2人目の強敵
「あいつは強敵だ気をつけろ」
カルテー二はそう言った
圭介はまた敵に寝返るかもしれないと思いつつ、警戒しながら先へ進む
「カルテー二、滝は本当に戦えなくなった もう戻ってこない」
「ああ、分かっている お前、名は」
「蒼山 圭介」
「するとあいつの弟か 息子はいるのは知っていたが」
「親父はなにも言って無かったのか?」
「敵同士だ、私たちは… そんな事、話すわけも無い」
カルテー二は当時ここのアジトの幹部だった
「今は…戦友、と言っておく」
一方、俺は
「翔…しぐれ…!!!」
俺は後から仲間を追いかけることになり、走って探している
「くそっ、どこにいるんだみんなは…!」
「ーー無様だな 後からついてこようとは」
天井から敵の声がした
「誰だ!!」
すると、頬にピシッ!っと傷がついた
「…エアンだな…!!出てこい!!」
「その前に、こいつと勝負してからだ」
「何!?」
足音が聞こえてくる
「… 陽仁…久しぶりだなあ」
「え…!?」
その姿は、親父だった
「父さん…!? な、なんで」
俺は思わず後ずさる
親父はかつて、滝を敵視していた
俺を、滝を倒そうとさせた人…
純さんは親父を罰として監獄へ連れて行ったが、アジトにいた、なんて…
「司令官になったんだってなあ、おめでとう まずは小手調べ」
親父は、笑っていなかった 見たことも無い表情をしていた
後から駆けつけたカルテー二達も着いたようだ
「あれは…!?純一!?」
「カルテー二?どうしたんだ?」
「あれは陽仁の親父だ!!あいつ…復活させたな!?」
カルテー二は俺のもとへ走ってきた
「陽仁!!!離れろ!!」
「カルテー二!?? 敵がまた来たのか!?」
「私はお前たちの味方だ!! 滝がいなくては、この街は大変なことになる!!お前が強くならなければ…!!」
「カルテー二…」
親父は俺たちの事はお構い無しに、技を出てきた
「"幻影呪縛"!!」
「なんで…親父…!!」
「陽仁!!」
「カルテー二… 貴様が陽仁の味方になるとはなあ 見損なったぞ」
カルテー二は俺の身体を抱きしめる まだ、不思議な感じだ
「くっ…親父…」
「陽仁、しっかりするんだ!!お前は、司令官だろう!?」
「カルテー二…」
「陽仁!!」
俺の名前を呼ぶ、圭介の声が聞こえた
「陽仁!!追いついたぞ!! カルテー二、お前は…まだ、信用しちゃいない だが、今は陽仁を守ってくれ」
「圭介… 分かっている」
圭介は能力を放出しながら、武器を構えた
「"地よ砕け… 天よ…我に力を…"!!」
「無駄だ !!」
「"天華乱舞"!!」
親父と圭介の技がぶつかり合った
仲間たちは技の爆風に耐えるのに必死だった
「くっ…!!なんて凄い威力…!!」
「陽仁は…!?」
しぐれは俺を探していた
「陽仁!!」
俺はふらふらになりながらも、立てていた
「カルテー二、お前がなぜ味方をしてくれているのか分からないが、俺は…」
そう言いかけると、また倒れてしまった
「陽仁!まだ駄目だ!まともに食らったんだろう!?」
翔は俺の肩を支えた
「カルテー二… まだ、あの技…使えるか」
「圭介?」
エアンはまだ、立っている
アジトはもう崩壊寸前だ
「く、しぶとい奴らだ… 」
「兄貴の仲間達もやられた 俺たちがやるしか、ないんだ!!」
圭介は精一杯、力を振り絞る
「俺に…俺に、力があれば…!!」
圭介の目の前に、大悟が現れた
「今、俺が暴れないで いつやるんだよ 圭介、仲間達を連れて逃げるんだ!!」
「大悟…!?」
大悟は1人で戦う気だった




