白菜、切っておくれ」
爺さん、あいよ、と30年以上は使ってそうな大型冷蔵庫のドアを開ける。
育子、小声で「望月さんとおっしゃるご夫婦でね、ここで自給自足の生活をしてるんだって」と言うと、ちらっと台所の方に視線を移し、「電気はソーラーパネル、火は薪で炊いてるし、水も川から汲んできてるんだって」
理奈、囲炉裏の火をぼんやり見つめている。
浩介、回りをキョロキョロしている。
私、台所で忙しそうにしている老夫婦を観察する。
かまど。鍋から煙が勢いよく出ている。流し場。婆さんが水を大量に流しっぱなしにして、うどんを洗っている。その横で、爺さんが軽快にリズミカルに、まな板を響かせている。冷蔵庫の向こうには、大きな樽や臼みたいなものもある。
育子が、おいしそうだね~とか、雰囲気あるよね~とか、1人で盛り上がっている。
囲炉裏。自在鉤と、途中に位置を決めるための魚形の横木がある。天井。長年の煙で真っ黒。壁。鍬や合羽などが掛かっている。テレビは見当たらず。
大袈裟に云えば、文明から隔絶されたような感じを受けたが、もう一つ気になることがあった。
匂いだ。
どことなく、変な匂いがするのだ。気を付けなければ、分からないレベルではあるのだが。
まあ、自給自足なら、シカやらイノシシやらを解体するだろうし、不自然とまではいえないかもしれない。
だが・・・