回想
スイマセン、ちょっと短めです
「お前は何も護れない」
沈み逝く艦が響き出す不穏協和から聞こえた唯一の声だった
「貴様に何が解かる」
実の父、瀧瀬進にを銃口を向けている
「グロック17か……お前も"組織"の一員か?瀧瀬一等海尉。
いや、海上自衛隊特務情報局、SIM(特殊陸戦隊)隊長さん?」
「日本共民党党首,瀧瀬進。対テロ防衛法に則り貴様を逮捕する」
俺は威圧するように言ったが通用しない。これが俺の親父だ
「俺は捕まらない。それだけだ」
「対テロ防衛法第一条2項、コノ法律ニ従ワナケレバ射殺ヲ認可ス
これにより俺は貴様を射殺しなければならない」
ちなみにこの2項は国民に公になる事は無い
「瀧瀬真…俺の子に生まれ、防衛大学校を主席で卒業。砲雷への
道に進みやがて超弩級イージス艦"しまぐに"の砲雷長となるが
極東事変により海自から身を引かざるおえなくなったが、
海自初の極秘情報機関、海上自衛隊特務情報局の局員として
潮崎一佐の敏腕工作員となるか……波乱万丈だな」
「だまれ」
俺は引き金を引いた、警告発砲である
「俺はT機関の機関長として貴様を追いかけてきた」
心理戦、自分の情報をどれだけ持ち合わせているかを見極める
ために使う話術。一度折れたように見せかけて相手の本音
を引き出す一種の"戦闘"
「T機関いや、瀧瀬機関、海上自衛隊特務情報局の史上最高の
情報・戦闘機関だよな?」
「それで?」
どうやら上手くいっているようだ
「MDIC(海上自衛隊特務情報局)と呼んでいいかな?」
「何故その名称を知っている?」
「さぁな……?」
俺が手玉に取られているような気がする
「MDICが何故俺の命を狙う?」
「これは国家の"意志"だ。逆らう事は出来ない」
「意志って誰だ?本当に国家なのか?まさか吉岡官房長官の
意志では無いよな?」
「吉岡官房の策謀ではない、あくまで国家の意思だ」
「では他に誰がいる?私を疎んじる奴は吉岡しかいない様な
気がするが?」
「我がMDIC司令、潮崎海将補からの命令で事が重大になる前に
始末しろと」
「ふむ……」
一体何分経っただろうか、ターゲットは全く喋らない
「喉元に刃を当てないとこの国は解からないのかな?」
「何?」
「どうやらこの国の"状況"はそこまで緊迫しているようだな」
「極東事変が起こりまだ日本は目覚めないのか?答えてみろ真」
初めて名前を言われたような気がする
「危機的感情が薄い、これは島国……海洋国家の傾向だと」
「礎……」
「礎?」
「そう、私はこの国のためにたくさんの静粛をしてきた。
だが目覚めたのがお前だけ。悲しい事よ」
「静粛?」
「真、俺と手を結ばんか?この国のために、この国を目覚めさせて
真の独立国家としてアメリカのしがらみから抜け出した真の国に」
MDICでは新規の小説で詳しく述べたいと思います
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