ブラフマーと全力への道
大昔、オーディン、シヴァ、ゼウスの3体の神が力を使い生み出した悪魔、「ブラフマー」文字通りいくつもの世界を破壊してきた、その行為は神界をも困らせる大事件だ、
そんな知らせが入ったのは、ゼウスの塔から出た直後、家来みたいな人からじいさんに伝えられていた、
「報告があります、現在、ブラフマーがあらゆる世界を破壊して、最後には、神界を征服するつもりのようです、直ちにシヴァ様のご協力の要請を」
大慌てのじいさんと一緒にシヴァのもとに向かった
「なるほど、ブラフマーが力をつけ神界を乗っ取ろうと、、、面白い、わしに力及ぶと思うたのか、
だが、私が出ても面白くない、坊主、お前行けるだろ?あいつがどこまで強くなったかわからんが、まぁ死ぬことはないだろう、部下もつれているなら、相当な手練れのはずだ」
俺は感動した、
「いきなり、俺の力全開ってわけか、部下どころか、ブラフマーってやつもぶっ倒せるんじゃないのか?」
だが、シヴァが口にしたのは、驚きの、だが面白い言葉だった
「お前はまだ全力を出せん、力はあるが、使いこなせん、たとえ使えたとしても、精神が持たず、息絶えるか、本能の赴く(おもむく)まま、破壊の限りを尽くさんと止まらんじゃろ」
そこでじっくり考えた
「まだってことは、精神力と技術があれば、そのうち全力出せるってことだよな?おもしれー、俺が手下どもを倒しながらブラフマーってやつを倒すだけの力を使いこなしてやる」
俺の目線の先にはセリムとヴェールがいた、
「お前ら、世界の一つや二つぶっ壊すやつと戦うが、ついてきてくれるか?」
そこにはセリムの無邪気な笑顔と、ヴェールの優しい笑顔があった
「もちろんだよ、お兄ちゃんに協力できるなら私、頑張っちゃうから!!」
「もちろんでございます、マスターにご協力できますよう、全力を尽くさせていただきます。」
そして俺たちのたくさんの世界と神界をすくう冒険が始まった。