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Lacerto.Ⅰ 自由人、登場!
「おじいちゃ〜ん!」
「おやおや、お嬢ちゃんや。
今日もお話しを聞きに
きたのかな?」
「うん!この前話してくれた
お兄ちゃんのお話しを
聞かせてくれる?」
「そうかそうか、、、、
お嬢ちゃんも気になった
のかぁ〜」
「このお兄ちゃんのお話って
おじいちゃんが集めていた
本の物語なの?」
「そうじゃよ。
今から遠い昔、、、
インターネットとやらが
それなりに発達した時代の
話でのぅ。
颯爽と登場したその者の
話は、当時は一種の都市伝説
として騒がれておったの
じゃ。」
「ふう〜ん。」
「それを本に書き留めた者が
おっての・・・・・・・
ちょっと赤茶けておるが
この本に書かれている
ものなんじゃ。」
「わ〜い!!
おじいちゃん
読んでよんで♪」
「これこれ
飛びつくでない....
今ではもう貴重な文献
なんじゃから」
「ぶんけんってな〜に〜?」
「本の事じゃよ。
じゃあ読んであげるから
おとなしく聞いて
いるのじゃよ」
「うん♪」
「今から何世代の前の人達が
いた頃のお話じゃ・・・」