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記憶  作者: 一之瀬 輝
6/15

墓参り

 

 雨が降っていた。土砂降りの雨、、今年一番の雨だった


 昨日病院から退院し、恵子の墓参りをする事にした


 恵子が好きだった百合の花を持っていき墓の前に置いた


「・・・・・・」


 横から突風が吹き、持ってきた百合の花が散華するように散った


 なぁ恵子、お前は一体何を怒っているんだ?

 

 ……わかった、わかるまでお前のそばにいるよ


 煙草に火をつけて吸おうとするが火がつかない


 あと少しで点きそうなんだが突風で点かない


 そういえば恵子は俺が煙草を吸うのをよく怒ってたな

 もしかしてこれもそうなのか?


 しょうがないから墓の階段に腰をかけることにした


 スーツはビショビショになり立たせた髪もペッタリ下を向いた







 雨はかなりの間降った。俺もかなりの間墓にいた


 時計を見ると午後三時。実に六時間もいる事になる


 もう帰ることにした


 結局何もわからぬまま……


 家に着き軽くシャワーを浴び、また強引にアルコールで寝た


 深い夜は永久に続くような深さだった……










 今日は会社へと再び出勤しなければならない


 墓参りをして一つ気がついたことがあった


 素の"俺"を出す事だった。もう仮面を繕い自分に素直じゃない事を

 する事は疲れた。


 香水をつけて、ネクタイを外す。そして俺は愛車のキャディラックに

 キーを入れエンジンを点ける


 好きなCDをかけて煙草を吸う。これでいいんだ……


 会社の前に着き、警備員に事情を告げ駐車場に留めれるようにした


 エレベーターに乗り営業2課のオフィスに着いた


 「……おはようございます」


 課長に挨拶をし、課長はこう口を開いた


 「行ってよかったか?」


 俺は今ならこう言える


 「よかったです」


 「そうか、では仕事に励め」


 「ハッ!」


 つい昔の癖が出てしまった。周りの人たちが怪訝な表情を見せたが

 なんとか繕った。


 





 午前はひたすらクレームの時言うセリフを考えていた


 「おい!」


 誰かに声をかけられて意識を現実に戻す


 「上林さん」


 「もう昼だぞ食いに行けよ」


 時計を見ると十二時十分


 気分転換のためいつもとは違う屋上に行ってみた


 「……しまった」


 屋上はOLの昼食スポットであったのだ


 どっかから寄ってきたOLが

 

 「いっしょにお昼しませんか?」


 と誘ってきたが繰るく跳ね除けた


 屋上の一番奥に行き煙草に火をつけた


 いやな記憶が思い出される……










 


 



自分に文才が無いせいか伝えたい事がイマイチ

伝わりませんでした(笑


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