3人での大討伐大会
この町の近くには、ブラフマーの手はまだ行き届いてはいない、初心者の街だからであろう、その代り、
モンスターぐらいはうようよいる、少し行ったところの洞窟には、結構強いドラゴンもいるらしい、
ひとまずは、ゴブリンなんかや、ちっさいトカゲみたいなものを倒して経験値によりレベルを上げ、
倒したモンスターはギルドによって買い取ってもらえるシステムだ、ゴブリンが1000G、ミニドラ (ミニドラゴンの略)なんて呼ばれている奴は2500Gと敵の強さや稀少さによって、買い取りは上がっていくシステムだ、ちなみにこのギルドの買い取ってくれる地域の一番高いモンスターは、洞窟にすむ、ドラゴンらしい、鱗だけで1500G、牙なら2000G、翼で30000G、尻尾なら50000Gという、部位報酬まである、ちなみに、丸々一頭で1000000Gだという、これは、普通の肉体労働1年分らしい、なかなか良い報酬だ、
「いいか、セリム、ヴェール、今から、3時間でこの周りのモンスターで金稼ぎだ、相手の邪魔は無しで
獲物は見つけたやつのものだ、いいか?」
「もちろんでございます」そこでセリムが「洞窟のドラゴンって倒していいの?」
これは悩む問題だ、多分この辺のモンスターをどれだけ狩ったところで、ドラゴン一頭にはかなわない、
「無しだ、あのドラゴンは、一番稼ぎの多かったもので討伐する、もちろん報酬も、、わかってるな?」
わかったよ、了解です、とセリムとヴェールが答える。
まさか、この二人よりも早く洞窟行くなんて無理だし、負けたらかっこ悪いから、なんて言えない
「では、3時間後にギルドの交換所で待ち合わせだ、いいな」
そうして、3人の遊び半分、金稼ぎ半分の狩猟が始まった、
セリムは、元気よく走りだし、ヴェールはトコトコと歩いている、
おれも全力疾走して、狩りまくった、幸いモンスターたちはたいして強くもなく、基本ワンパンだ
3時間後、交換所に人だかりができていた、
では結果発表、
「俺は、ゴブリン132体、ミニドラ145体、あと、なんかわからんもの213体だ」
「では次は私が、ゴブリン212、ミニドラ112体、マスターと同じものが198体です」
だが、ここで思いもよらぬ事件が起きる、
そこには、数体のミニドラしかいなかった、
「セリムにはまだちょと狩りは早かったかな?」
まぁ、見た目は幼女だ、ミニドラ数匹でも多い方だ、
「違うよ?重かったからギルドの裏に積んであるの、もうちょっといるよ」
、、、、、、、、、、
ちょっとどころではなかった、まさしく山、ミニドラとゴブリンともい一種類わからん奴の山だ
「ねぇねぇお兄ちゃん、多くて数えられないから、数えてくれない?いいかな?」
どこでそんな可愛すぎる上目遣いを憶えたのだろう、
だが、可愛さもぶっ飛ぶ結果だった、
「ゴブリン456体、ミニドラ422体、分からん奴、、、ろ、653体、、、、」
そこでギルドのお姉さんが苦笑いで
「ミニドラ約720体、ゴブリン約800体、ソウリム約1060体
合計金額「4113500Gです、おめでとうございます」
俺たちはこの時間で、3人が1年間暮らせるだけの大金を手にしてしまった、、