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第九話 窒息!焼却!ビンタ!粛清オンパレード


「何だお前ら!森を燃やすなんて……。いくら魔物がいたとしても森は大事なんだぞ!女の子も泣いてるじゃないか!」


「なんだぁお前は……?この最高峰の貴族であるクルド様1派に歯向かうつもりなのか?」


 クルド……。パレット王国最上位の貴族で外道という事で有名だ。大のゴルフ好きで様々な森や村、山を開拓してはゴルフ場を製作するというこの国屈指の異常者だ。そういや……さっきナーシャ村を燃やすとか言ってなかったか?これは……だな。


「お前らナーシャ村も燃やすつもりなのか?」


「ああ!そうさ!愚民の住む所も命も必要ないからな!燃やした後はリサイクルしなきゃもったいないから俺の奴隷にして一生働いてもらうぜ!光栄だろぉ?」


 ふ、ふざけやがって……。やっぱり……だな。その僕の思いに呼応して2人も僕に話す。


「アスタ様?これは流石にライン超えですよね♪」


「あら……始めて気が合ったわ!じゃあ2人で言いましょう?じゃあせ――の!」


「「し・ゅ・く・せ・い♡」」


「だね……。」


 その言葉を聞いたクルドは激怒した。顔を明らかに真っ赤にして。


「な、何が粛清だ……。されるのは愚民のお前らだ!俺の軍団でゴミのキューブにしてやるよ!」


 1000を超えた無数の軍団が一斉に襲いかかる。どいつもレベルは80、前戦ったドラゴンより上だ。なら……こうするのが一番手っ取り早い。


「スクリームクルセイド!」


 この魔法は単純だ。対象は津波に巻き込まれて全員窒息する。これが処理的にも最適だ。


「ボボボ……ぷっ……ハッ……」


 千人以上の息の根を止めた。クルドも対象にはしていたが、ギリギリの所で助けた。……もっと、もっと、もっと……痛めつけなくては……。分からせなければ意味がないから。


「ハァ……ハァ……俺が悪かったもう手出しはしないだから……。」


「フレイム。」


「グハッ……熱い熱い熱い!」


「フレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイムフレイム………………」


 僕は何度も最下級の火の魔法を浴びせた。燃えた今までの村、森に懺悔させるためには少しずつ自身の身体を燃やせばいい。すぐに罪を解ってくれる。そうして燃やし続け皮膚がただれ原型が見えなくなったギリギリの所で僕は止めた。


「お、お願いします……。し、し、死んじゃ――」


 そこにビンタをお見舞いした。


「……もう一度」


「死んじゃ――」


 パン!


「……もう一度」


「死んじゃ――」


 パン!


「……もう一度」

 

 間違った答えを出す度にビンタを食らわせる。ついでに2人にも参加してもらった。


「アハッ……案外楽しいですね♪抵抗できない人を攻撃するのってこんなに楽しいってルビナス初めて分かりました!」


「まあ仕方ありませんよね……。少し気が引けますが……」


「あれっ……?もう死んでますよアスタ様?」


 もう終わりか?短かったな。最後に目玉二つくり抜こっと!


 


 


 


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