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記憶  作者: 一之瀬 輝
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≪第一話≫ 出会い

はじめまして、一之瀬 輝です。

初投稿で緊張をしております。

長い目で見てやって応援してください。頑張ります!

 俺は元海上自衛隊一等海尉、瀧瀬 真。何で'元'かって?


 今、俺は営業マンだから……



<出会い>


「おはよーミユ」


「おはよー」


「おはよう浅尾君」


「あ、おはようございます」


 私は浅尾美雪、26歳独身。「佐山建設」の本社で営業補佐という

 仕事をしています。一応OLです。

 友達には「ミユ」と呼ばれています


 今日は札幌支社から新しい方が来るそうです。


「ね、メグ!今日来る人カッコイイかな?」


 大熊幸子、31歳。

 通称「大食いの巨匠」で大食漢で私が勤めている営業1課では

 関取と言われている悲しい方です。

 でも本人が痩せる気が無いらしいのでみんな何も言っていません。


 「もし、カッコよかったら恋愛結婚したいなぁ〜」


 西嶋藍、30歳。

 父が大手ネット財閥「JAPAN COLOR」の社長であり、その愛娘。

 日本独自の色で海外の情報サービス社の渡り合うという決意の

 表しを社名にするほどの天才経営者。わが社、佐山建設の社長と

 旧知の仲でありコネ入社。もともと美貌なので受け付け嬢となり

 わが社の受付の年齢制限30歳まで受付嬢をまっとうした人物は

 彼女だけである。お見合いがきらいらしく、恋愛結婚願望らしく、

 彼氏が欲しいとずっと呟いている。けっこうモテルのに

 それに全く気が付いていない。

 

 「キャー!見て!土屋君から水曜日の夜、会えないか?だって!」

 

 中川佳澄、24歳

 営業1課きっての色恋魔。3ヶ月に一回、メールを見て絶叫する男の

 名前が変わっているというほど。まぁ、元から可愛いので男からは

 モテルんだけどね……。


 「美雪ちゃん、新しく入る人仕事できればいいね」

 

 風見葉子、37歳。

 1課のOLを纏める長。もうこの社には20年近く勤めていて、

 3年くらい前に来た新課長の右腕となりこの課を指導する立場

 となっている。私のことをすごく信用してくれている人で、

 私も同様の信頼を置いています。

 

 「まぁ、ミユのことを馬鹿にしたらぶっ殺してやるわ」

 

 村木恵梨花、26歳。

 私と同期で仕事がバリバリできる私の相棒。

 1度恋愛をしてひどい事をされたらしくもう恋愛願望は

 無いらしい。酒と仕事を愛すよい友達です。

 


 「おはよ〜」


 「おはようございますー」 


 課長だ。課長の挨拶はなんと言うか、覇気が

 無いからすぐにわかる。  


 潮崎武雄、59歳。

 営業1課の課長であり私たちのお爺ちゃんって感じ。

 基本的に怒らず語るタイプ。時折、休憩室で東京湾のほうを見て

 悲しそうな顔をするのが特徴的。昔は違う仕事をしていたが

 能力を買われ、3年前にくらいに違う会社から社長がスッパ抜いた

 らしい。

 

 ちなみに札幌支社は本社の次に規模が多く、出世して

 本社で働きたいならば、札幌支社を出るのは当然と

 されている。出世の登竜門ですね。

 

 「え〜前に言ったとおり札幌支社の営業2課から異動してきた

  瀧瀬 真君だ。みんな、仲良くしてあげてくれ。

  よし、滝瀬君入りなさい。」


 「はい、失礼しまっ ゴッ!」


 見事にドアの壁に頭をぶつけた。


 「馬鹿ね。」


 恵梨花の冷たい一言だった。

  

 馬鹿?コレが彼に対する私の第一印象だった……

批評・感想を頂けると嬉しいです。

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