カルテー二の最後
司令官は陽仁達を回復させた
「すげえ…シルヴァにまだ、こんな力が…」
「な、なにが起こっているんだ!」
純一は動揺していた
(凄い…力が漲る…これが司令官の力…)
俺は体の奥底からゴウゴウと力が漲るのを感じていた
「な、生意気な!まとめて死ねーー!!」
エアンは今にも俺たちに襲いかかってくる
「司令官!!悪いですが、司令官とカルテー二で俺の親父を!!」
俺はさすがに2人同時には倒せない
親父には悪いが、先にエアンを倒す事を先決した
「なあ、陽仁」
しぐれが口を挟む
「なんだよ」
「陽仁が親父さんを倒さないで どうするんだよ 大悟と翔、圭介で任せな 陽仁は、司令官達といたほうがいい」
俺は少々、親父が敵になってしまった事で動揺していたようだ…しぐれの言葉で目が覚めた
「分かった、なにかあったら、通信機で!」
「ああ!」
俺は少し離れた司令官達の方へ向かった
「カルテー二、今…なにを考えている」
「シルヴァ?」
「滝を呼び戻す…と考えているか?」
カルテー二はドキリとした
「アホ 案外お前のほうではないのか お前は滝を慕っていたからなあ」
カルテー二とシルヴァはそれぞれのやり方で敵の攻撃を交わす
「ふん…何人来ようと無駄だ」
純一はカルテー二をナイフで刺そうとした
「くっ、シルヴァ…まさかお前に守られる日がくるなんてな」
シルヴァがカルテー二を庇った
「一時休戦、だからな 」
「おや?滝を呼ばなくていいのか? 」
「ふざけるな… あいつより数倍力が強いんだぞ」
「く、ははは… お前、さっきから避けてばかりではないか、攻撃しないのか」
純一はシルヴァをナイフで攻撃しようとすると
「司令官!!」
「…!!?」
「きたな 我が息子」
俺は間一髪の所で間に合った
「司令官!無茶はダメです!!」
「くっ、陽仁…」
「ははは、分かっているのか?陽仁 今お前が動いたら司令官は…死ぬぞ」
親父は司令官を人質にした
「くそ!!親父!!」
「ほう?陽仁だけ…でいいんだな」
「カルテー二!!来るな!!」
司令官は親父の腕から逃れられない
ナイフの刃先が司令官を襲う
「司令官…」
「陽仁、シルヴァをどうか、守ってやれよ やっぱり私は、こうするしかないんだ」
カルテー二は親父と共に自滅する道を選んだ
カルテー二の顔は、悲しい笑顔だった
「カルテー二…!! そんな…!!」
俺はただ、立ち尽くしていた
「カルテー二!!やめろ!!」
「覚悟しろ!! "幻影"…"分身"!!」
カルテー二の分身がいくつも現れた
「カルテー二!!」
「"幻影、呪縛"!!」
2人は黒いオーラに包まれ、消えていった…
「親父… 改心、しなかったな…最後まで…」
俺は涙が止まらなかった
「泣いている、暇はない 今はしぐれ達の所に向かおう?」
司令官は俺を優しく抱きしめてくれた
「…はい…」




